アイヌとは? わかりやすく解説

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アイヌ

アイヌとは、「人間」意味しますアイヌ民族は、「自分たちに役立つもの」あるいは「自分たちの力が及ばないもの」を神(カムイ)とみなし、日々の生活のなかで、祈りさまざまな儀礼行いました
それらの神々には、火や、風、といった自然神クマキツネシマフクロウシャチといった動物神トリカブトキノコヨモギといった植物神、舟、鍋といった物神、さらに家を守る神、山の神、湖の神などがありますそういったに対して人間のことを「アイヌ」と呼ぶのです。

起源
アイヌの人種所属については、かつて「コーカソイド白人)説」「モンゴロイド説」「大洋州人種説」「古アジア民族説」そして「人種孤島説」などが唱えられました。現在では「モンゴロイド説」が発展した一つ仮説として、次のような説があります

古モンゴロイドには南方系と北方系の2つのタイプがあって、縄文時代前、いまから数万年前そのうち南方系のモンゴロイドが北に向かって移動始め長い年月の間にそれらが沖縄を含む日本列島住みつき、全国的規模縄文文化を担うようになります。やがて弥生古墳時代になると、北方系のモンゴロイド大挙して渡来するようになり、これらの影響強く受けて急進化してきたのが和人(アイヌ以外の人々)、ほとんど影響受けず小進化してきたのがアイヌと琉球人であるといわれています。

アイヌ

イヌ (アイヌaynu)[名] アイヌ語人間の意。〈標〉ウタリカムイ

アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 05:29 UTC 版)

アイヌアイヌ語: Aynu / アィヌロシア語: Айны)は、北は樺太から北東の千島列島カムチャツカ(勘察加)半島北海道を経て、南は本州北部にまたがる地域に居住していた民族である[3]。現在は日本国内に大部分が居住している。2019年5月に施行された「アイヌ施策推進法」では「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族である」と明記されている。


注釈

  1. ^ 縄文土器の文様は、長い長い年数をかけてゆっくりと変化してゆき、「後期縄文土器」の文様は、その後の時代の「アイヌ」の人々が用いている文様と酷似しており かなり直接的に、連続的に繋がっている。[要出典]
  2. ^ 例えば、「イヌイット」はカナダ・エスキモーの自称であるが、これはイヌクティトゥット語で「人」を意味する Inuk の複数形、すなわち「人々」という意味である。また、7世紀以前、日本列島に居住した民族は、中華王朝の史書では「倭人」と記載されているが、これは自らを「我(ワ)」と呼んだためとする説がある。他にも、タイ族チェロキーカザフなどにも、民族名に「人」の意が含まれる。
  3. ^ 当時、アイヌは和人のことを「シサム」「シャモ」と呼称していた。シサムは隣人という意味のアイヌ語で、シャモはその変化形の蔑称または「和人」のアイヌ読みともいわれる。
  4. ^ 萱野茂によれば、和人の多い学校に通ったアイヌが「あア、イヌが来た(あ、アイヌが来た)」と悪口を言われるのは序の口だったという[17]。1986年には秋玲二の漫画『日本のんびり旅行』で北海道を扱った際、子供が次の行先を決めるために投げた石が犬に当たったのを見て「あっイヌだ!(中略)アイヌコタンへいこう」と言う場面があり[18]小川隆吉は人権侵犯事案として法務局に申し入れた[19]。また、2021年3月12日放送の日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」で、アイヌの映画を紹介する際にコーナーを担当するタレントが「この作品とかけまして動物を見つけたととく。その心は、あ、犬」という謎掛けを披露し、批判が寄せられた[20][21]
  5. ^ 義務化されたのは国語、算数、体育、農業の4種目であった。
  6. ^ 毒矢と網の使用禁止、禁猟区と禁猟期の設定
  7. ^ 他の7言語は与那国語八重山語が「重大な危険 (severely endangered)」、宮古語沖縄語国頭(くにがみ)語奄美語八丈語が「危険 (definitely endangered)」に分類されている。
  8. ^ 1923年(大正12年)に出版された知里幸恵アイヌ神謡集では、その発音を、ローマ字で表記するなどの工夫がされている。
  9. ^ 「昭和21年(1946年)12月19日、東京でデレヴャンコ中将と日本における連合国軍最高司令官代表ポール・J・ミューラー中将が、ソ連領とのその支配下にある地域からの日本人捕虜と民間人の本国送還問題に関する協定に署名した。協定では、日本人捕虜と民間人はソ連領とその支配下のある地域から本国送還されなければならない、と記されていた。日本市民はソ連領から自由意志の原則に基づいて帰還することが特に但し書きされていた。」市史編さんニュース №100 ヌプンケシ”. ネットワークコミュニティ都市きたみ (2005年7月15日). 2023年10月21日閲覧。
  10. ^ 「しかしアキヅキトシユキは実際には1975年の樺太・千島交換条約の際に千島に住んでいた90人のアレウト族の末裔だったのではないかと推測している。そのアイヌがどこのだれのことを示しているのかということに関してそれ以上の情報はでてこなかった」 David L. Howell. “Geographies of Identity in Nineteenth-Century Japan” (英語). University of California Press. 2014年7月13日閲覧。 小坂洋右『流亡: 日露に追われた北千島アイヌ』北海道新聞社〈道新選書〉、1992年、259-266頁。ISBN 9784893639431 
  11. ^ DNAによる系統研究は、ミトコンドリアDNAハプログループY染色体ハプログループ核ゲノム解析などがあり、この順番で難易度と取得できる情報量が上がっていく(篠田謙一 2015, pp. 222–224)。
  12. ^ 現代日本人のミトコンドリアDNAハプログループは人口比1%を超えるものだけで20種以上があるが、それらは分布中心地は、東南アジア地域・東アジア中央地域・北東アジア地域、そして日本列島以外には殆ど分布しないものに分類できる。日本固有のハプログループであるM7aは東南アジア、N9bはシベリア南東端で近縁グループと分岐したと考えられており、縄文人は南北両方に起源をもつ集団であったと考えられている(篠田謙一 2015, pp. 134–140)。北海道縄文人は本土縄文人に比べN9bの割合が多く、出現頻度は65%である[74]
  13. ^ 篠田は、北海道縄文人とオホーツク人が混血した時期を続縄文時代から擦文時代までと推測しているが、当該期の人骨が著しく減少するためDNA研究で検証できていないとしている(篠田謙一 2015, pp. 167–172)。
  14. ^ 日本列島に特有のD2Cは現代日本人の約4割はのを保有しており、縄文人の系統が農耕社会成立以降も継続したことを示唆している(篠田謙一 2015, pp. 140–145)。
  15. ^ 大都市圏の地域比較では出現頻度に明確な差はないとする佐藤陽一ら(2014年)の研究もあるが、斎藤成也はサンプルデータが大都市に偏っていた為と推測している(斎藤成也 2017, pp. 174–178)。
  16. ^ 100万年前に進出した原人が、各地で独自に進化したとする説(篠田謙一 2015, pp. 18–21)。
  17. ^ かねこ やすゆき。1970年、兵庫県生まれ。東京大学卒業後、1998年から北海道に在住し、2011年の市議会議員選挙でみんなの党公認で初当選した後、同年4月から自民党に所属していた[105]。落選後NHKから国民を守る党に入党し2019年渋谷区議に当選するも同年離党、現在は無所属。

