函館本線貨物列車脱線事故とは? わかりやすく解説

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函館本線貨物列車脱線事故(八雲事故)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)

日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「函館本線貨物列車脱線事故(八雲事故)」の解説

2013年平成25年8月17日 1時5分頃(列車脱線事故JR北海道函館本線八雲駅 - 山越駅間を走行中の札幌貨物ターミナル福岡貨物ターミナル行き貨物列車21編成)が倒木衝突し停車機関車貨車3両が脱線した線路下を流れ熱田川氾濫影響で、土砂流出して線路宙に浮いた態となっており、浮いた線路倒木脱線原因となったとみられている。国土交通省運輸安全委員会鉄道事故調査官2名を現地派遣委員会調査によれば機関車排障器大きなへこみが見つかっており、たわんだ線路衝突したか、倒木乗り上げた可能性があるとみられている。事故現場は、8日前の9日にも土砂流出したばかりの場所であった同様の流出2010年8月台風による大雨でも発生しており、JR北海道国土交通省北海道開発局函館開発建設部、八雲町の3者は、治水対策進めていたが、9日降ったは、この治水対策目安大きく上回っていた可能性があるとみられている。3者は、熱田川氾濫防止するため、計画していた治水対策加え新たに流水溝を設置する方針固めている。 この事故の影響加え、翌18日午前10時すぎには、函館本線東山駅 - 姫川駅間で線路土砂流入し臨時特急列車が緊急停車する事故発生お盆帰省客などに大きな影響出た函館本線特急列車出火事故に伴う運休重なり2013年お盆JR北海道利用者前年比べ11パーセント減少する事態となった

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函館本線貨物列車脱線事故(大沼事故)

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日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「函館本線貨物列車脱線事故(大沼事故)」の解説

2013年平成25年9月19日 18時5分頃(列車脱線事故JR北海道相次いだ一連の事故・不祥事内の一件北海道亀田郡七飯町JR北海道函館本線大沼駅構内にて、ジャガイモ輸送中の帯広貨物熊谷貨物ターミナル行き貨物列車18編成)の6両目から9両目が、分岐器ポイント付近通過時に脱線した脱線した車両大きく傾き一部台車には砂利めり込んだ。国土交通省運輸安全委員会鉄道事故調査官は翌20日午前から調査実施委員会によれば脱線現場付近レールの幅が、分岐器の手前で規定より最大37ミリメートル広がっていた。また、JR北海道巡回点検現場レール幅の異常を把握しながら、1年以上放置していた。また、その後の調査で、事故現場以外にも多数レールの異常を補修せずに放置していた。放置だけでなく軌道検査データ改ざん習慣化しており、その改ざんのままで運輸安全委員会提出していたことも判明した国土交通省21日から、鉄道事業法に基づき特別保安監査実施した特別保安監査は緊急的に行われるもので、死傷者のいない事故実施されるのは異例のことである。当初23日までの予定で、4人で保線部門監査していたが、次々JR北海道不備判明したため、監査員を9人に増員したうえ、27日まで監査延長し全部門を監査する事態となった。また内閣官房長官菅義偉が、レールの異常を放置していたことは極めて悪質であると批判し監査徹底国土交通省指示、これを受け、国土交通省監査態勢20人に増員し対象も全支社拡大したうえで監査実施したまた、特急列車非常ブレーキ作動しない状態のまま運行していた問題発覚したことなどを受け、10月9日から12日にかけて、16態勢追加特別保安監査行ったまた、過去例のない大規模な監査となったため、国土交通省特別保安監査結果をまとめる前にJR北海道改善指示を出すという異例の対応をとった。2016年2月24日鉄道事業法違反運輸安全委員会設置法違反JR北海道工務副部長本社の3人が在宅起訴され、現場保線部署所属していた14人が略式起訴された。2019年2月6日改ざんしたレール検査数値虚偽知りながら国に報告したとして、鉄道事業法違反などの罪に問われ当時本社幹部3人に、札幌簡易裁判所結城真一郎裁判官)は、いずれも無罪判決言い渡した両罰規定に基づき起訴され法人として同社求刑通り罰金100万円とした。改ざん関与した函館保線所などの現場社員13人は罰金略式命令確定している。同裁判では、本社関与有無争点となっていた。判決で、結城裁判官は「被告らの執務状況からすると数値変化不合理だと気づいたとは認められない」として改ざん認識があったとは認めなかった。同社については「多数従業員に、複数回にわたりうその報告をさせた責任は重い」と指摘したJR北海道では、レール補修状況本社伝え体制になっていなかった。この事故直後には、次々に他のトラブル露呈した24日会見中には普通列車から発煙するトラブルがあったことが判明また、同日特急オホーツク」のブレーキ部品脱落するトラブル発生した1回目特別保安監査直後10月1日にも、特急スーパー北斗」が工事のため徐行すべき区間で、制限速度時速35キロ超過して運転する事案が発生、また同日には、9月自動列車停止装置 (ATS) を破壊する問題起こした運転士保守部門異動していたことも判明したこの他にも、特急オホーツク」が、ATSなどの保安装置作動しない状態のまま営業運行していたことも発覚したこうしたトラブル続発する背景としては、不採算路線抱え経営環境厳しいことや、ミス責められ意見言いにくい雰囲気情報共有妨げているとの見方また、労働組合間の対立情報の伝達阻害しているという見方もある。 事故から1年経過後、JR北海道事故発生当日9月19日を「保線安全の日」として制定したまた、江差線貨物列車脱線事故や函館本線貨物列車脱線事故(2013年8月)を受けて安全対策として、代行バス運転を実施した上で2014年12月10日函館本線大沼駅 - 森駅間(渡島砂原経由)における軌道強化工事完了したこの際交換した枕木利用して関係者向けに「安全の誓い」を戒めたストラップ作成している。

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