はぜのきとは? わかりやすく解説

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はぜ‐の‐き【黄櫨/×櫨】

読み方:はぜのき

ウルシ科落葉高木関東以西暖地自生4〜6対の小葉からなる羽状複葉で、秋に紅葉する雌雄異株5、6月ごろ黄緑色小花円錐状に集まって咲く。果実楕円形白く果皮から(ろう)をとる。琉球はぜ。はぜうるし。はぜ。はじ。はじのき

黄櫨/櫨の画像
撮影広瀬雅敏

はぜのき (黄櫨の木)

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

Rhus succedanea

わが国本州関東地方以西から四国九州さらに東南アジアにかけて広く分布してます。山野生え、高さは7~10メートルなります奇数羽状複葉で、広披針形小葉は4~8対あります雌雄異株で、5月から6月ごろ、円錐花序小さな黄緑色の花を咲かせます果実核果で、秋に淡褐色熟します内果皮からはが採れ、和蝋燭原料されます。「うるし」ほどではありませんが、人によってはそばを通っただけで被れることがあります
ウルシ科ウルシ属落葉高木で、学名Rhus succedanea。英名は Wax tree, Haze
ウルシのほかの用語一覧
ウルシ:  山黄櫨  白膠木  蔦漆  黄櫨の木
オペルクリカリア:  オペルクリカリア・デカリイ
カイノキ:  楷の木
サンショウモドキ:  胡椒木

櫨木

読み方
櫨木はぜのき

ハゼノキ

(はぜのき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 20:06 UTC 版)

ハゼノキ(櫨の木[5]・櫨[6]・黄櫨の木[7]・黄櫨[8]学名: Toxicodendron succedaneum)はウルシ科ウルシ属落葉小高木。単にハゼとも言う[9]東南アジアから東アジア温暖な地域に自生する。秋に美しく紅葉することで知られ、ウルシほどではないがかぶれることもある。日本には、果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれ、それまで木蝋の主原料であったウルシ果実を駆逐した。


注釈

  1. ^ 櫨実は運上銀納入者に買い占めさせる旨の薩摩藩藩達が1637年~1639年(寛永14年~16年)にあり、櫨栽培がそれ以前に始まっていたことは推測されている[17][18]
  2. ^ 江戸時代には火口(ほくち)に火をつける火打石硫黄附木も庶民に普及した。

出典

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze ハゼノキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. var. japonica Engl. ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. var. dumoutieri (Piérre) Kudo et Matsuura ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 103.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 田中潔 2011, p. 61.
  7. ^ a b c d 亀田龍吉 2014, p. 29.
  8. ^ a b c d e f g 林将之 2008b, p. 40.
  9. ^ a b 樹皮・葉でわかる樹木図鑑 (2011)、170頁
  10. ^ a b c d 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 248.
  11. ^ a b c d e f g h 林将之 2008a, p. 139.
  12. ^ a b 辻井達一 2006, p. 117.
  13. ^ a b 林将之 2011, p. 145.
  14. ^ 林将之 2011, p. 144.
  15. ^ 木蝋(もくろう)-文化財を維持する特用林産物”. 日本特用林産振興会. 2019年4月24日閲覧。
  16. ^ 矢野眞由美 2015[要ページ番号]
  17. ^ 桜島町郷土誌編さん委員会 1988, p. 153.
  18. ^ 鹿児島県 1967[要ページ番号]
  19. ^ 「第三章 城下町と近郊農村の産業」『広島市史 第三巻 社会経済編』pp224 昭和34年8月15日 広島市役所
  20. ^ 「櫨紅葉」「櫨の実」「櫨採り」は晩秋・植物の季語。一方、「櫨」「櫨の木」は仲夏・植物に、「櫨の花」は初夏・植物に分類される季語である。- 齋藤慎爾・阿久根末忠編『必携季語秀句用字用例辞典』柏書房、1997年、P.871。
  21. ^ 9位 柳坂曽根の櫨(福岡県久留米市)葉と実 一幅の絵のよう日本経済新聞』2019年9月7日・土曜朝刊別刷りNIKKEIプラス1「何でもランキング」(2面)2021年1月3日閲覧


「ハゼノキ」の続きの解説一覧

はぜのき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 09:45 UTC 版)

名詞

はぜのきの木、黄櫨の木

  1. ウルシ属落葉樹学名:Toxicodendron succedaneum。別名、琉球はぜ、はぜうるし、はぜ、はじ、はじのき
  2. やまはぜやまうるしなどのウルシ科別称

関連語

  • はぜのみ
  • はぜもみじ



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