北帝国修剣学院
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「ソードアート・オンラインの登場人物」の記事における「北帝国修剣学院」の解説
ロニエ・アラベル 声 - 近藤玲奈 ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。キリトの傍付き見習い。16歳。 六等爵家という下級の貴族の出身で、他の格上の貴族たちからは下に見られている。他の上級修剣士たちから側付き練士として指名されなかったため、キリトの傍付きとなった。キリトに好意を寄せており、自分を助けるために禁忌目録を破って罪人として連れて行かれた時には、ティーゼとともに彼らの剣を届けて泣きながら見送り、自分を責めてしまう。 異界戦争では、キリトに会うためにティーゼと共に人界守備軍補給部隊に志願して赴いた戦線にてアリスと再会し、以前と違う彼女の雰囲気に驚愕した後、公理教会での戦いのあらましを聞く。心を失って沈黙するキリトに涙ながらに寄り添い、自らの行いがその遠因となったことを激しく後悔するも、アリスに諭される。そして、創世神ステイシアとしてUWにログインしたアスナやかつてキリトを傍付きとしていたリーナ、そしてアリスと共に、キリトとの思い出を語り合っている。 異界戦争終結後は「四帝国の大乱」をも潜り抜けたことから、見習いを経て整合騎士「ロニエ・アラベル・サーティスリー」となり、幼体の飛竜「月駆(ツキガケ)」と専用の剣「月影の剣」を与えられている。早く孫の顔を見たいという両親の想いに気づいていながらも、キリトへの想いから一生結婚はしないと誓っていた。ティーゼにもキリトの側室になることを勧められたが、彼がそういった振る舞いをしないことも理解している。 その後は結婚して子供を授かり、セルカがディープ・フリーズ術式を望んだ頃にティーゼと共に彼女を一人で眠らせるのは寂しそうだからと自身も石化凍結の道を選び、天命凍結の術式も受けたことで、外見は20代半ばのまま200年間をカセドラルで過ごす。そしてUWに帰還したキリト達の手で術式を解かれて目覚める。 ティーゼ・シュトリーネン 声 - 石原夏織 ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。ユージオの傍付き見習い。16歳。 ロニエ同様六等爵家の出身で、他の上級修剣士に指名されなかったことからユージオの傍付きとなった。ユージオに好意を寄せており、彼に「仮に整合騎士になれなかったときは、四帝国統一大会で爵位を得て自分の夫になって欲しい」という旨を嘆願する。 自分と同室の練士で、ウンベールの傍付きであるフレニーカが彼に辱めを受けていることにロニエとともに抗議しにいった結果、懲罰と称してライオスとウンベールに犯されそうになる。その際にユージオとキリトが自分たちを守るために禁忌目録を破って罪人になってしまったことを悔やみ、ユージオに将来必ず整合騎士になって彼を助け出すことを誓う。 異界戦争ではキリトとユージオに再会するため、ロニエと同様に人界守備軍補給部隊に志願し、そこでアリスと再会するもユージオの死を聞かされ、呆然自失状態になる。しかし、キリトが持っていた「青薔薇の剣」からユージオの想念を感じ取り、再起した後はロニエと共にヴァサゴとの闘いでキリトが目覚めるのを見届ける。 戦争終結後はロニエと共に見習いを経て整合騎士「ティーゼ・シュトリーネン・サーティツー」としてユージオの番号を引き継ぐことになった(ただし、作中でこのことを知るのはキリトのみ)。見習いになってからは幼体の飛竜「霜咲(シモサキ)」を与えられ、正式な叙任の際にはユージオの形見である「青薔薇の剣」をキリトから預けられている。一方、異界戦争の際に想いを寄せてきたレンリから求婚されており、ユージオの死を受け止めきれずにいることを思い悩んでいる。 その後はロニエと同じく結婚して子供を授かり、石化凍結・天命凍結の術式を受け、セルカやロニエと200年間をカセドラルで過ごす。そしてUWに帰還したキリト達の手で術式を解かれて目覚める。 ウォロ・リーバンテイン 声 - 村田太志 ノーランガルス帝立修剣学院主席。金髪の坊主刈りの男性。 北帝国騎士団の剣術指南に任ぜられる二等爵家の跡取り。腐敗した上級貴族の中では数少ない高潔な貴族で、ハイ・ノルキア流秘奥義「天山烈波」(SAOの両手剣スキル・アバランシュ)というすさまじい剛剣を扱う。リーバンテイン家の家訓は「強者の血を剣に吸わせる」というもので、それによって積み重ねたリーバンテイン家の責任感が彼の剛剣の源。 ギガスシダーの枝から作った黒剣で剣技の練習をしていたキリトを見学していた際に服へ泥をかけられ、懲罰と称して彼との立ち合いを申し込む。勝負時は本気を出して戦い、4連撃ソードスキル「バーチカル・スクエア」を放ったキリトと引き分ける。 その後は不明だが、アプリ版ではダークテリトリーとの戦争に備えるべく、従軍を父に申し出て口論の末に「単身でも従軍する」と申し出たことで父を折れさせ、旗下の兵達と共に参戦するほか、戦後の社会改革に奔走するキリトとアスナに「(キリトとの)勝負はまだついていない」と再度の立ち合いを条件に、リーナと共に貴族たちの説得に協力する。 