操縦士により引き起こされた事故
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「操縦者による自殺」の記事における「操縦士により引き起こされた事故」の解説
発生日時実行者飛行の分類航空機死亡人数概要機体の写真出典 000000001972-03-27-00001972年3月27日 操縦士 一般航空 強奪された航空機 1 (ショフクノフ) 操縦者はティモフェイ・ショフクノフ。ショフクノフは、アントノフAn-2を自宅のアパートに墜落させた。 1976年3月23日 操縦士 一般航空 児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件 1(前野霜一郎) 操縦者は前野霜一郎。パイパーPA-28で世田谷区等々力にあった児玉誉士夫邸に突入し、家政婦が負傷したが別室で就寝していたため無事であった。前野は記念撮影として調布飛行場から機長とカメラマンら3人が搭乗する別のセスナ機と編隊飛行中に逸脱し、事件を起こした。動機はロッキード事件に絡んでいた児玉に対する怨嗟。 000000001976-09-26-00001976年9月26日 操縦士 一般航空 強奪された航空機 5(セルコフと地上の4人) 操縦者は、ウラジーミル・セルコフ。セルコフは、アントノフAn-2を使い、元妻と2歳の息子が訪れていた元妻の実家に墜落した。 000000001977-01-05-00001977年1月5日 操縦士 一般航空 コネラン航空惨事(英語版) 005 5(フォーマンと地上の4人) コネラン航空(英語版)の元社員で、仕事上の不満を抱えていたコリン・リチャード・フォーマンは、オーストラリアのノーザンテリトリーにあるアリス・スプリングス空港で、ビーチクラフト バロンを航空施設に衝突させた。 000000001979-08-22-00001979年8月22日 操縦士 一般航空 強奪された航空機 004 4(整備士と地上の3人) ボゴタのエルドラド国際空港に勤務する23歳の航空機整備士が、ホーカー・シドレー HS-748を盗んでボゴタ郊外に墜落させた。 000000001980-06-01-00001980年6月1日 操縦士 一般航空 バラ・ド・ガルサス航空惨事(英語版) 7(ミルホメフと乗客4人と地上の2人) ブラジル人操縦士のマウロ・ミルホメムは、妻や義母と口論になった後、妻が浮気をしていたことを知った。彼はその後、仕事で4人の乗客を乗せたエンブラエル EMB-721(ポルトガル語版)を、家族が所有するホテルに墜落させようした。しかし、彼はホテルに衝突することに失敗し、その手前にある、いくつかの建物に衝突した。合計で7人が死亡、4人が負傷した。彼の妻は数日後に自殺した。 000000001982-02-09-00001982年2月9日 操縦士 商業航空 日本航空350便墜落事故 024 24 事故前から機長は統合失調症を患っており、飛行中に第2・第3エンジンの逆推力装置を作動させて、墜落させた。副操縦士と航空機関士は途中で機体の異常に気づき、操縦のコントロールを部分的に取り戻したため、150人が生還した。 000000001982-09-15-00001982年9月15日 操縦士 一般航空 バンクスタウン空港事件 001 1 訓練生だったフィリップ・ヘンリク・ウォズニアックはソカタ TB-10を操縦し、オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるバンクスタウン空港(英語版)に墜落させた。駐機中だった地上の2機も、巻き込まれて破壊された。 000000001994-03-23-00001994年3月23日 操縦士 一般航空 ミズーリ州チェスターフィールド(英語版)のスピリット・オブ・セントルイス空港(英語版)からの臨時便 1 1 結婚生活や、その他、個人的な問題を抱えてたボブ・リチャーズ(英語版)は、故意にパイパー・チェロキーを地面に墜落させた。搭乗していたのはリチャーズのみだったため、墜落に巻き込まれた人は居なかった。 [リンク切れ] 000000001994-07-13-00001994年7月13日 操縦士 軍用機 強奪された航空機 001 1 ロシア空軍の技術者が、モスクワ郊外のクビンカ空軍基地でアントノフAn-26を盗んだ。技術者は燃料が尽きて墜落するまで機体を上空で旋回させた。 000000001994-08-21-00001994年8月21日 操縦士 商業航空 ロイヤル・エア・モロッコ630便墜落事故 044 44 機長が故意に墜落させた。 000000001994-09-12-00001994年9月12日 操縦士 一般航空 強奪された航空機 001 1 フランク・ユージン・コルダーは、機体をホワイトハウス南側の芝生に故意に墜落させた。 000000001997-04-02-00001997年4月2日 操縦士 軍用機 クレイグ・D・ボタン(英語版)事件 001 1 A-10の訓練をしていたクレイグ・D・ボタンは、突然に無線交信を絶った。A-10はその後、コロラド州の山に墜落しているのを発見された。 000000001997-12-19-00001997年12月19日 操縦士 商業航空 シルクエアー185便事故 104 104 機長が故意に墜落させたとみられているが、インドネシアの事故調査委員会は原因不明としている。 000000001998-09-06-00001998年9月6日 操縦士 一般航空 強奪された航空機 1 フロリダ州のエンブリー・リドル航空大学の飛行教官が、大学が所有している飛行機を強奪して墜落させた。 000000001999-10-11-00001999年10月11日 操縦士 商業航空(強奪) 1999年エア・ボツワナATR 42事件(英語版) 001 1 エア・ボツワナに勤めるパイロットがボツワナのハボローネにあるセレツェカーマ国際空港に駐機されていたATR 42を強奪し、その後駐機されていた2機のATR 42に激突させた。 