トモノリの許嫁候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 00:33 UTC 版)
一ノ宮 灯女(いちのみや ヒメ) 声 - 斎藤千和 六分家の一つで、剣術・一ノ宮逸灯流を伝承する一ノ宮家の息女。一人称は「わらわ」で、トモノリからは「おヒメさん」と呼ばれている。 次期当主にトモノリを指名した九曜総家の決定に従い、トモノリの許嫁を自称して五神姉弟のもとへ押しかけて来る。 しかし、彼女自身はそれ以前からトモノリに好意を持っており、かつてトモノリの母の葬儀の際に出会い、何かの約束を交わしたことが仄めかされていた。 トモノリの許嫁候補5名の中では11歳(第12話以降。第1話の時点では10歳)と最年少だが、身体能力や戦闘能力では引けを取らない。 耳年増でもあり、トモノリに自身を性的な対象として見るよう訴えるなど、言動は極めて大胆。 年齢相応の幼児体型でもあるが、シズルの薬で急成長した際には巨乳になっており、後日談で描かれた中学生の姿でも成長の片鱗を見せていた。 彼女の魂石は日本刀・咲夜(さくや)の柄にはめ込まれている。魂石の英雄はミヤモトムサシ。 戦闘時には一ノ宮逸灯流の各種奥義を使って戦う。トモノリに好意を持つ女性との戦闘においては、相手を殺傷する事に躊躇いを見せず、巧妙な策を弄して挑む事が多いため、対戦相手からは「ヒロインのやることではない」「血も涙もない」などと非難される事が多い(ただし、他の許婚たちもこの方針には同意している)。 終盤には彼女が、かつて大九曜知徳と恋仲だった黒曜の姫巫女の生まれ変わりだった事が発覚。トモノリへの恋心が自分自身のものなのか苦悩するものの、今感じている自分の感情こそが自分の想いだと悟り、『契りの間』ごと迷いを断ち斬っている。 最終決戦ではトモノリ及び大九曜知徳との神威合一により、櫛名田比売を召喚。オロチから孝美とクサナギを分離して勝利に貢献した。 本作のドラマCD化に先立つ形で、掲載誌の創刊5周年を記念して製作された『学園革命伝ミツルギ』のドラマCDに収録されている「コミックラッシュ革命伝」にも特別出演していた。 三條 有栖(さんじょう アリス) 声 - 沢城みゆき 六分家の一つで、槍術を伝承する三條家の息女で、許嫁候補5名の中では一番の財力に恵まれている。左利き。 灯女、孝美に次いで第1話に登場したヒロインの一人であり、初登場時はトモノリに夜這いをかけるも、妨害に現れたヒメと交戦する。しかし、二人の戦闘を止めようとしたトモノリと衝突、その勢いで脱げた下着をトモノリに掴み取られたうえに至近距離から陰部を直視され、赤面しながら敗走する羽目になった。 序盤はお嬢様気質でプライドの高い性格に描かれていたが、徐々にお淑やかで健気な面が強調されるようになった。 また、当初は家のしきたりや名誉の為にトモノリとの結婚を企んでいると発言していたが、トモノリの人柄に触れるにつれて、強い信頼感と恋愛感情を持つに至る。 終盤にはトモノリに想いを告げ、(事故ではあるが)キスを交わしている。 許婚候補として押しかけた直後に転校生としてトモノリと同じクラスへ編入しており、学校内で灯女と騒動を起こしたこともある。 灯女とは利害関係から協力体制を築いている。口喧嘩することも多いが、戦闘時には良きパートナーとして強力な連携を見せる。 お嬢様故に料理など家事全般が出来なかったが、孝美から料理を教わっている。その縁で孝美とはよき友人関係になった。 貧乳であることにコンプレックスを持っており、ヒメやマナを「ペッタンコ」と言ってプライドを保とうとするが、大抵は彼女らに成長性がある事や、自身の胸に成長性が無い事を指摘されて、更にコンプレックスを深めることになる。後日談においても彼女のみ胸の成長の兆しは無かった。 魂石の英雄は戦乙女・ゲイレレルで、武器はハルバード。 戦闘時には得意技の『風の槍雨(レーゲングス・デス・ヴィンド)』を放つ事が多いが、防がれるなどして通用しない事が多い。一方で符を併用した派生技『風塵乱封(フェアジーゲルング・デス・ヴィンド)』は化け猫妖怪の動きを封じる活躍を見せた。 四方堂 マナ(しほうどう マナ) 声 - 門脇舞以 六分家の一つで、忍術を伝承する四方堂家の息女。中学生。 