ソルティリーナ・セルルト 声 - 潘めぐみ ノーランガルス帝立修剣学院次席。キリトを傍付きとしている凜とした美女。キリトは「リーナ先輩」と呼ぶ。 三等爵家のセルルト家の出身。遠い祖先が皇帝の不興を買って正統剣術のハイ・ノルキア流の伝承を禁じられた過去を持ち、それゆえにセルルト家は後々に「歩く戦術総覧」と言われるような、鞭や短剣などのさまざまな武器や柔の技による剣術を使うセルルト流を、苦労して編み出す。 長い間主席のウォロに勝てないという悩みを抱えていたが、キリトとウォロの立ち会いを通じて吹っ切れ、卒業トーナメントの決勝戦にて秘奥義の連続攻撃で彼を破り、第1位で学院を卒業する。ダークテリトリーとの戦争にもゴルゴロッソと共に参加し、異界戦争後は人界軍の将軍になる。 キリトに好意を寄せている節があり、1年間彼が側付きだったという事実はロニエだけでなくアスナとアリスも動揺させている。キリトが復活した際には、ロニエと共にUW側では真っ先にキリトを出迎える。 アプリ『アリシゼーション・ブレイディング』では彼女の過去が詳しく描写され、試合で負かした相手がセルルト流を『卑怯』呼ばわりする言いがかりで苦悩し、泣いていた。 ゴルゴロッソ・バルトー 声 - 杉崎亮 ノーランガルス帝立修剣学院三席。ユージオを側付きとしている屈強な大男。 平民出身で且つ衛兵隊上がりの剣士。屈強な肉体による自信が剣技の源となっている。豪快な性格でユージオを苦労させていたが、後に整合騎士にシンセサイズされたユージオが無意識下で彼の流派バルティオ流を使うなど、信頼関係は強かった。 ソルティリーナと共にダークテリトリーとの戦争に参加し、平地ゴブリンに苦戦するデュソルバートを救う活躍を見せる。その後はアリス達の囮部隊に同行していたが、アスナが合流した後は本陣へ後退していた。 ライオス・アンティノス 声 - 岩瀬周平 キリトたちと同期のノーランガルス帝立修剣学院主席。長い金髪の男性。 三等爵家長子という立場に強い自尊心を持ち、傲慢で嗜虐的な性格。それによって禍々しいまでの剣気を放つ。そのため、平民出身のキリトやユージオを差別するだけでなく、キリトに対しても丹精込めて育てたゼフィリアの花のプランターを破壊するなどの嫌がらせを行う。 上級錬士への進級後はキリトたちをさらに苦しめようと、ウンベールと共に貴族採決権を盾にロニエとティーゼを拘束し、ユージオの目前で強姦しようとする。右目の封印を破ったユージオがウンベールの左腕を斬り落とし、そこへ駆けつけたキリトが自身を侮辱したことをこれ幸いと喜び、身勝手な正当性を述べてユージオとキリトを始末しようとするが、セルルト流秘奥義「輪渦」(SAOの両手剣スキル・サイクロン)の連続攻撃で返り討ちに遭って両腕を斬り飛ばされる。 最終的に自分の天命と禁忌目録の二者択一を迫られたことでフラクトライトへの過負荷がかかり、自己崩壊を起こして死亡した。 ウンベール・ジーゼック 声 - 木島隆一 キリトたちと同期のノーランガルス帝立修剣学院次席。灰色髪をオールバックにした男性。 四等爵家の出身。ライオスの腰巾着的な存在で、側付きとしたフレニーカにセクハラ行為をするなど、性格はライオス同様に下劣。 フレニーカへの不当な扱いを抗議したロニエとティーゼを「貴族としての懲罰」を名目に捕らえて強姦しようとするが、右目の封印を破ったユージオに左腕を斬り落とされ、キリトとの斬り合いの末に絶命したライオスを放置して逃走した。その後の消息は不明。 フレニーカ・シェスキ 声 - 伊藤美来 ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。 ロニエやティーゼの友人。学院時代はウンベールによる嫌がらせを受けており、それを知ったロニエたちがキリトとユージオにその悩みを相談した。 異界戦争時は修道女見習いとして従軍し、負傷していたタカシを治療する。戦後は上級修剣士になっていたが公理教会の神聖術師見習いになり、セントラル・カセドラルに入った。 アズリカ 声 - 平松晶子 ノーランガルス帝立修剣学院の初等錬士寮の女性寮監。 厳しい性格だが面倒見は良く、7年前は四帝国統一大会における北帝国の第一代表剣士として戦った過去を持ち、学院主席のウォロも一目置いている。キリトとユージオのことは将来学院代表になると期待していた。 ライオスとウンベールの事件後、ユージオの右目を神聖術で治し、禁忌目録に違反して迎えに来た整合騎士のもとへ向かうキリトたちを見送った。 右目の封印と公理協会に関する世界の真実に部分的ながら気づいており、封印を破ったユージオにはそのことからも期待していた。 アプリ『アリシゼーション・ブレイディング』ではアドミニストレータの死に気付くと共に、学院からの人界軍兵士の選抜に訪れたベルクーリに積極的に協力し、各貴族に根回しをすると共にロニエとティーゼを推薦していた。
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