ダークパワーの精と子分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 02:09 UTC 版)
「おねがいマイメロディの登場キャラクター・マリーランドの人々」の記事における「ダークパワーの精と子分」の解説
ダークパワーの精(ダーちゃん) 声 - 木内秀信 人間の負の夢や感情が集まって生まれたエネルギー“ダークパワー”の中核。闇の中で強く輝き、姿形はない。その正体は「夢魔」。 憑依されたマリーランドの住民も体に艶が出る。しかし、クロミの場合は潤から解放された後の状態で憑依したため体内に取り込まれる形となった。その後人間よりも少し大きいサイズに巨大化した。クロミがダークパワーの精に憑依されているときの頭巾のドクロマークはシンクロせず眠ったままである。 昔は「黒い森」に住んでいたが、ダークパワーを封じるため、初代の王様が「黒い森」を創り出し、やがてその森に蓄積されたダークパワーから生まれたが、外に遊びに行こうとしたところ初代王様に阻まれ、森の下に封印された。 あるとき、封印の石とは知らず、漬物石に丁度いいと思ったマイメロ達によって石が取り除かれ、その瞬間に逃げ出した。その後、恵一がメロディ・ボゥで曲を弾けることに気づき、人間界へ現れた。 ダークパワーの曲が完成し、「メロディー・ヴァイオリン」と「メロディ・ボゥ」により曲が弾かれるとき、強大な力は開放されるが、適合者を待ち続けたが恵一にしか曲を弾けない弱みを握られ、クロミにも見下され「ダーちゃん」と命名された(恵一は「ダー」と呼ぶ)。本来の目的のためあえて恵一に服従し、城にある「メロディ・ヴァイオリン」であれば曲が弾けることを教え、バクの体から抜け出す。恵一がヴァイオリンを自分の物にした後は「メロディ・ボゥ」に宿り、会話を行うときは再びバクに憑依する。 黒音符が100個集まりダークパワーの曲が完成し、恵一が弾き始めるが、クロミの魔法で一度閉じた温かな夢を開かれ、恵一は正気を取り戻すも歌を助けるために心が動き魔法に対する抵抗力が弱まった瞬間、恵一の体を支配し体を深緑の翼を持った悪魔のような姿に変身・巨大化させ、自らメロディ・ヴァイオリンを弾きはじめた。世界中に撒き散らしたダークパワーを一点に集束させ、その力で発生した「滅びの雲」で地球全体を覆うが、歌たちとマイメロがドリームパワーの力をメロディ・タクトに集め、ダークパワーの体内で意識を取り戻した恵一に曲の酷さで失望され、体から追い出されてマイメロの特大「メロディ・マーク」が「滅びの雲」に貼り付き、無数の舞い落ちる花びらに変えられ世界が蘇った。ダークパワーの精は復讐を誓い宇宙の彼方へ飛び去った。 弱体化し宇宙を漂っていたが、マイメロへの復讐と野望成就のため流星のようになりマリーランドに戻りバコを見つけ、憑依し、翌日からバコは急成長する。力が弱く完全に支配仕切れていなかった。黒音符を集め続け、コンプリート直前だったが、ウサミミ仮面によりバコの体から追い出され、再び宇宙へ逃亡。 前回の反省から使いやすい奴に憑依しようと空から適正者を探し、黒いオーラを発するドリアン大臣を見つけ、憑依し心を完全に支配した。城に戻り様子を探っていると、反省室にいるコーちゃんに気づき解放する。早速、メロディ・ギターを盗み出すように命令する。 大臣の体で城を快適な生活をしていたことを反省し、王様を操りマリーランドの人々を苦しめようと、1日たこ焼き以外は食べてはいけない御触れを出させ、マイメロ一家やカキくんを近衛兵に捕らえさせた。しかし、マイメロの活躍により失敗する。 黒音符でマリーランド崩壊を願いすることを目論むも集められないため、自ら動き出すことに決め、黒い森に向かい、黒音符の実を食べ、ダークパワーを強化し体につやが出る。不思議に思ったマイメロや王様に問われたが、「テンプラを食べ過ぎた」と答え油のせいと納得させた。 大臣の体や心も完全に支配し、充分にパワーも強化したため、復讐の手始めとして、王様を倒しマリーランドを支配する計画を実行する。ハルカちゃんブロマイドに落書きされ機嫌の悪い王様により、その犯人と濡れ衣を着せされ、解雇すると激怒しているのを利用し、王様を挑発し、人気のない岸壁で決闘を行い、追い詰めるもマイメロに召喚されて大臣の意識も目覚めそうになり、あと一歩だったが倒すことができなかった。 黒音符がコンプリート寸前でドリアン大臣が風邪を引いてしまったため、一度体から抜け出し、フラットくん、ピアノちゃん(「ダー」と喋れない為抜け出す)、マイメロに憑依した(心の中で怖い為逃げ出す)。しかし誰とも体が合わなかったせいか、再びドリアン大臣に憑依した所、黒音符がコンプリートされて、クロミや潤よりも先に願いかなえ、再び人間界とマリーランドの崩壊が始まり、潤に憑依。