『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』におけるジムとは? わかりやすく解説

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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』におけるジム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 09:08 UTC 版)

ジム (ガンダムシリーズ)」の記事における「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』におけるジム」の解説

安彦良和漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』登場するジムは、原作版とは外観設定若干異なる。また、後述のようにいくつかのバリエーション機登場するいずれもメカニックデザイン大河原よる。MS戦を重視せず中距離火力支援特化したガンキャノン異なり、「主力兵器」として対MS戦を想定しつつ対艦対戦闘機戦など戦況に応じてさまざまな装備変更可能なマルチロール機として基本設計おこなわれたガンダムベースとした量産機可及的速やか戦力立て直しのため、生産性重視して構造簡略化コストダウン図られているため、特に装甲強度反応速度においてはガンダム一歩およばない。それでも主力兵器として十分な性能をもつMSとなり、ガンダム実戦データなども継承され若干ではあるもののザクII上のスペックをもつ機体として完成している。ビーム・スプレーガンやコア・ポッドを標準装備するなど、練度の低いパイロットに配慮されている。 原作版とのおもな相違点は、さらに股間部や膝部ガンダムに近い形状になっており、頭部顔面ディテール異なり襟足」にフェアリング追加されている。ビーム・サーベル右側装備されている。シールド設定画ではガンダム同型だが作中では縁のデザイン異なり十字部分ロレーヌ十字のようになっている左前腕部甲にはガトリング砲装備する作中での活躍 ガルマ・ザビ国葬直後時期に、ジャブロー付近哨戒任務当たっていた戦車隊前に1機が突如現れ素手バルカン砲などの固定武装殲滅する。この機体は「最初期型」と呼ばれるカラーリングアニメ版準じており(肩部は白)、以降標準塗装となる。ランドセルは、コマによって通常のガンダム同型もの(スラスター2発)とショルダー・キャノン (SC) 装備用(5発)のものの2種類確認できる公国軍ジャブロー急襲の際には多数が緊急出撃し、ザクII集団崩落した工事区に追い詰めるアムロ換装中のガンダム替わって搭乗しシャアズゴック交戦反応速度ガンダムより遅いため劣勢となるが、ウッディ・マルデンファンファン救われる。これらは「第一次生産型」とよばれるランドセルSC装備用をベースに、スラスターを5発から3発に減じた簡略となっている。なお、この時点ではまだコア・ポッドの搭載検討中である。 オデッサ以降機体は「第二次以降生産型」と呼ばれる機体スペック第一次生産型変わらないが、SCビーム・ライフルといったガンダムと同規格さまざまな武装装備した機体見られるランドセルスラスター5発のタイプのほか、2発のものも確認できる宇宙では新型ビーム・スプレーガン原作版に近いデザイン)を携行する反応速度などスペック上の問題抱えながらも、大戦終了まで主力量産機として活躍するホワイトベース (WB) 隊にも数機が配備され、うち1機にジョブ・ジョン搭乗する。 『THE ORIGIN』の設定準拠した劇場アニメ機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の冒頭では、アレグランサ島残置諜者掃討の任に就く2機が登場運んできたガンペリーともどもドアン専用ザク撃破される。1機はSC装備、もう1機は後述中距離支援タイプ同型ミサイル・ポッド両肩両腰装備している(いずれも標準塗装)。その後カサブランカでの戦闘では複数映像確認できるのは7機、小説版によれば10機)登場するが、標準塗装通常装備のほか、オレンジグレー基調としたカラーリング通常装備およびSC装備見られる。敵の救援駆け付けた公国軍サザンクロス隊の高機動型ザク地上用)によって全滅するランドセルスラスターは5発。 スレッガー・ロウ専用機 スレッガー・ロウ率いスレッガー中隊運用する機体胸部に "S" をモチーフにした中隊エンブレム描かれており、さらに隊長スレッガー専用機胸部青く塗装されている(コックピット・ハッチは赤)。このカラーリングは、スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント0079ジブラルタル」に登場する3Dポリゴンモデルでも踏襲された(肩口ハッチ黄色)。漫画作中ランドセル確認できないが、ゲームではスラスター2発のタイプとなっている。中隊ジャブロー防衛参加しその後小隊編成ホワイトベース (WB) に転属ジブラルタルにおけるシャア専用ザクとの戦闘全滅するスレッガーは無事)。ゲームでは、シャア配下ザクII小隊全滅させられる。なお、小隊にはSC装備初期型)も配備されているとされるが、漫画作中では確認できず、ゲームにも登場しない劇場アニメククルス・ドアンの島』にもスレッガー専用機登場するが、胸部肩口ハッチ含む)とソール部が青みがかった緑に塗装されている。ライト・グレーを基調とし、襟元関節部の円形部分が白で塗り分けられている。ランドセルスラスターは5発。アレグランサ島行方不明となったアムロガンダム捜索のため、セイラ操縦するコア・ブースターの上乗って出撃サザンクロス隊のMSを運ぶルッグン2機を撃破するが、被弾し不時着するコア・ブースターから前方振り飛ばされ岩石激突、首がへし折れてしまう。時系列的には、ジブラルタル戦闘より前のエピソードである。 ジム近接戦闘タイプ (GM: CLOSE COMBAT TYPE) 公国軍新型MSに対して不安が残る初期生産型性能底上げし、ガンダムに迫る性能量産しタイプは「最終生産型」と呼ばれるWB隊の異常な戦果を「部隊編成運用に因あり」と結論付けた開発チームによる、近接戦と砲撃戦相互支援コンセプトとする強化型でもある。本機そのひとつで、ハンド・グレネードや両腕部のソード・ストッパー(フルアーマーガンダム右腕シールド酷似)、頭部胸部の増加装甲など近接戦闘意識した強化がされている。各部スラスター増設し出力機動性確保している。 WB隊にもア・バオア・クー戦時に1機が配備されセイラ・マス搭乗機体番号1029)。ガンダム同型後期型)のビーム・ライフル携行するシムス・アル・バハロフブラウ・ブロ撃破するが、爆発巻き込まれ右腕両脚を失う。セイラはコア・ポッドで脱出している。 ジム中距離支援タイプ (GM: MEDIUM-LANGE SUPPORT TYPE) 最終生産型のひとつで、ガンキャノン同じく中距離砲撃コンセプトとするタイプ近接戦闘タイプ支援機として、対空戦もこなす複数火器装備する両肩に7連装ミサイル・ポッド両腰3連装ミサイル・ランチャー右前腕部に2連装ビーム・ライフル左前腕部マシンガン装備ビーム・サーベル臀部水平に2基マウントする。頭部カメラ・アイ張り出したバイザー・タイプとなっており、射撃精度向上している。 ジム遠距離砲撃タイプ (GM: LONG-LANGE BOMBARDMENT TYPE) 両肩改良型ショルダー・キャノン装備したタイプ頭部両側面にサブ・センサーを装備キャノンにはスコープセンサー追加して命中率の向上を図っている。前腕部にはガンキャノンのように分厚い装甲追加されている。ビーム・サーベル中距離支援タイプと同様。なお、最終生産型には新型シールドライオット・シールドのような形状)が用意されており、曲面構成のため耐弾性が向上している。 WB隊にも、少なくとも1機が配備されている。

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