元マテリアル&尚紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:22 UTC 版)
「魔天使マテリアル」の記事における「元マテリアル&尚紀」の解説
雫沢圭吾(しずくさわ けいご) 元水のマテリアル。15巻時点で32歳。現役時代はサーヤたちの母・綾香、伊吹と共に戦い、『神舞の水神』を名乗っていた。綾香の1つ年下だが、綾香より能力の覚醒が早く、高校1年になる頃には能力が消えていた。水のマテリアルの家系である雫沢家本家の長男。10歳離れた姉がいるが、跡取りである。 理科の教師で、理科室を根城に活動する小学生マテリアル「怪奇探偵団」の保護者役も務める。現在はサーヤたちの担任。「6年生にマテリアルがいる場合、連絡役として担任になる」と「柊会」で決められたため、徹平・灰神兄弟・雪成も担任していた。 幼馴染でもある綾香を密かに想っていたが、能力を失ってから日守家の事情を知らされ、自分と結ばれることはないと分かり、思いを封じることに。なお、綾香からサーヤを預かった際はまだ大学生であったため、手元におくことが出来ず、隣県の児童施設「ひまわり園」の前に置き去りにするほかなかった。しかし、毎年サーヤの様子を密かに見に来ていて、マテリアルとして覚醒すれば、すべてを話すつもりだったらしい。だんだん母に似てくるサーヤを綾香と重ねるなど、今もまだ綾香を大切に思っている。外伝にて活躍中。 誕生日は3月4日。好きな色はグレー、緑。趣味はスイーツ発掘。 伊吹涼(いぶき りょう) 元風のマテリアル。15巻時点で26歳。喫茶店『Windmill』(ウィンドミル)の店長で、サーヤの里親。割と無口で無愛想だが、無関心なようできちんと周囲に気を配っている。また、料理のことになると研究熱心な一面も。彼の父もかつては風のマテリアルだったため、店はマテリアルたちの活動拠点のひとつでもある。 神舞東高時代に生徒会長を務めていたが、祖父のような政治家には向いていないと悟ったらしい。国会議員や大臣を歴任したこともある祖父は、現在町長を務めており、マテリアルと悪魔の戦闘の際に残る情報を操作するなど、協力している。 小学3年の頃には力をある程度使えるようになっており、夏休みごろから戦列に加わる。7つ年上の綾香とはよく喧嘩していた。サーヤとレイヤが闇に転じた場合、2人を殺すという使命があるが、もとから殺す気はない。 右肩に「闇の刻印」があり、ごく稀に痛むことがある(サーヤたちには「古傷」とごまかしている)。外伝にて活躍中。 誕生日は10月2日。好きな色はワインレッド。趣味は料理研究。 稲城耕平(いなぎ こうへい) 元土のマテリアル。15巻時点で34歳。綾香の1つ年上(圭吾の2つ年上)。徹平の叔父で、性格は徹平と似ている。7巻からサーヤのクラスの担任(代理)になり、6年生からは副担任を務める。スポーツなら一通りこなせる体育会系。準備運動にラジオ体操を愛用する。 誕生日は9月10日。好きな色は紺色。趣味はスポーツ(観るのもやるのも)。 風峰千早(かざみね ちはや) 大学生。元風のマテリアル。イタリア旅行の資金稼ぎのために『Windmill』にバイトとして入る。 伊吹に思いを寄せているが、能力を失ったことで伊吹との大きな接点を失った上、サーヤが店を手伝っていることが多いため、心の闇を広げてしまい、悪魔イレーヌに体を乗っ取られてしまう。その後無事に戻ってきたものの、乗っ取られていた間の記憶は失われており、彼女が危険な目に遭ったことが原因で、風峰の一族は「次にマテリアルの子供が生まれるまで柊会に参加しない」と表明した。 日守綾香(ひのもり あやか) 元破魔のマテリアル。日守三兄弟(ユウヤ・サーヤ・レイヤ)の母親。マテリアル引退前後に、当時王子だった現在の魔王のところへ行ってしまったらしい。圭吾から『破魔の聖女』の二つ名で呼ばれては、「名前負けしてないか?」という恥ずかしさもあって拳骨で応じる活発な少女。