函館本線保線車両逸走トラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「函館本線保線車両逸走トラブル」の解説
2021年6月7日23時50分頃(本線逸走) JR北海道函館本線仁山駅手前から七飯駅手前までの約7kmにわたり、砕石運搬車を牽引していた保線用モーターカー(作業員1名常務)が、ブレーキが機能しない状態で逸走し、仁山駅と新函館北斗駅を通過。この区間は、新函館北斗 - 仁山間が1000分の20(20‰)の勾配区間で、逸走した七飯方向へは下り勾配となっている。同社が調査した結果、モーターカーと砕石散布車の踏面ブレーキの制輪子を作動させるシリンダーのピストンが伸びきったため、ストローク量が最大になっていた模様で、当面の対策として、モーターカーや砕石運搬車を使用しての作業を一時禁止し、再開する場合はシリンダーストロークの緊急点検と制輪子の点検を実施し、作業の都度、ストローク量の測定と記録、ブレーキ試験を行うことになった。その後、7月9日時点でそれらの全てが整備済となったことで、順次使用を再開することになった。
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