かつて存在した国内のブランドとメーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 10:19 UTC 版)
「全自動麻雀卓」の記事における「かつて存在した国内のブランドとメーカー」の解説
2022年現在、以下の製品群は製造メーカーが倒産・麻雀事業から撤退、メーカーが存在していてもブランドを廃盤にしたため、下記ブランドの麻雀卓本体および得点表示枠の製造はされていない。 アモスオーシャン - 大洋化学(旧アモス。ギャバンの枠を重厚、豪華にしたもの。後継はアモスキューブ) アモスギャバン - 大洋化学(旧アモス。この本体にモンスターやコングやプレジャーなどさまざまな枠をつけて発売された。1ヶ所吸い込み。最後期はリーチ音、積み棒表示つき。後継はアモスオーシャン) アモスギャバンスーパーDX - 大洋化学(旧アモス。丸みをおびていたギャバンの枠を当時の競合製品の雀豪に対抗し、斜め角張シャープなデザインにしたもの) アモスキューブ - 大洋化学(いわゆる新アモス。4ヶ所吸い込み。この本体にセヴィアやアルティマや忍者バトル4やイーガーなどさまざまな枠を乗せて発売された。①築牌機能のみのノーマルキューブ②リーチ音+積み棒表示+自動配牌つきのキューブHDの2モデルを最初は発売。のちに③キューブHDから自動配牌機能のみ無くした特殊モデルのキューブRを発売した。後継はアモスシャルム) アモス雀竜 - 大洋化学(旧アモス。ギャバンの軽量版。構造はギャバンと同一) アモスマーテル - 大洋化学(旧アモス。雀竜の家庭向け廉価版モデル。リーチ音、積み棒表示付きマーテルボイスも存在。構造はギャバンと同一) MJJAPAN(龍鳳、雀友ドラゴン)- 株式会社DAI(DAIは電元オートメーション倒産後の後継会社。電元の当時の最新卓「昇竜2」を電元からの事業継承時にブランド名をMJJAPANに変更。自動配牌機能、リンシャン下ろし三方上がりを実装。MJJAPANは大洋技研以外のDAI/マツオカ/エムテックスマツムラの3社が協力して販売する形を取った。龍鳳はマツオカメカトロニクスのオリジナルでMJJAPANオリジナルのセンターのサイコロBOXを点数表示機能付きサイコロンに変更したもの。雀友ドラゴンはエムテックスマツムラのwakwakやwakwakⅡ枠を付けたもの。MJJAPANにテンリーダーやマツオカのacroやeagerをつけたモデルも販売された。しかし、大洋技研アルティマVS他3社連合MJJAPANの自動配牌卓シェア戦争は大洋技研の圧勝に終わり、電元オートメーションに続きDAIも倒産、MJJAPANは2015年生産中止となった。エムテックスマツムラは麻雀事業そのものから撤退し、マツオカも麻雀卓の製造部門マツオカメカトロニクスを失う形になり、その後の大洋技研アモス1強体制を決定づけた。 雀王 - オーエスプロジェクト(株式会社フクタニが販売。自動配牌機能を実装) 雀華 - ミユキ精機(雀夢A型コピーモデル) 雀吉 - 新日本物産 雀豪 - 電元オートメーション株式会社(雀夢A型MK3の改良モデル。最後期モデルの雀豪DOME DORADORAは初のドラ牌自動めくり機能を実装。電元倒産後はDAIが継承) 雀豪WONDER - 電元オートメーション→株式会社DAI(有限会社アジャストのGAZZ 2型モデルをOEM販売) 雀秀 - 狭山精密工業(雀友コピーモデル) 雀酔/コスモ - 愛和技研(雀夢B型の後継機。アイラブユー→コスモECと社名変更) 雀風 - エムテックスマツムラ(雀友アルファの改良版。センター持ち上がり方式の雀友アルファを、主流となってきたセンター落とし込み方式に変更し、ドラ牌自動めくり機能を実装した機種) 雀夢 - かきぬま技研(雀夢シリーズの継承先:雀夢A型→雀豪。雀夢B型→雀酔・コスモ。雀夢C型→レープス・グロス・ウィンダム・Aじゃん・雀豪スリム・雀夢ニューCS650) 雀友 - エムテックスマツムラ(旧 松村製作所。パイセッターの後継。雀友は違法コピーモデルとして「雀秀」及び「大和/飛鳥」が作られ、訴訟に発展するほどの数が売れた。後継は雀友アルファ。雀友575などヤマに区切りがついて上がってくるタイプも存在。1998年以降は得点表示枠wakwakをつけて販売。アモスとのシェア争いに敗れ、2011年に雀友は生産中止となりエムテックスマツムラは麻雀事業から完全撤退した) 昇竜 - 電元オートメーション株式会社(2003年発売。全自動配牌卓。雀豪の後継だが、内部構造は全く異なる。表示枠はテンリーダー。後継の昇竜2からリンシャン下ろし三方あがり機能を実装。2003年~10年ごろの自動配牌卓の販売競争において電元の昇竜シリーズは完全に後発の大洋技研アモスアルティマの後塵を拝する形になり、シェアをほぼ失い、2013年電元オートメーションは倒産した。再起をかけ、電元オートメーションの全事業を継承会社の株式会社DAI【Dengen Automation Inheritance Co.,ltd.】が受け継ぎ、昇竜2はMJJAPANという名前に変わってもうしばらく販売を続けた。詳細はMJJAPAN参照のこと) センチュリー - マツオカメカトロニクス(株式会社鳳凰がセンチュリーモデルを継承。マツオカメカトロニクスは解散) パイセッター - 松村製作所(1977年発売。初の全自動麻雀卓。販売はレジャー・プロジェクト等各社で分担。改良モデルとして雀友が生まれた) パイリーダー - 株式会社ジョイス(パイリーダーは点数自動計算機能つきの雀豪ベースの全自動麻雀卓。