初代 H10系とは? わかりやすく解説

初代 H10系(1967年-1977年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 05:52 UTC 版)

トヨタ・ハイエース」の記事における「初代 H10系(1967年-1977年)」の解説

1989年8月14日 4代目フルモデルチェンジ2・3代目では燃料給油口従来の右にあったのが初代同様の左に変わったまた、全車フロアシフトとなり、パーキングブレーキダッシュボード下のステッキ型から、前席間のフロア移設され、グリップ頂部ロック解除ボタンを持つレバー型に変更された。エンジン再編行われ、2.0Lガソリンエンジン従来の3Y型から新開発の1RZ-E(バン・コミューターは1RZ)型に変更新たに2.4Lガソリンエンジンの2RZ-E型も追加される4WD車はガソリンエンジン廃止し、2.8Lディーゼルエンジンの3L型に統一する同時にワゴンには「高級ワンボックスとしての風格をより高め内外装装備与えられ最上級グレード「スーパーカスタムリミテッド」の内装当時マークIIクラウンなどを思わせる豪華絢爛なものとなり、価格帯の上昇により収益性一段と高まったまた、この代から一部グレードパワースライドドア設定された。 バンジャストローは、後輪小径ダブルタイヤからシングルタイヤに変更デビュー時ボディカラーは「クリスタルパールトーニング」と呼ばれるホワイトパールとゴールドツートン(スーパーカスタムリミテッド専用色)・「スプラッシュウェーブトーニング」と呼ばれる白とグリニッシュシルバーのツートン・「マジェスティトーニング」と呼ばれるレッドマイカと茶色ツートン・「シャドーストリームトーニング」と呼ばれるシルバーグレーツートン(この3色のツートンスーパーカスタム専用)・グレイッシュブルーマイカ・ライトブラウンメタリック・ライトブルーメタリック・ライトグリーンメタリック(カスタム専用色)・DX専用の各3色、ディープブルー・ベージュ・ホワイトが設定された。 1990年10月 スーパーカスタムリミテッドに4WD追加される専用外板色としてホワイトパールマイカが選べた。同時に1年車検煩わしさを嫌う客向けに、バン内装SW(スイッチワゴン)をディーゼル2WDMTのみの設定追加。2L-Tエンジン電子制御式スピル弁を持つ2L-TEに変更オプションにワイヤレスドアロックを追加1992年5月トヨタ・ハイメディック」も参照 ハイエースベースの高規格救急車トヨタ・ハイメディック発売エンジンハイエースに本来設定の無い初代セルシオ用、V型8気筒エンジン(1UZ-FE)が搭載される。同時にワゴン一部改良し後部座席シートベルト3点式変更ハイマウントストップランプ採用するなど安全面強化並びにリビングサルーンEX追加1993年8月 マイナーチェンジフェイスリフトならびにワゴンのリアコンビランプとリアガーニッシュのデザイン変更。このマイナーチェンジよりワゴンDXは、バン・コミューター用から、ワゴン用のフェイスになる。同時にバン・コミューターのヘッドランプシールドビームから球換え式のH4ハロゲンランプ変更車両正面にあったハイエースエンブレム廃止されトヨタCIマーク変更4WD方式が、それまでハイラックス系のトランスファー流用したパートタイム式から、センターデフロック副変速機持たないフルタイム式変更され、フロントハブもマニュアルフリーハブから直結になる。切り替え煩わしさ無くなったが、悪路走破性は落ちた。 2.0Lガソリンエンジン(バン・コミューター)は、キャブレター燃料供給の1RZ型から、電子制御式燃料噴射EFI)の1RZ-E型(ワゴンモデルチェンジ時から搭載)に変更トルク不足とトラブル多さ悩まされ続けた2.4Lディーゼルエンジンの2L-TE型に代わりL系ベースしながらも、アルミシリンダーヘッド持った3.0Lディーゼルターボエンジンの1KZ-TE型を新設それまでワゴン2WDが2L-TE型、低回転域のトルク必要な4WDには2.8Lの3L型が設定されていたが、2WD4WD共に1KZ-TE型となった。バン・コミューターのディーゼルエンジンは3L型に統一された。エンジンの変更に伴い、バン・コミューターのガソリン車ワゴンディーゼル車平成4年規制適合ワゴンSWとスーパーカスタムリミテッドの熱反射ガラス設定廃止ワゴンサスペンション上下感応TEMS採用運転席エアバッグオプション設定追加エアコン冷媒代替フロン変更するなど、装備面でも改良図られている。 1994年8月 一部改良。スーパーカスタムリミテッドに10スピーカーオーディオを、スーパーカスタム電動格納式ドアミラー標準装備化。また、ABSオプション設定追加された。 1995年5月 トラックフルモデルチェンジ。ダイナ・トヨエースの1t積と共通の(エンジンは3L/3Y型)Y100系の型式与えられるまた、形式もH80/90系の場合と同様、他の2車とキャブ共用するフロントグリルと1t積のみのラインナップ以外は2車とすべて共通)。 1995年8月 一部改良ワゴンの1RZ-Eエンジン車が廃止されるワゴンDXAT車追加。バン・コミューターは2WD車のホイール形状変更並びに4WD車を全車フルタイム化。全ディーゼル車平成6年短期規制適合1996年8月6日 ワゴンマイナーチェンジ。フェイスリフトの他、運転席助手席エアバッグABS標準装備する。9人乗りカスタム廃止スーパーカスタムオートエアコン装備スーパーカスタムGが新設定また、特別仕様車「クラブフィールド」を設定する。 バン・コミューターおよび救急車一部改良し全車最大積載量を1250kgに増量並びにガソリン車平成7年規制適合排ガス規制コミューターも同様)。