ゲンシと仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:40 UTC 版)
「時空探偵ゲンシクン」の記事における「ゲンシと仲間たち」の解説
ゲンシ 声 - ゆきじ 本作の主人公。原始時代に生きていた少年。一見小学生にしか見えないが年齢は13歳。一人称は「オイラ」で、語尾に「ッチ」と付ける。口癖は「イシイシウッホー」。小さな身体に想像のつかない怪力があり、チーター以上の走力と魚以上の泳力、ビルの5階から飛び降りても平気な頑丈な肉体を持つ。 ラブラブと出会い、それを追ってやってきたTPレディに化石化されてしまう。その二十万年後、ソラの手によって掘り出され、大和博士に復元して貰った。イタズラ好きだが無邪気で純粋無垢な心を持ち、誰とでもすぐに友達になれる人柄をトキGに見出され、時空探偵に任命される。食いしん坊なところがあり、お腹が空くと動けなくなってしまう。現在はタマシティのリバーサイド・ジュニアスクールに通っている(トキオ曰く、授業中は居眠りばかり)。 復元された際にコンピューターのデータが流れ込んだため、現代の言葉が話せる他、コンピューター並みの知識と計算力を持つ。但し、歴史に関する知識は皆無で、純真且つ感情に任せて動くタイプなので基本はその頭脳を発揮する事は無い。 ボンボン版では原始時代ではオトタンと共に修行に明け暮れる日々を送っており、原始拳と呼ばれる独特の戦法を駆使して戦う。アニメと異なり、ワルモン化した時空モンスターは戦って倒すことで正気に戻すことが多い。また、純粋な心の持ち主しか認識できないトキの国を当初から認識しており、いつかそこに行く事を夢見ていたが、ラブラブと出会ったことでアニメと同じく未来へと行くことになる。復元当初は知能の程は原始時代と変わらなかったが、睡眠学習でオトタン共々知性を身に付けた。しかし基本はボケ役のまま。 オトタン 声 - 立木文彦 ゲンシの父親。気合という言葉が好きな頑固一徹な性格をしている。ゲンシと共にTPレディに一個の化石にされ、二十万年後に大和博士に復元してもらう。ただ、人間そのものに復元できなかった上に石板状となったので、ゲンシの武器として石斧に改造された。本人の体に蓄えられたエネルギーを用い、命中対象を化石化・解凍する「化石ビーム」を放つことができる。気合が高まると巨大化する。年寄りくさいが標準語で話せる。化石化される以前に自身の妻(つまりゲンシの母親)とは別居しており、化石化された際のショックでその記憶も失われている。また、TPレディの変装とは知らず、愛野に心をときめかせたこともある。 大和 トキオ(やまと トキオ) 声 - 森田千明 中学一年生の少年。時空探偵になるのが夢だが、学校の成績は芳しくない。好奇心からゲンシと一緒に時空モンスターの回収に行く。ソラとは双子で弟にあたる。活発だが不真面目で周りを怒らせることもしばしばだが、ゲンシ同様に悪事を許さない正義の心を持つ。ボンボン版では常識人で、非常識なゲンシや天然のソラに振り回される役回り。 大和 ソラ(やまと ソラ) 声 - 水樹奈々 トキオの双子の姉であり、同じく中学一年生の少女。成績は優秀で運動神経も良い。歴史の造詣も深く、各時代の偉人を解説する役割も担っていた。空想的な一面があり、ゲンシと一緒について行く。かつてトキオに毛虫を手渡されるイタズラをされたことが原因で虫が苦手だったが、ムッシューとの出会いがきっかけで克服した。ボンボン版ではゲンシ同様にトキの国を認識できる純粋な心の持ち主だが、アニメに比べるとかなりの天然ボケになっている。 大和博士(やまとはかせ) 声 - 佐藤政道 大和姉弟の叔父。時空保護局とも縁のある科学者で、専門はオーパーツの研究。仲間の時空モンスターを送るなどの支援を行い、レイを好いている。ボンボン版では最終回にて改心したTPレディと結ばれるが、結局逃げ出したらしい。また、同作では初対面のゲンシにオトタンと同じ匂いがすると、最終回でTPレディにもオトタンに(汗臭いところが)似てると言われており、オトタンの遠い子孫である事が示唆されているが明言はされていない。 神宮寺 レイ(じんぐうじ レイ) 声 - 中島麻実 時空保護局の局長秘書。ゲンシに時空モンスター回収の指令を与える。クールに振る舞っているが実はお茶目。大和博士が憧れており「レイさん」と呼ばれているが、本人は呼ばれるのが嫌な様子である。1999年にタイムスリップした際、彼女の先祖と思われる女性が、同じく大和博士の先祖と思われる男性と付き合っていた。しかし、自分がまきこまれたチンピラとの騒ぎを前に逃げ出した男性に愛想を尽かし、彼と別れる。 プーちゃん / プテラ 声 - 西村ちなみ 通称「プーちゃん」。プテラノドンを模した小型ロボットで、過去現地におけるゲンシのサポート役である。「記憶消去光線」を出す機能を持ち、時空モンスターに出会った人たちがその記憶に残さないように帰り際にそれを放射する役目を担う。時には歴史を変えるような行動を取りそうになるゲンシを嗜めるブレーキ役でもあるが、一度だけ折れて歴史改変を許した事がある。保護色のように体の色を変化できる。 鳴神 京一郎(なるかみ きょういちろう) 声 - 山口勝平 ゲンシと同じ時空探偵の少年。ソラに好意を抱いており、陰ながらゲンシたちに助力する。キザでナルシストな性格だが、基本的にドジでいまいち格好がついていない。吸血鬼の血を引いており、青い肌を持つ。目を合わせた相手を催眠にかける能力を持ち、本人いわく「ちょっと人間離れしてる」らしい。但し、吸血はせず不死身でもない(常人よりは不死身に近い)。持っているステッキから放つ光線で自身のマントをカーテンに変化させ、覆った相手をバニーガール姿にすることも可能。体力はさほどなく、ある程度の時間全力疾走して筋肉痛を起こしたことも。また、強い日差しも苦手。 ボンボン版ではドジな部分は殆ど描かれておらず、コミカルな姿も少なめ。自身の先祖が滅ぼされた事も歴史として受け入れ、「人類の歴史を守ること」が自分に残された唯一の存在意義だとして冷徹に職務を遂行しており、人のために歴史を変える事も辞さない態度を見せるゲンシとは対立する事もあった。 タイムライドはキックボードの形をしている。 尚、原作者の岡田英樹がかつて手掛けた『時空探偵DD 幻のローレライ』にも同じく鳴神姓を持つ吸血鬼の探偵「鳴神・雷蔵」が登場している。 トキG 声 - 鈴木勝美 「トキの国」において時間の流れを時空モンスターたちと管理する時間保護局の最高長官。翼の生えた豚型の空飛ぶ乗り物に乗っている。性格は至って温厚であり、ゲンシが一度、ある親子の悲しい未来を変える為に歴史改変を行った際には特別に御咎め無しとした。レイに指示を送る際は8頭身の仮の姿で行っている。ボンボン版も基本は同様だが、第一話ではラブラブにげんこつを見舞う一面も見られた。
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