函館本線高速貨物列車過速度転覆事故(姫川事故)
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「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「函館本線高速貨物列車過速度転覆事故(姫川事故)」の解説
1988年(昭和63年)12月13日 17時5分ごろ (列車脱線事故) 函館本線駒ヶ岳 - 姫川間の下り急勾配急カーブで隅田川発札幌貨物ターミナル行き高速コンテナ貨物列車が脱線転覆し列車が分離する事故が発生した。 機関士の大量飲酒に因る居眠り運転で、下り20 ‰勾配により加速、60 km/h制限の300Rカーブに推定100 km/hで進入し、コンテナ貨車は21両中19両が脱線転覆、機関車のみが16 km先まで走行。CTCが現場の在線表示が消えないことから機関車に抑止を掛けて停止させ単機になっていたことに気づく。寝台特急より高速運行の列車で同区間2度目の曲線過速度転覆事故だが、貨物の事故として軽視され、その次の、3度目に起きた1996年12月の大沼 - 仁山間高速貨物過速度転覆事故まで過速度ATSの設置は検討されなかった。
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