バン・コミューターは2WD車のホイール形状及びハブボルト本数5穴→6穴)を変更バンGLグレードではなくDX"GL"パッケージとなる。スーパーGLにはタコメーター標準装備され、電動格納式ドアミラーオプション設定した。同年トラックがわずか1年程で生産中止となる(3L型エンジンAT車継続生産)。 1998年8月6日 バン・コミューターを中心としたマイナーチェンジバンパー下部エプロンバンパー一体式になると同時にフロントグリルデザイン変更。バン・コミューターのガソリン車平成10年アイドリング規制に、ディーゼル車エンジンを3.0Lの5L型へ変更し平成9年長期規制適合スーパーGLシート地を変更すると共に運転席エアバッグABS標準装備化、また新たにガソリン2WD車(ATのみ)が追加される運転席エアバッグABSその他のグレードにはオプションとして設定。また助手席エアバッグオプション追加された)。ワゴンDX除き助手席からも集中ドアロック操作可能になるまた、救急車一部改良した1999年7月5日 ワゴンマイナーチェンジするとともに、バン・コミューター一部改良ワゴンガソリン車平成10年アイドリング規制に、ディーゼル車エンジンインタークーラー採用並びに平成10年規制適合フロント部分を50mm延長し、マルチリフレクター式ヘッドランプ新デザインフロントグリルなどを採用して高級感高めたまた、車両正面ハイエースエンブレム6年ぶりに復活した内装インパネ変更し新たにオプティトロンメーターと、アクセサリーコンセント設定MT車国内ラインナップから廃止また、専用外板色などを採用した特別仕様車「リビングサルーンEX」を設定したバンは、今回改良機会としてビスタ店系列での名称をレジアスエース変更。これにより、この時点ハイエーストヨペット店専売となった2000年12月1日 バン一部改良。スーパーロングバン及びコミューターに2.4Lガソリンエンジン・2RZ-E型を追加従来の2Lガソリン車ラインアップ11タイプ拡大した。これにより、ガソリン車ラインアップ従来18タイプか31タイプとした。 また、福祉車両カラードバンパーやカラードラジエーターグリルを標準装着した上級タイプ車「タイプVII」を追加設定し、全車後部ドアの開閉補助する「バックドアイージークローザー」を標準装備したほか、車椅子3点式シートベルト調整可能アンカー装備するなど機能性安全性の向上図った2001年8月3日 バン一部改良スーパーGLステアリングワゴン用になり、スーパーGLより若干装備落とされスーパーGL-E追加。同グレードには5ドア設定されていた。標準タイプスーパーGL新車体色設定するとともに、バックドアガーニッシュの採用シート表皮変更するなどして、質感向上したまた、ハイルーフのみの設定であった日本RV協会 (JRVA) 加盟ビルダー向けの“キャンパーベース・スーパーロング”にロールーフが追加され2004年まで発売された。同年トラックAT車生産終了。これにより、トラックラインナップから消滅した2002年8月 一部改良ワゴンガソリン車廃止。3.0Lディーゼルエンジン搭載車にエンジンアンダーカバーや吸音材追加最新車外騒音規制クリアした。なお、全ディーゼル車同年10月施行され自動車Nox・PM法適合しないため、特定地域内での購入ができなくなった装備ではスーパーGLには、アンサーバック機能備えたワイヤレスドアロックリモートコントロールを採用して利便性の向上を図ったまた、福祉車両ウェルキャブ車いす仕様車はデュアルエアコンを標準装備したほか、10乗りタイプVIIIを追加設定した。 2003年7月22日 一部改良。バン・コミューターのガソリンエンジンが、新開発の1TR-FEに変更され出力性能向上させるとともに環境性能高め平成13年規制適合同時に良-低排出ガス認定(☆)を受ける。これにより一時ストップしていた販売再開また、自動変速装置電子制御式ECT)を採用滑らかな変速実現した車両後部ガラスVVT-iステッカー低排出ガス車認定ステッカー外見上の識別となる。200系へのモデルチェンジにより、わずか1年ほどの販売期間であった。 このモデルバンのBピラー以降デザインダイハツ・デルタトヨタ・ダイナトヨタ・トヨエース日野・デュトロそれぞれのルートバン(いずれも2トン積)に流用されている。また、側面引き違い窓2002年平成14年発売プレジャーボート、PONAM-26Lに流用されている。 ワゴン 標準ボディ スーパーカスタムトリプルムーンルーフ前期モデル1989年1993年ワゴン スーパーロンググランドキャビン 4WD中期モデル1993年1996年バン ロング スーパーGL 4WD後期モデル1998年~2004年バン スーパーロングスーパーGL-E後期モデル2001年~2004年バン スーパーロング後期モデルベースのラジオカー熊本放送

※この「初代 H10系(1967年-1977年)」の解説は、「トヨタ・ハイエース」の解説の一部です。
「初代 H10系(1967年-1977年)」を含む「トヨタ・ハイエース」の記事については、「トヨタ・ハイエース」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「初代 H10系」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「初代 H10系」の関連用語

初代 H10系のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



初代 H10系のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトヨタ・ハイエース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS