「プロメテウス」関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:00 UTC 版)
「破天荒遊戯」の記事における「「プロメテウス」関係者」の解説
ブランオーウェン・アナディス・タカムラ 4人兄弟の3番目でバロックヒートの姉だが、彼の都合でラゼル達の間では妹という事になっている。通称:ブラン。身長140cm、体重32kg。蜂蜜色の髪に青眼。誕生日は5月21日。 外見は子供だが、大人びた口調で話す。これはナツメの影響によるもの。趣味は、発明と機械弄り。アルゼイドを嫌っており、理由は本人曰く「顔が嫌い」だが、必要に応じて協力してくれる。ロボット・小鉄を製作。兄弟が離散した後はサイヴァと暮らしている。 小鉄(こてつ) ブランがいつも連れているロボット。大きさはブランよりも小さい。特殊金属製らしく、傷口を再生する事が不可能なレーザーを放つことも可能。感情に近いものは持っているが、言語機能は搭載されていない。身長及び体格はブランが両手で抱え込む事が出来る程度。 キアラ・アナディス・タカムラ 声:下野紘 バロックヒートの次兄。身長165cm、体重48kg。赤髪(元々黒髪だったものを染めている)碧眼。誕生日は1月13日。 飄々とした性格で、ラゼル達の前に度々現れては、助けたり襲ったりしているが、本人は「敵」と称する。初登場時からしばらくは名前が明かされていなかったが、5巻で名前が判明。仮名『アルゼイド』を連れている。武器はネクタイで、剣にしたり相手の首を絞めたりして操る。ラゼルを「俺のモノ」と言うが、真意や彼女を狙う目的は一切不明。ただ、仮名『アルゼイド』との会話から、何かを取り戻そうとしている様子。戦闘力自体はバロックヒートに大きく劣る。ナツメとブランは好きだが、アルゼイドとバロックヒートを嫌っている。 仮名『アルゼイド』 キアラに同行する少年。身長144cm、体重35kg。外見・性格共に幼いが、実はアルゼイドの兄でセカンドのクローン。セラの回想によると、15年前から歳を取っていない模様。名前が無い為に仮名を使っているが、本人はこれに不満がある。銀髪赤眼のアルビノで、顔はアルゼイドに似ており彼と同じ魔法が使えるが、その威力は彼より格段高く、多くの人を殺している事から、彼を知る者の間では「銀髪の悪魔」「バケモノ」と恐れられている。嗅覚も鋭い。普段は舌足らずな口調だが、11巻から大人びた口調で話す場面が出てきた。昔は魔法が使えず、ある資質を満たしていないことから、弟・アルゼイドに見下されていたが、キアラ曰く「持っていない振りをしていた」。ラゼルの事が好きで、彼女だけは守ると告げており、名前をつけて欲しいと頼む。ラゼルとはアルゼイドよりも前に会った事があるらしい。ラゼルからは、「子アルくん」と呼ばれている。 実は両性具無であり、セカンドから欠陥品と扱われていた。 セラティード・アナディス・タカムラ 声:子安武人 ラゼルの義父で、バロックヒートの長兄。誕生日は10月5日。身長187cm、体重72kg。通称:セラ。実父に捨てられ、森で1人死ぬのを待っていたラゼルを拾ったキアラに、子育てを押し付けられる。元々子供は嫌いだったが、現在ではラゼル一筋の親馬鹿に。しかし、それ故に幼少時から高度な戦闘訓練や教育を受けさせていた。エンジェル・テクストにより魔法が使えるようになった。「勝手に『アルゼイド』を名乗っている」「セカンドの顔をしているのが嫌」と、アルゼイドをかなり嫌っており、実はセカンドを殺したのは、アルゼイドではないかと疑い、セカンドの死を認められずにいた。人が良さそうに見えるが、身内以外には冷たい。 ナツメ・アナディス・タカムラ 「プロメテウス」プロジェクトの発起人で、女性科学者。プロメテウスでは神様の様な存在。バロックヒートら兄弟を生み出した母親的存在で、彼らからは非常に慕われていたが、エンジェル・テクストを投与されたセラによると、内面では心の闇を抱えていた模様。凛とした雰囲気だが、自由奔放な性格で自身の好奇心を満たす為なら人の都合も考慮しない。バロックヒートの右手の刺青は、彼女が入れたもの。黒髪碧眼で、顔はラゼルと瓜二つ。 元は、大手製薬会社・タカムラ製薬の令嬢で、飛び級を重ねて12歳で大学教授を務める程の天才的な頭脳を持つ。後に、人工生命体との共存を目的とした「プロメテウス」プロジェクトを発案した。 