ワラントとは? わかりやすく解説

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warrant

別表記:ワラント

「warrant」とは、正当な理由根拠権利のことを意味する英語表現である。

「warrant」とは・「warrant」の意味

「warrant」とは、正当な理由根拠権利という意味で用いられる名詞動詞である。名詞としては、正当な権利保証となる物・人という意味のほか、権利保証する証明書認可書、法学用語においては令状召喚状という意味で用いられる動詞としては、是認する保証する請け合うという意味で用いられる。「warrant」に関連する単語としては「warranty」と「warrantee」がある。「warranty」は、根拠正当な理由保証書という意味で用いられる名詞で、「warrantee」は法律用語で被保証人という意味である。

「warrant」の発音・読み方

「warrant」の発音は、カタカナ語では「ワラント」と表記されるが、発音記号ではイギリス英語は「wɒrənt」、アメリカ英語では「wɔːrənt」という表記になる。そのため、イギリス英語発音記号カタカナにすると「ウォラァントゥ」、アメリカ英語発音記号カタカナにすると「ウォーラァントゥ」という発音になる。「ラァ」は舌先内側巻き「ル」の音を出した後すぐ、弱めに「ァ」の音を発音するネイティブに近い発音になる。

「warrant」の活用変化一覧

原形:warrant
過去形warranted
過去分詞warranted
現在分詞:warranting

「warrant」の語源・由来

「warrant」の語源は、守るという意味のゲルマン祖語の「warjana」である。ゲルマン祖語の「warjana」が、攻撃をかわすという意味のフランク語の「warjan」に変化し保証という意味のフランク語の「warand」になり、保証という意味の古期フランス語の「garant」に変化した後、「warrant」になった

「warrant」を含む英熟語・英語表現

「be warranted」とは


be warranted」とは、保証される正当な権利認められるという意味の英語表現である。
・This car part is warranted genuine product.(この車の部品保証付き純正品である)
・His interference was not warranted.(彼の干渉正当化されなかった)

「death warrant」とは


death warrant」とは、死刑執行令状意味する英語表現である。犯罪の罰として殺されなければならないこと、すなわち死刑執行の旨が記載され公文書のことを指す。また、引導致命的打撃という意味で用いられる

「search warrant」とは


search warrant」とは、捜索令状意味する英熟語である。警察官またはその他の役人敷地内立ち入り捜索することを許可する法的文書のことを指す。裁判官または治安判事署名した令状であり、法執行官特定の人物指定された場所、または犯罪証拠求めて捜査する権限与える。捜索前提条件であり、政府による不当な物理的侵入など個人プライバシー保護のために設定されている。

「warrant」の使い方・例文

Obviously what he did was wrong, but I don't think it warranted such a strict punishment.(彼がしたことは明らかに間違っていましたが、それほど厳しい罰が必要だとは思わない
It's a relatively easy task that really doesn't warrant a great amount of time being spent on it.(これは比較簡単な作業であり、多く時間を費やす要はない)
We can not understand circumstances in which these types of investigations would be warranted.(私たちは、この種の調査正当化される状況理解することはできない
・Our products are warranted against defects in materials and workmanship.(当社製品は、材料および製造上の欠陥に対して保証されている)
・The remark was way off base, but it hardly warrants that kind of insulting criticism.(発言はかなり的外れでしたが、そのような侮辱的な批判正当化することはできない
・They did not think the case was serious enough to warrant a Public Safety Commission's enquiry.(彼らは、事件公安委員会決定正当化するほど深刻であるとは考えていなかった)
・She swore out a warrant for the arrest of the man who stole her jewelry.(彼女は宝石盗んだ男を逮捕する令状宣誓した
・The allegations are serious enough to warrant an investigation.(申し立ては、調査正当化するのに十分なほど深刻だ
If you are feeling bad enough to warrant medical attention, you need to see a doctor, not a nurse.(治療必要なほど気分が悪い場合は、看護師ではなく医師診察を受ける必要がある
・A warrant has been issued for her arrest.(彼女の逮捕令状発行された)
Probably, mercy can be legitimately expressed only when justice warrants but does not require punishment.(おそらく、慈悲は、正義正当化するが罰を必要としない場合にのみ、合法的に表現することができる)

ワラント【warrant】


ワラント〈ワラント債〉

新たに発行される株式引き受け権利表象された証券
企業資金調達するために発行する社債1つに、ワラント債あります。これは通常の社債に、新たに発行される株式引き受け権利表象した証券付けたものですが、この新株引受権のことを「ワラント」と言いますワラント債は、社債部分とワラント部分とが切り離され別々に取引されるケース一般的です。ワラント取引は、新株引き受け権利そのもの売買するもので、あらかじめ決められ期日行使期間までに、あらかじめ決められ権利行使価格によって、発行企業株式購入できるという権利売買するのです。例えば、権利行使価格500円で、発行企業株価600であれば500円市場価格600円の株式を買うことができるわけです。ただし、権利行使期間経過して新株引き受けずにワラントのままで保有すると、ワラントの権利失われ、ただの紙切れになってしまいますちなみにワラント債からワラント部分切り離して残され社債部分を「エクスワラントと言いそのまま債券市場一般債券と同じ扱い売買されます。こちらは、ワラントのように紙切れになるリスクはなく、通常の債券同じよう元利金支払い保証されています。

ワラント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/10 14:24 UTC 版)

ワラント: warrant)とは、当該企業の株式を予め定められた価格で購入することができる権利(またはその証書)[1][2][3]。ワラント(ストック・ワラント)は日本語では株式引受権[1][4]や新株引受権[2]とも訳される。なお、日本法の新株予約権との関係については#日本法での位置づけを参照。




  1. ^ a b 杉浦秀樹『米国ビジネス法』中央経済社、2007年、464頁
  2. ^ a b 伊藤邦雄『ゼミナール 現代会計入門 第7版』日本経済新聞出版社、2007年、351頁
  3. ^ a b c d e f 浅野幸弘. “ファイナンス理論入門:投資と企業金融の基礎 第8回”. 三井住友信託銀行. 2018年1月7日閲覧。
  4. ^ a b c d 証券用語解説集 新株予約権付社債”. 野村證券. 2018年1月7日閲覧。
  5. ^ a b 『大月金融事典』大月書店、2002年、532頁
  6. ^ a b 『大月金融事典』大月書店、2002年、461頁
  7. ^ 米国におけるSPE戦略”. 預金保険機構. 2018年1月20日閲覧。


「ワラント」の続きの解説一覧

ワラント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:02 UTC 版)

デダム (マサチューセッツ州)」の記事における「ワラント」の解説

タウンミーティングのワラントは投票決められる条項含んでいる。選挙で選ばれる委員会あるいは指名される委員会、町の役人、あるいは有権者10人がいれば、ワラントに条項加えることができる。各条項は町政委員会から、聴聞し、タウンミーティング動議を出す委員会割り当てられる予算を使う条項全て財政委員会振り向けられる。企画地区割りを扱う条項企画委員会向けられる定款関わる条項定款委員会渡される財政委員会推薦地区割り除き全ての条項についての動議とする権限がある。企画委員会はそれらの動議提出できる

※この「ワラント」の解説は、「デダム (マサチューセッツ州)」の解説の一部です。
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ワラント

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:54 UTC 版)

語源

名詞

ワラント

  1. 新株予約権
  2. 支払命令

関連語


「ワラント」の例文・使い方・用例・文例

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