スピリティズム
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スピリティズム(英: spiritism)は、日本語では大意でスピリチュアリズム(心霊主義、心霊術、交霊術)を意味する[1]。より狭い意味では、フランス語の spiritisme(スピリティスム、心霊学)の英訳で、1857年、フランス人アラン・カルデック(本名はイポリト・レオン・ドニザール・リヴァイユ)によって出版された 『霊の書』(聖霊の書)に始まる教義、信仰を指す[2]。エスピリチズモ、また創始者の名からカルデシズム、カルデシズモ、精霊主義とも呼ばれる[2]。信者はキリスト教の一派であると考えており、霊界が良い死霊・精霊の憑依を通して、イエス・キリストの愛と慈善の教えを、人類に思い出させるように働きかけているとされる。霊魂の不滅と転生、霊的な進化を信じる。主にブラジルで信仰されている。
- ^ 『日本国語大辞典 第二版』 小学館、2003年
- ^ a b c スピリチュアル用語辞典 180P
- ^ 津城 2005, p. 80.
- ^ a b Ushi Arakaki「現代移民の多様性 : トランスナショナル時代のウンバンダ」『国立民族学博物館調査報告』第83巻、2009年、89-104頁、ISSN 1340-6787、2020年4月20日閲覧。
- ^ a b c アントワーヌ・フェーブル 著 『エゾテリスム - 西洋隠秘学の系譜』 田中義廣 訳、白水社〈文庫クセジュ〉、1995年
- ^ a b c d 山田政信. “新宗教のブラジル伝道(11)キリスト教の変容⑧”. 2020年4月18日閲覧。
- ^ 藤田富雄「原著論文 ペンテコスタリズムの一考察 : ブラジルを事例として」『宗教哲学研究』第9巻、1992年、1-15頁、2020年4月20日閲覧。
- ^ 肉体の死ののち、霊魂が再び肉体を得ること。
- ^ a b 山田政信. “改宗を正当化する語りの論理 -ブラジル北東部における天理教を事例に-”. 2020年4月18日閲覧。
- ^ 星野壮「在日ブラジル人とキリスト教についての研究」博士論文32635甲第109号、大正大学、2016年、2020年4月20日閲覧。
- 1 スピリティズムとは
- 2 スピリティズムの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
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