セカンドに仲間を作る為に、裏でセカンドのクローンを生み出す研究をしていたが、彼に止められた事から銃で自殺した。しかし、実際はセカンドの手で蘇生したが、訳あってその事を伏せられていた。プロメテウス最大の研究所・ガーデンを目指す。 セカンド・ベルトワーズ アルゼイド、仮名『アルゼイド』の父親。白髪。元はナツメの助手で、セラとは無二の親友だった。繊細で神経質な性格。13年前にある女性に殺されたが、遺体が発見されておらず、実は生きているという噂もあり、謎が多い。エイミー曰く「ちょっと変わった生き物だった」。実は、単為生殖の実験で、初めて生まれた男性の成功例。ケガをしても瞬時に修復したり、死んだ生き物を蘇らせたりする等の特殊能力を持つ。ナツメを死に追いやった自責の念から、彼女を生き返らせようとしていた。 実は数多くのクローンを保管しており、これらに自身の精神を移し替えて生き延びていたが、ラゼルから反対された事から自分を銃殺する様に頼んで死んだ。しかし、実際は生存しておりプロメテウスから逃亡してオフプレイでクーデター組織・パンドラのリーダーとして暗躍する。 テイラ・カナビス アカネアの街で、小さな診療所を営んでいた女医。だが、実はプロメテウス評議会議員で、アルゼイドの身体データを取る為にプロメテウスが仕組んだものだった。かつて、プロメテウスを抜け出してオブプレイの軍医として働いた事があり、その頃にソレスタと結婚。復讐と称してソレスタが作ったアルゼイドへの想いを込めたポエムを朗読する等アルゼイドを率先してからかっていた。現在は、プロメテウスに戻っている。褐色の肌をしていて眼鏡をかけている。かなりの酒好き。 幼少時から聡明だった事からプロメテウスに所属していた。その頃に未来からタイムスリップしたラゼルと出会っており、彼女を「先生」と慕っていた。 エイミー・キンレン テイラと同じプロメテウス評議会議員。元・馳せ参じる戦神部隊長で、「歴代最強」と言われていた。議員達からは「女史」、馳せ参じる戦神からは「元帥」と呼ばれている。茶髪の巻き髪。昔、テイラとは仲が良かったらしく、今でも彼女の前では友好的に接しているが、仕事の時は割と冷静かつ厳格。エネロが休眠期に入っている時は、彼女が評議会を取り仕切っている。 20巻で、冤罪を掛けられて逮捕された。 テルセロ・エイザス プロメテウス評議副議長で、テイラの叔父。 エネロ・フェブ・イェル・カーボベルデ プロメテウス最高議長。バロックヒートら兄弟のゴッド・ファーザー。1年の殆どはコールドスリープしているが、毎年春から1週間だけ目覚めており、大量のプレゼントを用意してバロックヒート達に会いに行っている。 22巻で議長を退陣して、バロックヒートを次期議長にした。 劉 嘯月(りゅう しょうげつ) 声:諏訪部順一 / - プロメテウス最高の科学者。16歳。誕生日は9月10日。身長169cm、体重51kg。天才だが、気分屋かつマイペースで、熱中すると周りが見えなくなるが、非常に飽きっぽい。周囲から「アホの子」と言われる。サラサネイアからは「嘯月様」、ベファイラからは「マスター」と呼ばれている。口癖は「勘だけどね」だが、本人曰く「僕の勘は当たる」。アルゼイドに興味を持っている。 サラサネイア 嘯月に仕える少女。ウェーブかかったロングヘアー。感情的で嫉妬深く、ベファイラをライバル視している。嘯月の事が大好きで、彼に近寄る者は全て敵と見なしている。銃身と弾頭に比重20以上の特殊合金を使った銃2丁を武器に扱う。呼び捨てされる事を嫌がっている。アルゼイドを見下しており、彼をおちょくっている。サラサネイアとは、同じ細胞を元に作られたクローン。 ベファイラディータ サラサネイアと共に嘯月に仕える少女。通称:ベファイラ。黒髪のボブ。同じ細胞から生まれたサラサネイアと行動を共にしている。サラサネイアとは反対に、常に冷静沈着で無表情。嘯月に辛辣なツッコミを入れるが、彼への忠誠心はある。バロックヒート同様、右手を剣にして戦う。人面お手玉や萌えっ子サイコロといった奇妙な玩具を作っている。
※この「「プロメテウス」関係者」の解説は、「破天荒遊戯」の解説の一部です。
「「プロメテウス」関係者」を含む「破天荒遊戯」の記事については、「破天荒遊戯」の概要を参照ください。
- 「プロメテウス」関係者のページへのリンク