手積み版もあった) 鳳凰 - マツオカメカトロニクス(ネクスト→モア→モア2に継承。モア2の復刻版はZEROモデル。現行はBGモデル) マグジャン無双 - 都島興産(自動配牌機能を実装。マツビシに継承) 大和/飛鳥 - 三栄(雀友コピーモデル) ※以下は得点表示枠のみのブランド アモスアルティマ/セヴィア(枠) - 大洋化学(新アモス用。IC非接触式&4家同時表示。点差表示可能。アルティマは集計機能あり。セヴィアは集計機能無し。アルティマ枠+キューブHD本体をいわゆる「アルティマ」として発売。セヴィア枠+ノーマルキューブ本体をいわゆる「セヴィア」として発売した。セヴィアはメーカーオプションで本体をキューブHDに変更可能。変更したものはセヴィアHDとして販売していた。2012年以降アルティマについていた集計機能はメーカーの自主規制により使用不能となった) アモスコング/コングバトル4(枠) - 大洋化学(旧アモス用。モンスターの後継。電極接触式。点差表示可能。モンスターの改良版。①コングは2000年発売。モンスターを各席の表示ボタン及びトータルボタンを押したときにランプが光るように改良したもの。②コングB4は2001年発売。4家同時表示&得点差表示&集計機能がついたもの。コングB4の集計機能は発表した2001年当時は革新的な機能で、フリー雀荘においてアモスブランド躍進の大きな原動力となった。2012年以降B4の集計機能はメーカーの自主規制により使用不能となった。) アモスプレジャー(枠) - 大洋化学(旧アモス用。IC非接触式&4家同時表示。点差表示可能。) アモスモンスター(枠) - 大洋化学(旧アモス用。1996年発売。初の電極接触式得点表示枠。点差表示可能。旧アモスギャバン向け。相当な台数が出回った。後継はアモスコング。) Eagle D(枠)アジャスト(GAZZ標準枠にレディオシステム製デジテンボウ1を組み込んだもの) デジコロン (中央表示機能)-マツオカメカトロニクス(かつてのセンチュリー向け得点中央表示機能。デジタルサイコロの不人気からサイコロンが開発され廃盤となる) ジョイナビ (中央表示機能)-株式会社ジョイス(1997年発売。初の得点中央表示機能。下取りしたMK3をDOME牌が使えるように改良してジョイナビ&テンリーダーとして販売・レンタルされた。) デジテンボウ1(点棒無デジタル枠)- レディオシステム株式会社(2019年発売。点棒のやり取りを全てデジタル化し、ボタン操作のみで点棒移動。デジテンボウ2の開発に伴い廃番。) テンパル(枠)- マツオカメカトロニクス(後継はテンパル2。電極接触式得点表示枠。センチュリー用と雀夢雀豪・雀友用があった) テンリーダー(枠)- 株式会社ジョイス(1994年発売。初の得点表示枠。点差表示可能。重量式。4家同時表示かつ点差表示可能にしたテンリーダー2も存在。雀豪・昇竜向け。テンリーダーは相当な数が販売されたので現在も容易に手に入るが、テンリーダー2は流通量が少なくほとんど現存していない。) 忍者(枠)- 株式会社アルバン(大洋化学アモスシリーズからのOEMを受けて発売。忍者IはアモスモンスターのOEM。忍者IIはアモスコングのOEM。忍者B4はアモスコングB4のOEMで4家同時表示かつ集計機能つき。2012年以降B4についていた集計機能はメーカーの自主規制により使用不能となった。忍者Iは雀豪向けのものとアモスギャバン向けのものを展開《アモスギャバン向け忍者Iはアモスモンスター枠と完全に同一で表のロゴシールのみの違い》。忍者IIは雀豪向けのみ展開。忍者B4は当初雀豪向けのみ展開していたが、最後期に新アモスキューブ向けモデル「忍者B4-2007年版」も展開した。) マルジャンR(枠)-株式会社シグナルトーク(オンライン麻雀で一定の人気を持つアプリ「マルジャン(シグナルトーク運営)」をリアル麻雀の世界に裾野を広げるべく開発した。枠の点棒表示面にタッチパッドディスプレイが搭載され、点棒・チップ移動、点数、順位、リーチ演出、アガリ演出など、オンライン麻雀アプリのような表示がなされた。リアルな点棒やチップを使わなくても麻雀ができた。値段の高さと需要の無さ、ポイントとゴールドを分けたシステムの使いにくさなどから、半年たらずで廃番となった。) 楽点棒(点棒無デジタル枠)- オートジャン株式会社(昭和期に開発された点棒無しデジタル枠の元祖) レディオ/acro(枠)- (株)レディオシステム(2002年発売。初のIC非接触式得点表示枠。4家同時表示。点差表示可能。初期モデルがレディオ。ノーマル機能のLEと集計機能Rがあった。その後、後継モデルとしてオープントップ型に変更し、得点表示位置を変更したものがacro。マツオカ(株)でレディオを開発した部門が独立し、マツオカの実質的子会社レディオシステムとなる) wakwak(枠)- エムテックスマツムラ(1998年発売。初の4家同時表示枠。点差表示×。電極接触式。LED液晶画面で点差表示・集計機能に改良したwakwak2が存在。wakwak1/2とも販売業者では点数表示のない中古本体とセットにして販売・レンタルされていた。wakwakは純正の雀友アルファに装備したときだけ使える機能がある。リーチをすると枠の一部が光る機能があるが、パチンコ機のような華やかさをイメージして付加された機能だった。) (ブランドは五十音順)
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