サクラの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 17:42 UTC 版)
最初に贈られた3020本の桜は12種類の栽培品種で、そのうちわけは、ソメイヨシノ、カンザン、イチヨウ、タキニオイ、シラユキ、フゲンゾウ、アリアケ、ジョウニオイ、フクロクジュ、スルガダイニオイ、ギョイコウ、ミクルマガエシであり、ソメイヨシノ以外は全て狭義のサトザクラ群であった。 しかしその後、多くの栽培品種が代替わりするなどで植え替えられたため、2021年時点では当初とは異なる植栽構成となっている。全体の70%を占めるソメイヨシノと13%を占めるカンザンと若干のフゲンゾウのみが当初の品種と同じであり、その他は韓国鬱陵島のタケシマザクラ(Takesimensis)が5%、ジュウガツザクラが3%、ソメイヨシノの子孫で米国生まれのアメリカ(米国名:Akebono)が3%、シダレザクラが2.4%、エドヒガン (淡墨桜のクローン)が1.3%、オオヤマザクラが1%未満、シロフゲンが1%未満、日本のマメザクラとカンヒザクラとの種間雑種でイギリス生まれのオカメが1%未満である。 ソメイヨシノ(Yoshino)はタイダルベイスンを囲む白い雲のようにたなびいており、北はワシントン記念塔にも植えられている。少数のアメリカ (米国名:Akebono) も一緒に植えられており、ソメイヨシノと同時に咲く。カンザン (Kwanzan)は主に東ポトマック公園で生育しており、ソメイヨシノの2週間後に満開となる。東ポトマック公園にはフゲンゾウ(Fugenzo)やシロフゲン(Shirofugen)も植えられている。これらの木々の間に点在して様々なシダレザクラ(Weeping Cherry)がありソメイヨシノの1週間前に咲き始める。
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