共通して用いられる用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:47 UTC 版)
「BEMANIシリーズ」の記事における「共通して用いられる用語」の解説
全てのタイトルに共通して用いられるものもあれば、一部に対してのみのものもある。 BEMANIカテゴリ(BEMANIフォルダ) シリーズを重ねて移植曲が増えていくに従って、選曲画面に移植曲のみを集めたカテゴリやフォルダが作られるようになった。『DDR EXTREME』ではシリーズナンバーのフォルダと共に「beatmaniaIIDX」や「pop'n music」など各機種の名称が付けられたフォルダが作られ、それぞれの機種から移植された曲がそこへ収録されていたが、『SuperNOVA』以降は廃止されたものの、『X』で復活した。 『pop'n music 13 カーニバル』では「BEMANIカテゴリ」が新設され、他機種へ移植された曲と他機種から移植された曲がそこへ集められていた。後に『beatmaniaIIDX13 DistorteD』や『GuitarFreaksV5&DrumManiaV5』でも同様の「BEMANIカテゴリ」(『IIDX』では「BEMANIフォルダ」)が登場し、相互に移植された曲の一部が配置されている。 BEMANI EXPO 『beatmania IIDX』、『pop'n music』、『GuitarFreaks』、『DrumMania』の4機種合同で、2005年から2006年初頭にかけて行われたスペシャル企画。それぞれの筐体で解禁された曲の作曲者名を当てるクイズ「BEMANIナンバーズ」、コンポーザーによるコラム、ボーカリスト・星野奏子がパーソナリティーをつとめるネットラジオなどの企画が行われた。またこの企画の開催に伴いこの企画の中心となっていた『beatmania IIDX12 HAPPY SKY』、『pop'n music 13 カーニバル』、『GuitarFreaks V2』、『DrumMania V2』ではオープニング画面においてe-AMUSEMENTのロゴの後にBEMANI EXPOのロゴが表示されていたほか、「BEMANIナンバーズ」でのコラボレーション楽曲が解禁された。 BEMANIロゴ 1998年下半期、『beatmania』からの派生作品が展開されるに伴い使用され始めた。『Toy's March』以降、『Dance 86.4』や『pop'n music』(アーケード版『13 カーニバル』及びPlayStation 2版『12 いろは』以降)、『マリンバ天国』、『ミライダガッキ』などのライトユーザー向け作品に対して、カラフルな新しいBEMANIブランドのロゴマークを採用している。その他の作品(『beatmania IIDX』、『DanceDanceRevolution』、『GuitarFreaks』、『DrumMania』、『jubeat』)では従来のデザインでそのまま存続している。 DOUBLE PLAY(ダブルプレイ) 1Pと2P用の2セットのデバイスを両方使用してプレイする上級者用モードで、『beatmania 2ndMIX』から搭載された最初期からあるプレイオプション。このモードが実装されているのは現行シリーズでは『beatmania IIDX』、『Dance Dance Revolution』、及び『HELLO! POP'N MUSIC』のみであるが、過去のシリーズでは『beatmania』、『keyboardmania』、『Dance Maniax』に搭載されていた。初代『beatmania』で2人プレイモードを1人で行っていたプレイヤーを見た開発者が、ゲームの仕様として実装したのが始まりである。あくまで1人プレイ専用モードであるため、複数人数によるプレイは重大なルール違反とされる。 DOUBLE PLAYの譜面が2人プレイの譜面と共通のものと、DOUBLE PLAY専用の譜面が用意されているものに分かれている。前者の場合、主に『beatmania』と初期の『beatmania IIDX』の譜面では物理的に入力不可能な配置になっているものがあり、プレイヤーに無理な操作を要求される場面も頻発した。 EXTRA STAGE 規定曲数クリア後にある条件を満たしていると、追加でもう1曲分プレイすることができる。この追加ステージをエキストラステージと呼ぶ。条件は基本的に、最終ステージの成績や、最終ステージに選択した曲の難易度や、最終ステージにおいて規定楽曲のクリアや、規定曲数クリア後の総合成績となっている。 また、条件を満たすとEXTRA STAGE専用曲が出現し、これを良い成績でクリアすることでさらにもう1曲追加でプレイすることができる。これをENCORE STAGE、ONE MORE EXTRA STAGEなどと呼ぶ。 インターネットランキング(IR) インターネット上にてプレイヤー同士のスコアランキングを競うイベント。新作の稼動後に定期的に行われる。イベント終了時に何かしらの隠し要素が公開されることが多い。 従来はプレイ終了後に表示されるスコアとパスワードをプレイヤー側で記録してコナミの公式サイト上でランキングに登録する方式であったが、e-AMUSEMENTシステムの導入後は、プレイ終了後にリアルタイムでスコアの登録が行われるようになっている。e-AMUSEMENTシステム導入前はパスワード登録時にコメントをともに登録するようになっていたが、導入後は携帯サイトによってコメントを別途書き込む形になった。 オリジナル曲・ライセンス曲 オリジナル曲はそのゲームオリジナルの楽曲(コナミ社内、またはゲーム用としての外部委託による製作(dj nagureo、good-cool、パーキッツ等))を指し、ライセンス曲(コナミによる呼称。