サクライザーの仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:05 UTC 版)
「甲州戦記サクライザー」の記事における「サクライザーの仲間たち」の解説
桜井 ケータ(さくらい・ケータ) 本作品の主人公。先輩の武田から託された特殊スーツを装着することによって、「イケメンでないのにもかかわらず」ヒーロー・サクライザーに変身する。北山梨市超常現象対策課の職員で、山梨県をこよなく愛している。可愛い女性にはすぐに惚れてしまうがうまくいったためしがなく、彼女いない暦=年齢。話す言葉は「甲州弁」であり、「なんちゅうこんで!」(なんということだ!)、「ほうは言っても無理じゃんな」(そうは言っても無理だよなあ)などをよく口走る。市役所規定の作業服に市役所の名入りタオルを首に巻いているのがいつものスタイル。28話では平和ボケしすぎてサクライザーへの変身の仕方を忘れるなど、ヒーローとしてあるまじき失態をおかすも、サーハブたちの助力で再び変身することができた。 真田 戸馬(さなだ・とうま) 北山梨市役所超常現象対策課に配属された新人で、桜井の後輩。特別な力は持たないが、桜井の心強い味方。山梨県内の出身ではないため甲州弁がわからず、先輩である桜井の話す言葉が通じないことも。女運に恵まれない桜井とは違い、昔付き合っていた女性が現れたり(11話)気付いたら桃井といい感じになっていたりと、案外モテるようである。 賀茂鹿 楓(かもしか・かえで) 北山梨市の市長で、元・警察官。凶悪犯罪に巻き込まれ娘・由香里を亡くした過去を持つ。「漆黒の金曜日」と称されるその事件が魔玄一族の仕業と知り、玄太、山本博士と共に「タイプ39RA」を開発。しかし、警察上層部の圧力でスーツの量産化を中止、廃棄処分にされてしまう。それを機に市長となる。やさしくおっとりとした性格だが、悪には敢然と立ち向かう芯の強さを持つ。妻の名前は八重。富士河口湖町のヒロインの叔父。30話で、孫であるよしのとの再会を果たす。 サーハブ・オザワ課長 超常現象対策課の課長。サクライザースーツ開発の元となるレアクオーツを発掘した張本人。インド系日本人で、日本語は喋れないので常に通訳がついている。1stシーズンではドラマの冒頭でカレーの研究をしているシーンが見られるように、カレーにこだわりがあるらしい。富士吉田市(20話)では、カレーうどんを食べているシーンもあった。突然KIZAN2000に乗って現れたり、不思議な力を使って魔玄一族を追い払ったりと、謎の多い人物。その正体は、元「国際考古物冒険隊 I.A.I」の隊長。 通訳(つうやく) サーハブの通訳。初期のスーパーでは「課長秘書」となっていたが、現在はドラマ内でもショー内でも「通訳」で定着している。サーハブとともに突然現れたり、意外にも戦闘能力が高かったりと、サーハブに負けず劣らず謎の多い人物。元「国際考古物冒険隊 I.A.I」の隊員として、サーハブとともにレアクオーツ発掘を行っていた。演じているのは主題歌を歌うバンド「Pro.ZACK!」のボーカル。 山本 はじめ(やまもと・はじめ) 北山梨大学の天才科学者。普段は分厚い眼鏡をしているが、外すとイケメン。桜井の同級生で、サクライザーをサポートする。サクライザーの生みの親である山本四郎博士の息子。その落ち着いた言動からクールに見えるが、底には熱いものを秘めた青年。研究に没頭したり新しい発見をすると、興奮してしまうことも。戦意を失った桜井を叱咤し、新たな武器を開発する(4話)など、若いが腕は確か。サクライザーの新しい装備を開発するためアメリカへ旅立ったきり、まだ日本に戻ってきていない。31話では一時帰国し、横浜で父親と落ち合い新型ベルトの開発に関係する「例のもの」を託し、アメリカへ再び旅立った。 山本 四郎(やまもと・しろう) 2ndシーズンから登場。特殊スーツ「タイプ39RA」を開発した北山梨大学の博士。はじめの父。クールな息子とは正反対で、熱苦しく涙もろい。しかしながらその腕は確かなもので、手に入れたタケダクリスタルの力を利用してスーツや武器を強化するなど、はじめがいなくなってしまった穴を十分に埋めて余りある活躍を見せる。また、魔玄怪人に襲われるも、懐に電話帳が入っていたため助かったという強運の持ち主でもある。右左口は元教え子で因縁の仲。 斉藤 ひな(さいとう・ひな) 1stシーズンでは、身延町(10話)のご当地ヒロインとして初登場。その後、身延山大学を卒業し北山梨大学山本研究室に勤務し始める。山本博士の助手となり、2ndシーズンからは桜井の強い味方に。初登場時は眼鏡を外したイケメンのはじめに何か感じるものがあったようだが、その後、2ndシーズンを通して山本博士の助手として桜井を近くで見ているうち、少しずつ惹かれていく。