電波塔でダークパワーの曲を弾き、滅びの雲を再び出現させ地球を覆いつくそうとしていた。歌たちの呼びかけと、恵一の弾くヴァイオリンの音色により潤は解放され、後一歩で野望は達成できず再び消え去った。 直後、クロミノートのナンバーが10000に達し、再び舞い戻り潤に取り憑いたときと同じ姿でクロミに憑依・巨大化した。メロディ・ギターで「クロミパンク」を演奏し滅びの雲を再び動かした。マイメロのメロディ・タクトが復活し、それによるお助けキャラによる総攻撃に敗れたことでクロミは意識を取り戻した。一時は世界の為に犠牲になろうとするクロミの中で憎しみが消えかかっていたが、クロミノートを読んだマイメロがクロミへのこれまでの行いを認め、タンスに自分を仕舞おうとすることで、クロミは再び憎しみを取り戻すが、最終的にはクロミ自身が自力でダークパワーと分離し、マイメロを救出してタンスを破壊。ウサミミ仮面とウサミミレンジャーズによる最終究極奥義「ウサミミテールボム」で敗北、滅びの雲も消え去った。弱体化した状態で逃走を図るが、最期はバクに捕食され、ついに完全消滅した。 『すっきり♪』では大量の黒音符となってマリーランドや人間界に降り注いだ。最終的には管理人(ダー子)によってすべての黒音符が集結し、ダークパワーの精が復活し、ダー子と同化して巨大化するもマイメロたちからその存在をすっかり忘れ去られてしまい、最期はマイメロがその名前を出したことでやっと思い出してもらえた、と「すっきり」してしまったため、自身が巨大なキラキラ玉になり自滅。ダー子の「ダーちゃんの形見が欲しい」という願いでマイメロのティアラから離れ、ダー子の手に渡った。 黒豹の女(ダー子) 声 - 藤田記子 黒豹の姿をした謎の女。クロミにティアラとメロディ・キーを託した張本人。声と容姿が負け犬荘の管理人。夫・ダーちゃんのことは「お前さん」と呼んでいる。本編ではいつの間にか「ダー子」と呼ばれている。 『すっきり♪』第50話にてクロミからムカムカ玉がコンプリートされたティアラを強奪してダークプリンセスの座を剥奪し、管理人からその正体と本性を現し、ティアラと負け犬荘の住人達から搾り取った負け犬オーラの集合体であるト音記号、世界中に散らばったすべての黒音符を集結させて夫・ダーちゃんを復活させる。そしてダーちゃんと同化して巨大化、マイメロのハイパーメロディタクトを破壊したが、マイメロがダーちゃんの存在を思い出し、ダーちゃんが最後のキラキラ玉になったため元に戻る。 その後、重罪人として反省室行きになりかけるが、クロミとバクの懇願によりプリンセス化したマイメロによって開放される。クロミランドの影響が戻りきっていない黒い森で新たな悪巧みを企てるつもりだったが、時同じくして純粋な夢の力でマリーランドがよみがえっていく様を見て、思わずダーちゃんの形見が欲しいと願ったことにより、最後のキラキラ玉がティアラから離れていき、そのまま彼女の手の中に飛んでいった。それを受け取ったことで「ホントに夢が叶った」と泣いて喜び改心。「悪い夢が再び出て行かないように」と黒い森の番人になることを決意し、森へ帰っていった。 コーちゃん 声 - 内藤玲 ナマズの姿をしたダークパワーの精の一の子分。黒い森に住む。杖を使い、魔法や瞬間移動が可能。マリーランド崩壊の際に黒い森へ逃げ込んできたニャンミ達を、永遠に甘い夢を見せる魔法で眠らせる。その後、探しに来たマイメロやクロミ達にも魔法をかけるが、マイメロのお助けカードで召喚され眠りから覚めたニャンミ達に倒され、駆けつてきた王様達に逮捕。 反省室に入れられていたが、ダーちゃんに憑依されたドリアン大臣により解放。大臣にダーちゃんが憑依していることに気づき、メロディ・ギターを盗み出して人間界にいるクロミに届け、それを柊潤に弾かせて黒音符を集めるようにクロミを煽った。 その後、黒い森付近で再び近衛兵に捕まる。王様と王妃様に尋問された際に、ドリアン大臣から自分のことを話さないように合図を送られたが、逆効果で威圧されてしまい、うっかり「ダーちゃん様」と返事をしてしまった。聞き逃さなかった王妃様に「素直に話せば罰は軽くする」と司法取引を持ちかけられるが、そこでは口を割らなかった。 その後、脱獄していることが発覚する。クロミにメロディ・キーを渡した謎の女豹(ダー子)と繋がっており、彼女のことは「姐さん」と呼んでいる。現在は彼女の子分となって黒い森を活動の拠点としている。謎の女豹に変わってクロミにダークプリンセスのことを伝えると、黒い森で捕獲した黒音符をクロミに憑依させダークプリンセスを疑似体験させるが、その後の消息は不明。
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