ユーザー間では「版権曲」と称されることが多い)は日本音楽著作権協会(JASRAC)・イーライセンス・ジャパン・ライツ・クリアランス(コピナビ)からの許諾を得て収録している楽曲を指す。オリジナル曲はJASRACが著作権の管理をしていない、いわゆる管理楽曲で、サウンドトラック盤にその旨の断り書きがある。 『beatmania』シリーズではオリジナル曲が特に多い。一方ライトユーザーがターゲットとなる『DANCE 86.4 FUNKY RADIO STATION』や『Toy'sMarch』ではライセンス曲が多く収録される傾向がある。また、完全新規タイトルで未経験者の開拓を狙った『jubeat』ではライセンス曲が多い。 『Dance Dance Revolution』シリーズでは、EMIミュージック・ジャパンのダンスコンピレーションシリーズ『Dancemania』とタイアップを行い、多くの楽曲の提供を受けていた(ただし近年の作品では特定レーベルとのタイアップは行っておらず、曲ごとに個別にライセンスを受けている)。 『beatmania』と『beatmania IIDX』では、エイベックスやEMIミュージック・ジャパン(当時は東芝EMI)の許諾を得て収録しているライセンス曲の場合曲選択画面と曲ロード画面でそのアーティストの所属レーベル(avex trax、cutting edgeなど)のロゴが表示される。 なお、ライセンス曲に関してはアーティストから楽曲提供を受けているものと原曲を別のアーティストが歌っているもの(いわゆるカバー)の2通りのパターンがある。前者についてはさらに「提供曲」として区別される場合もある。『GUITARFREAKS』と『drummania』のライセンス曲は後者のケースである場合が多い。また、外部インディーズアーティストから楽曲提供を受けている曲の場合、筐体仕様が変更された『V』以降の追加収録曲ではその楽曲のミュージッククリップが使用されている(それまでは他の曲と同様アニメーションタイプのクリップがつけられていた)。カバー曲や提供曲として楽曲が収録されたアーティストが、その後オリジナル楽曲の制作に関わった例もある(土岐麻子、宇宙戦隊NOIZ、松井亮)。 サウンドトラック化や家庭用ゲーム機への移植の際、ライセンス曲は収録が見送られることがある。 削除曲・復活曲 前作までに収録されていた楽曲(旧曲)のうち、新作で収録されなかったものを削除曲と呼ぶ。削除される理由が公式には説明されることはなく、さらに削除された曲の一覧が積極的に公表されることもあまりない。ただし、『GuitarFreaks & DrumMania』シリーズの公式サイトでは、『V4』→『V5』、『V5』→『V6』の際に続作の削除曲が前もって発表されていたり、『pop'n music』シリーズでは『17』の稼動2週間前に収録曲リストが公開されなどの配慮がなされている場合もある。 逆に、上記のように削除された楽曲が再収録されることを復活曲と呼ぶ。復活曲の基準は各ゲームによって違うが、主にコナミオリジナル曲が再収録されるケースが多い。その中でも容量の都合により収録曲が少なかった『beatmania』シリーズは、最終作『beatmania THE FINAL』をリリースする際にムービーを犠牲にする代わりに同シリーズで収録されていた楽曲の多くを復活させ、最終作にしてシリーズ史上最高の収録数となった。 特に『jubeat saucer』では削除曲・復活曲が毎月発生する。 移植曲 他シリーズ用に製作された曲を他シリーズ用の曲として流用する物。ムービーと共に移植される場合もある。最初の移植曲は『beatmania』→『pop'n music』に移植された「e-motion」(ただし、楽曲のアレンジは『beatmania 2ndMIX』収録の「e-motion (2nd mix)」に準拠)。 『Dance Dance Revolution』への移植は曲の長さとプレーヤー疲労を考え、一部をカットして短縮されることがある。また移植前と移植後で曲に違いが発見されることがある。また、同時期に稼動した複数機種で同一の楽曲が同時収録されるケースもある。 解禁 隠し要素として存在していた曲などが、プレイあるいは設定できるようになること。解禁の条件はさまざまで、ディップスイッチやテストモードでのオペレータ操作によるもの、プレイでのノルマ達成などがある。 近年では基板がWindowsベースの物に切り替わったため、オペレーター用の解禁コマンドが解禁前に解析される事態が多発した。その結果オペレーターコマンドを実装せずに、e-AMUSEMENT経由でのオンライン解禁のみになった。そのためネットワーク接続されていないオフライン筐体での隠し要素のプレーについては、1プレイ中に自力で出現させられる物以外は一切プレー出来なくなっている。 満点 最良のプレイを達成したときに得られる点数のこと。満点が曲に関係なく一定のシリーズではあまり使われない。一部機種では満点に達すれば特殊演出が見られる。 満点が設定されている機種は、『pop'n music』は10万点、『beatmaniaIIDX』は20万点、『Dance Dance Revolution』『jubeat』は100万点、『SOUND VOLTEX』は1000万点、『REFLEC BEAT』『GITADORA』はAR値100%。 ノーツ(マーカー) 楽曲に付けられている操作をするべき目印のこと。一般にノーツ数が多いほど難易度が高くなる傾向がある。音楽ゲーム全般で用いられ、判定部分にノーツ(マーカー)が重なった時点で対応するアクションを起こす(ボタンを押すなど)。『jubeat』では様々なマーカーが用意されており、マーカーによって得意不得意の個人差が大きい。 譜面 曲の始まりから終わりまでの一連のノーツの集まり。
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