000000001999-10-31-00001999年10月31日 副操縦士 商業航空 エジプト航空990便墜落事故 217 217 機長がコックピットから出た後、副操縦士のガメル・アル・バトゥーティは、アラビア語で「توكلت على الله(神を信頼する)」と繰り返しながら自動操縦を解除し、機体を急降下させた。アメリカの国家運輸安全委員会によれば、バトゥーティがこのような行動をとった原因は、特定されていない。その他の墜落の原因としては、エジプト民間航空局が、エレベーター制御システムの機械的故障を挙げている。これらの事故原因は、係争中である。 000000002002-01-05-00002002年1月5日 操縦士 一般航空 2002年セスナ172タンパ墜落事故(英語版) 001 1(ビショップ) セスナ172が、タンパにあるバンク・オブ・アメリカ・プラザに激突した。操縦していたのは、10代のチャールズ・J・ビショップであり、ビショップは遺書の中でアメリカ同時多発テロ事件について、ウサーマ・ビン・ラーディンを称賛していた。 000000002002-04-18-00002002年4月18日 操縦士 一般航空 2002年ピレリ・タワー墜落事故(英語版) 003 3(ファスーロと地上の2人) 65歳のルイジ・ファスーロが操縦していたコマンダー112(英語版)が、イタリアミラノのピレリ・タワーに墜落した。 000000002005-07-22-00002005年7月22日 操縦士 一般航空 2005年プラツァー・キービッツ ベルリン墜落事故 1 39歳の操縦士は、ドイツベルリンの国会議事堂の正面にある道路に、自身が所有する軽飛行機であるプラツァー・キービッツ(英語版)を故意に墜落させた。 000000002010-02-18-00002010年2月18日 操縦士 一般航空 2010年オースティン自殺攻撃事件(英語版) 002 2(スタックと地上の1人) アンドリュー・ジョセフ・スタック3世は、テキサス州オースティンにある国税庁のオフィスが入っているエシュロンビル1号館に、パイパー・ダコタを故意に墜落させた。 000000002012-07-17-00002012年7月17日 操縦士 商業航空(強奪) 強奪されたカナディア CRJ-200 001 1 民間機のパイロットがアメリカユタ州のSt. George, Utahにあるセントジョージ・リージョナル空港(英語版)に駐機されていたスカイウェスト航空のCRJ-200を強奪した。パイロットは機体をターミナルビルに接触させながら駐機場まで走行させ、その後拳銃で自殺した。 000000002013-11-29-00002013年11月29日 操縦士 商業航空 LAMモザンビーク航空470便墜落事故 033 33 機長が故意に墜落させた。ブラックボックスの音声記録を解析したところ、副操縦士はコックピットから締め出されていたことがわかった。 000000002015-03-24-00002015年3月24日 副操縦士 商業航空 ジャーマンウイングス9525便墜落事故 150 150 副操縦士のアンドレアス・ルビッツは、以前からうつ病と自殺未遂の兆候が見られており、治療を受けていた。当日、機長がトイレに行った隙を見て、副操縦士はコックピットのドアに鍵をかけ、機長を締め出した。その後、フランスのアルプ=ド=オート=プロヴァンス県の山中に、機体を墜落させた。 000000002016-10-11-00002016年10月11日 訓練生 一般航空 2016年イーストハートフォードPA-34墜落事故 1 1 機体はプラット・アンド・ホイットニー本社近くの電柱に激突し、墜落した。搭乗していたヨルダン人の訓練生であったフェラス・フレイテフが死亡し、フレイテフの担当教官が負傷した。調査官は、生き残った担当教官の証言から、墜落は「訓練飛行中に、フレイテフと教官が機体の制御方法に関して口論となり、フレイテフが衝動的に機体を墜落させた」と結論付けた。なお、この事故はFBIも調査していたが、フレイテフは諜報機関の所属でもなく、宗教的な発言もなかったため、テロ行為ではなかったと結論づけた。 000000002017-03-15-00002017年3月15日 操縦士 一般航空 2017年マニタウワッジ セスナ機墜落事故 1 経験豊富な操縦士であるシン・ロンは、アメリカのミシガン州アナーバーから、セスナ172Pで飛び立った後、行方不明となった。その後、航空機はカナダのオンタリオ州マニトワッジの近くで、墜落して破損し、さらに右のドアが開いている状態で見つかった。墜落現場では、飛行機の他に、人の痕跡や、足跡は見つからなかった。事故の調査官は、ロンが故意に飛行中に機外に飛び出し、無人となったセスナはそのまま飛び続け、やがて燃料を使い果たして墜落したと推定している。彼の遺体は発見されないまま、死亡が宣告された。 000000002018-08-10-00002018年8月10日 地上職員 商業航空(強奪) 2018年ホライゾン航空Q400事件(英語版) 1 ホライゾン航空の地上職員リチャード・ビーボ・ラッセルは、シアトル・タコマ国際空港に駐機されていたボンバルディア・ダッシュ8型Q400を強奪し、無許可で離陸した。アメリカ空軍はF-15戦闘機をスクランブル発進させて追跡。ラッセルは追われながら、ピュージェット湾上空で曲技飛行を行い、その後ピュージェット湾南部のケトロン島に機体を墜落させた。 000000002018-08-13-00002018年8月13日 操縦士 民間機(強奪) 強奪されたセスナ525 サイテーション 1 家庭内暴力の容疑で逮捕されて、釈放された男が、飛行機を強奪した。彼は経験豊富な飛行経験を持つ操縦士で、妻を殺害する目的で、ユタ州ペイソンの自宅に機体を墜落させた。幸い、家の住民に人的な被害は出なかった。 000000002019-03-23-00002019年3月23日 操縦士 一般航空 キングエア 1 ボツワナで、パーティーに招かれなかった男が、会場であったクラブハウスに機体を墜落させた。クラブハウスの客は、衝突の前に避難しており、男だけが死亡した。
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