寡黙で感情を表に出すことが少ないが、基本的には控えめで素直な性格。しかし、時折突飛な行動をとって周囲を混乱させる事がある。 更に父親からは「男と添い寝するときは全裸になれ」など、人として間違った教育を受けており、トモノリへは無自覚かつ大胆なスキンシップを試みる事が多い。 身のこなしが軽く、トリッキーな動きで相手を翻弄する戦術を得意とする。 華奢な体格に反して大食いで、容易に食べものに釣られたり、空腹に耐えられないという弱点を持つ。 また、四方堂一族は妖怪との混血が行われた一族である為、彼女も裏三家と同様に獣耳を生やすことが出来る。 トモノリの料理に惹かれて彼の家に居候を始めるが、彼と交流を深めるうちに恋愛感情も抱いており、不器用ながら想いを伝えようとしていた。 アリスとトモノリのキスを目撃したことでキスに興味を持つが、トモノリには額にキスされて「正式なキスは好きな人とするべきだ」と諭される。しかし、マナの側からトモノリの唇を奪い、想いを告げた。 後日談でも相変わらず、トモノリへ積極的なスキンシップを行っていた。 武器は伸縮自在かつ質量すら自在に操れる如意棒で、魂石の英雄は斉天大聖孫悟空。 神威合一を行う際には灯女、アリスとの三人組で攻撃を仕掛けることが多い。 二ノ方 サクラコ(にのかた サクラコ) 声 - 加藤英美里 六分家の一つ・二ノ方家の息女。眼鏡っ娘であり、髪型はツインテール。 頭脳明晰で高度な科学知識を持ったクールな少女。飛び級で大学を卒業しており、世界征服の野望を抱いている。 世界トップシェアのスマートフォン用OSを自作し、ある意味では既に世界を征服しているが、機械オンチの父親からは理解されていない。 医学や薬学にも優れ、九曜一族の身体的体質を分析したり、即効性の惚れ薬や睡眠薬などを自作する事もある。 天音をトモノリと結婚させて自身が総家の実権を握る計画を立てるが失敗。それ以降は五神家の隣家を買い取り、天音と同居している。 実験の為と言ってトモノリと性交渉を試みるなど大胆な行動を見せるが、実はウブで恋愛経験はなく、トモノリへの好意を認めようとしないツンデレ。 一方、露骨な好意を示さないが故にトモノリからは相談相手として頼りにされていたが、『契りの間』に閉じ込められた際に彼に口付けし、想いを告げた。 後日談ではトモノリにデートの約束を了承させているなど、ツンデレを卒業した様子が描かれている。 他の四人とは異なり、戦闘時には武器ではなく防具・アイギスの盾を使用するため、攻撃よりも防御を得意とする。 アイギスは蛇面に変形可能であり、そこから発する『蛇神の吐息(ペトロブレス)』で敵を石化させる事が可能。魂石の英雄はペルセウス。 身体能力は許嫁候補の中で最も劣るものの、優れた知能と防御力を活かした作戦立案や分析など、参謀役として活躍することが多い。 六道寺 天音(ろくどうじ あまね) 声 - 寿美菜子 六分家の一つで、弓術を伝承する六道寺家の息女。 おっとりした性格で人を疑わないため騙されやすい、天然ボケな性格。料理が得意など家庭的な女性で包容力も強い。 他の許嫁候補のトモノリへの想いを応援するが、自身もトモノリに好意を抱いており、作中後半までその事実に気づく事が出来なかった。 終盤にトモノリとキスするが、実はそれ以前に酔っ払ってトモノリとファーストキスした挙句、他の許婚候補達にセクハラ行為を行っていた(本人は自覚していない)。 一定周期で自身や周囲を災いに巻き込む呪いに侵されており、その時期は呪いを打ち消す能力を持つトモノリと暮らす事でやり過ごしている。 当初はサクラコから手下と評されていたが、彼女からは先述の呪いに関してアドバイスを受けており、実際には強い友情で結ばれている。 許嫁候補の中では最も巨乳であり、灯女や有栖からは嫉妬されている。 武器はヘラクレスの弓、魂石の英雄はピロクテテース。 矢による遠距離攻撃を得意とするほか、打ち出した矢によって結界を形成し、敵の動きを封じるなどの支援を行う事が可能。 特にサクラコとタッグを組むことで互いの欠点を補ったり、結界で敵の動きを封じた隙に『蛇神の吐息』を放たせるなど、強力な連携を見せる。
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