内務省異能特務課
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:38 UTC 版)
「文豪ストレイドッグス」の記事における「内務省異能特務課」の解説
坂口安吾(さかぐち あんご) 声 - 福山潤 / 演 - 荒木宏文 内務省異能特務課参事官補佐で丸眼鏡を掛けてスーツを着用している男性。26歳・身長178センチメートル・体重62キログラム・血液型A型・好きなタイプ:知的な女性・好きなもの:アンティーク、思い出、物質主義・嫌いなもの:残業、徹夜、裏切り。若くして参事官補佐の地位に上り詰めるほど優秀で、情報収集と分析を得意としており、三重スパイの活動ができるほどのタフさと器用さを持つ。2人の凄腕の護衛を連れている。 四年前はマフィアの専属情報員としてポートマフィアに潜り込み動向を監視、特務課に報告していた。その際、鴎外からの任務のために「ミミック」を日本に引き入れ、織田の死の間接的な原因を作ったため、太宰に恨まれている。 織田と共にマフィア時代の太宰の友人で、織田が死んで太宰がマフィアを抜けた後、織田へのせめてもの罪滅ぼしとして、一度だけ「七號機関」に依頼して彼の経歴を洗浄した。 三社戦争では鏡花の身柄に関して太宰に司法取引を持ちかけられた最中に「組合」の襲撃に遭い、車のエアバッグが開かず重傷を負った。入院中に太宰から鏡花の身柄に関わる取引を持ちかけられ、それと引き換えに与謝野の治療を受け回復、戦争終結後はメルヴィルを逮捕し、「組合」の情報を得ようとしている。 対「死の家の鼠」の際は、太宰とフィッツジェラルドと共にドストエフスキーを捕獲した。虫太郎の異能が解除された事で《猟犬》に太宰が逮捕され、更に探偵社が《天人五衰》によってテロリストに仕立てあげられた際には、虫太郎を脱獄させた敦と鏡花を追い詰めるふりをして彼らを保護し、監獄から発せられる彼の生命反応を利用した指示に従い、敦、鏡花、モンゴメリのサポートを行う。捕縛したシグマから「頁」の在処を聞きだそうとする際には、種田長官を刺した彼へ激しい怒りを見せた。鏡花とモンゴメリの女性陣が敦には優しいが自分に厳しいので、理不尽な思いを味わっている。福地による「大指令」の発動を阻止する為、太宰の指示で、吸血種軍が進軍した時のみ「大指令」を発動出来るように、総理大臣に申し出た。堕落論(だらくろん) モノに残った“記憶”を読み取る記憶抽出能力。床に触れ逃亡経路を辿れることや、虫太郎のセリフから床や人間でも記憶を読み取れる模様。 能力名はキャラクターと同名の文豪、坂口安吾の随筆から。 種田山頭火(たねだ さんとうか) 声 - 立木文彦 / 演 - 熊野利哉 内務省異能特務課長官。坊主頭で大柄な丸眼鏡を掛けた和装の50歳男性。誕生日:12月3日・身長185センチメートル・体重98キログラム・血液型O型・好きなもの:酒、温泉、夜更かし・嫌いなもの:物を粗末にすること。 福沢が武装探偵社を立ちあげる際にも尽力していて、福沢が「種田先生」と呼ぶほどの大人物で、福沢曰く「奔放な性格だが、こと人物の鑑識眼においては妙々たる人だ」とのこと。太宰を探偵社に推薦した。「天人五衰」の1人と単独で接触し、相手の異能によって自分の脳内から相手の知りたい情報を持ち出されるが、代わりに「天人五衰」の目的というこちらの知りたい情報を得る。しかしそこで重傷を負わされ「本」の情報を乱歩に伝えた後力尽き、病院に搬送された。鉄鉢の中へも霰 自分の近くで異能力が使用された場合、その異能力がどういった性質かを瞬時に把握する能力。 能力名はキャラクターと同名の俳人、種田山頭火の句から。 辻村深月(娘)(つじむら みづき) 声 - 高橋李依(新刊ラジオ) 内務省異能特務課の新人エージェントである女性。スーツに身を包み首にスカーフを巻いている。24歳。誕生日:2月29日・身長167㎝・体重55kg・血液型B型・好きなもの:スパイ映画、ホットラテ、心霊ドキュメンタリー・嫌いなもの:お説教、答えのない問題、センスのない大人。 コードネームは「4048」。綾辻が政府の意向を無視して暴走した時に備えて常に彼を監視、有事には彼を抹殺する任を受けている。捜査官の訓練生の時に安吾に引き抜かれた。 あるスパイ映画の女主人公に憧れており、自分を奮い立たせる時は彼女の決め台詞をつぶやいている。 《技師(エンジニア)》の事件では《技師》が囹圄島の事件で、自身の母を死に追いやった(とされる)ため怒りに任せ《技師》の影武者である久保を殺害しかけるが、本物の《技師》である飛鳥井を追い詰める時は綾辻のように謎解きをした。 その際に足を負傷し、その怪我が治るまで、トラウマになる程、綾辻に「調教」された。 自分と同じ名前をつけた母親に対しては複雑な感情を抱いている。きのうの影踏み(きのうのかげふみ) 「影の仔」と呼ばれる存在をある一定の条件で使役できる異能。 元々は辻村の異能ではなく、彼女の母親が「娘が殺そうとした相手を、娘より先に殺せ」と「影の仔」に命令した上で譲渡したものだった。 能力名はキャラクターと同名の作家、辻村深月の著書から。 辻村深月(母)(つじむら みづき) 内務省異能特務課局長補佐である40代の女性。綾辻曰く「決して表に出ず、特務課を取り仕切る影のボス」。右耳に傷がある。 異能戦闘のスペシャリストで、自身の異能と共に、無数の異能犯罪者や異国の異能諜報員と闘いその全てを屠ってきた。そのため命を狙われるようになり、綾辻に依頼して五年前に起きた囹圄島の事件の際に死亡したことに偽装してもらった。現在は異能特務課の機密拠点に隠れ住んでいる。 鏡花の母に異能の譲渡の方法を教え、自身も娘に異能を譲渡している。きのうの影踏み(きのうのかげふみ) 「影の仔」が中也に「死の臭いがする」と言わしめたほど、多くの人間を屠ってきた異能。今は娘に与えられている。 村社八千代(むらこそ やちよ) 声 - 原優子 坂口安吾の側近で、護衛でもある女性。フーセンガムを膨らませている事が多い。政府関係者のみが履くことを許される黒い刀鞘を履いている。元ネタは坂口安吾の小説『裏切り』の登場人物からか。 青木卓一(あおき たくいち) 声 - 手塚ヒロミチ 坂口安吾の側近で、護衛でもある男性。太宰が安吾に銃を向けた時、すかさず拳銃を構えるなどかなりの凄腕。体術にも優れている。元ネタは坂口安吾の小説『吹雪物語』の登場人物からか。
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