31話では、起動しなくなったサクライザーの変身ベルトに対し「機械なんて叩けば直るんです」という持論のもと、思い切りベルトを殴り、直してしまった。 桃井 しおり(ももい・しおり) 1stシーズンでは、丹波山村(7話)で、丹波山村役場の職員として登場。その後、北山梨市役所に転勤となり、2ndシーズンからは桜井たちと行動を共にすることが増える。桜井の従姉妹で、桜井を本当の兄のように慕っており「お兄ちゃん」と呼んでいるが、実は桃井の方がしっかりしている面も。性格は明るく前向きでしっかりもの。いつの間に仲良くなったのか、同じ課の真田といい感じに。食べることが大好き。39話では身延町の名物である「みのぶまんじゅう」を食べながら隠れているところを珠璃亜に見つかり、さらわれてしまう。 いたやま 2ndシーズンから登場。 桜井の幼なじみ。常に長髪のカツラを被っていて、胸に大きく「いたやま」の名札がついた上下緑のジャージを着ている。躰道の達人であり、戦闘能力は高く、相手が邪忍者であれば生身のままでも1対1で張り合えるだけの強さを持っている。また、山本博士が作ってくれないからという理由で自作したマスクとマントで「イタヤマン」に変身(26話)。しかし強化スーツではないため戦闘能力はまったく変わらず、サイガに一蹴されてしまった。33話では尾行を続けていた右左口に気付かれ、直接対決に。しかし右左口に108を起動され、なす術もなく打ちのめされた。 原 虎男(はら・とらお) 武田一刀流の師範で、桜井の剣の師匠。普段は子供たちに書道を教えている(5話)。10話では、助太刀にきた女拳法家である皐月胡都葉(さつき・ことは)に惚れてしまい赤面する場面も。修行の旅に出ていたが、23話で再登場、桜井のピンチを救う。修行の旅で会得した「武田無限斬」を桜井に伝授した。甲州弁ではなく、土佐弁のようななまりで話す。31話で再登場した際には胡都葉を追って中国まで行ったことを明かし、さらに結婚し、子どもまで生まれている。 武田 玄太(たけだ・げんた) 1stシーズン・2ndシーズンに回想シーンのみで登場。武田一族の末裔で、桜井の地元の先輩。山梨県甲府北口署の刑事。甲府市のご当地ヒロイン・愛の兄。廃棄処分が決まってしまった「タイプ39RA」を無断で持ち出し、桜井に託す。その際に魔玄一族と遭遇し、行方不明になってしまった。キャスケット帽にサングラスという刑事らしからぬ風貌だが、根はやさしく正義感の強い男。 武田 愛(たけだ・あい) 1stシーズン・2ndシーズンに登場。1stシーズンでは、甲府市(8話)のご当地ヒロインとして登場。玄太の妹。「風」のクリスタルを所持。その後、26話で武田一族に伝わる刀「陰雷」を桜井のために家から持ち出し、前田刑事に託す。名家のお嬢様らしくおしとやかな印象を受けるが、武田家秘書(山中湖村のヒロイン)の制止を振り切って家宝である刀を持ち出すなど、行動力のある面も。未だ行方の知れない兄の安否を気にかけている。 前田 宏真(まえだ・ひろまさ) 1stシーズン・2ndシーズンに登場。玄太の同僚で、友人。山梨県甲府北口署捜査一課の刑事。12話でライガに刺され意識不明になるが、22話で復活を果たす。その際に、橋本ひとみ(はしもと・ひとみ)という名前の恋人がいることが判明している。演じているのは山梨放送の元アナウンサー・前田真宏。 梶 博(かじ・ひろし) 3rdシーズンから登場。山梨県甲府北口署捜査一課の刑事。前田刑事の元同僚。1stシーズン2話の韮崎市役所のシーンで桜井たちを覗いていた謎の男の正体は彼であり、また、4話でよしのの父としても既に登場していた。魔玄一族の動向を探るため、これまで密かに調査を続けていた。魔玄一族に殺された賀茂鹿市長の娘・由香里の夫である。警棒を常備しておりそれで戦うが、あまり戦闘向きのタイプではなく、邪忍者にも勝てない。物静かで内に何かを秘めている男。 梶 よしの(かじ・よしの) 1stシーズンでは4話でのキーパーソンとして、帰ってこない父と戦闘を放棄して逃げてしまったサクライザーとを重ね合わせていた。その後、30話で再登場。父親に似たのか、言葉数は少なく、おとなしい女の子。父である梶刑事とともに、祖父・賀茂鹿市長との再会を果たす。なお、4話では桜井に対し「おじちゃん、大きくなったら結婚してあげるね」という爆弾発言を残している。 梶 由香里(かじ・ゆかり) 特番に登場した、オーディションで選ばれた女性が演じる「賀茂鹿市長の娘」。刑事であり、博の妻で、よしのの母。10年前の「漆黒の金曜日」の際に礼威子によって命を奪われ、その時持っていた「火」のタケダクリスタルも一緒に奪われてしまう。 賀茂鹿 八重(かもしか・やえ) 特番に登場した、オーディションで選ばれた女性が演じる「賀茂鹿市長の妻」。由香里の母。
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