なお二つ名の由来は、雫沢家の古文書にあった「破魔のマテリアルを持つ女性」を指す言葉。料理が苦手で、伊吹には「食材に対する冒瀆」とまで言われるほど壊滅的。 日守家は光のマテリアルを多く輩出してきた家系であるため、幼い頃はマテリアルの素質を持ちながらもなかなか力が覚醒しないことで苦悩していたが、小学5年の時に破魔のマテリアルとして覚醒。しかし、彼女や圭吾が現役の頃には光のマテリアルを輩出してきた家系は日守家以外が絶えてしまっていたらしい。なお、サーヤが持っている黒い石のペンダントはもともと彼女が持っていたもので、レイヤが魔界から持ってきた。 圭吾に生まれたばかりのサーヤを預け、行方不明に。サーヤとレイヤは「彼女は亡くなった」と聞かされているが、詳細は不明。 稲城冬華(いなぎ ふゆか) 元植物のマテリアル。徹平の母親で美人だが、息子に対して容赦ない発言も多い。 神槌トオル(みかづち トオル) 大学4年生。元雷のマテリアル。検事志望で大学院に進学を希望中。13巻にて京一郎の指導をするため合宿に参加。後輩が千早や雪成といった癖のある面々だったため、現役時代は苦労した模様。 凍堂小夜子(とうどう さよこ) 元マテリアル。雪成の母親で、現在はカルチャーセンターや大学でフラワーアレンジメントを教えている。 マテリアルとしての期間は重ならなかったものの綾香とは仲がよく、その忘れ形見であるサーヤやレイヤを「悪魔の子」と毛嫌いしていない。息子がサーヤに向ける思いを見抜いている。 凍堂雪成(とうどう ゆきなり) 神舞東高校2年生(後に3年生)。元氷のマテリアル。二重人格で皮肉屋。中学時代に親友である尚紀を戦いに巻き込んでしまったことを悔いて以来彼を遠ざけていて、マテリアルとしても基本的に単独行動をしており、当初は後輩マテリアルとも距離をとっていた。しかし、サーヤたちのおかげで尚紀と仲直りしたことによって、サーヤたち後輩のマテリアルに対しても優しくなる。あまり力の強くないマテリアルだった母は、この変化を喜んでいた。 氷のマテリアルは戦いに特化したマテリアルで、全盛期は空気中の水分を凍らせて悪魔を攻撃する手法を採っていたが、力が弱まってからは手が水に触れていないと力を使えなくなっている。8巻途中で高坂を乗っ取っていたディエリに襲われて体を奪われかかった後、一時意識不明の重体に。目覚めたときには力が消えており、9巻でサーヤを最後まで守り通せなかったことを悔いながらも、悪魔に乗っ取られた千早の二の舞にならぬよう、お互いの安全の事を考えてサーヤたちから離れていった。 能力を失ってから、「後輩達のサポートをしたい」と医者を志す。また、サーヤには後輩として以上の思いを持っている節があるが、家のことを考えて「氷のマテリアルかその因子を持つ人間としか結婚しない」と言う。 誕生日は6月26日。好きな色は銀色。得意科目は化学、数学で、苦手科目は特になし。趣味はクラシック音楽の鑑賞。 三浦尚紀(みうら なおき) 雪成と同じく高2で雪成の親友。マテリアルや悪魔のことをある程度知っている唯一の一般人。直接水に触れないと力を発揮できなくなった雪成に水のボトルを渡すなど、マテリアルたちを少しながら助けている。 8巻で雪成とサーヤが高坂を乗っ取ったディエリに襲われた際、危険を顧みずに援護しようとして重傷を負い、雪成と同じ病院に搬送される。回復・退院後、マテリアルの後方支援組織である「柊会」の会合にて彼の存在が問題となるが、伊吹や圭吾にとりなされた。10巻以降、「新しいバイクを買うため」として強引に『Windmill』でバイトする。雪成が現役マテリアル達と距離をとった分、現役組では収集の難しい、高校やその周辺の情報を持ってくることもある。 3年に進級後の14巻にて、生徒会長に立候補し、紆余曲折の末当選する。 誕生日は4月9日。好きな色は青。得意科目は物理、数学で、苦手科目は国語。趣味はカラオケ、バイク雑誌を読むこと。
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