出典

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  117. ^ ひきの真二, 三条和都, 知里幸恵銀のしずく記念館『知里幸恵とアイヌ:豊かなアイヌ文化を初めて文字で表現した天才少女』小学館〈小学館版学習まんが人物館;日本 22〉、2017年。ISBN 9784092701236全国書誌番号:22992670https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028592055-00 



アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 00:40 UTC 版)

身体尺」の記事における「アイヌ」の解説

アイヌ民族の間でも、独自の人体尺が使用されていた。 テㇺ - 両手広げた長さ日本本土の「ひろ」に同じ。体幹から指先までの長さは、「テㇺの半分」の意で北海道アイヌ語ではアッテㇺ、樺太アイヌ語ではアㇵテㇺと呼ばれるウォ - 親指から人差し指先端までの長さ。なお日本中国の「尺」に当たる「親指から中指先端までの長さ」は、北海道アイヌ語ではシウォ(大きなウォ)、樺太アイヌ語ではイヌクスン・モンペㇸ・ウォ中指計ったウォ)と呼ばれるイク - 人差し指第一関節から第二関節までの間の長さ

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 22:51 UTC 版)

ハプログループD (Y染色体)」の記事における「アイヌ」の解説

アイヌにおいては「D1a2a」が16に14人の割合に当たる87.5%の高頻度見られた。アイヌに見られるD1a2aの内訳はD1a2a*(81.25%)、D1a2a1a(6.25%)である。

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:07 UTC 版)

人類館事件」の記事における「アイヌ」の解説

アイヌはむしろこれを好機捉え来場者にアイヌの待遇改善アピールした。[要出典]

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:42 UTC 版)

火葬場」の記事における「アイヌ」の解説

アイヌは伝統的に土葬であったが、仏教影響日本政府指導により火葬されようになった

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:38 UTC 版)

ゴールデンカムイ」の記事における「アイヌ」の解説

アシㇼパ 杉元一味の項のアシㇼパ参照。 ウイルク(ポーランド語: Wilkロシア語: Вилк) 声 - 東地宏樹 アシㇼパの父。アシㇼパからはアチャ父さん)と呼ばれている。顔面縦横数本裂傷痕と口髭特徴アシㇼパ同様深い青色の目を持ちポーランド人の父と樺太アイヌの母の子キリスト教徒ロシア語日本語アイヌ語を話す。普段温和だが、常人なら躊躇するような行為でも必要とあれば最短経路決断し実行できる精神性持ち主アシㇼパ曰く元同様羆の洞穴飛び込んだことがある南樺太出身樺太・千島交換条約樺太全島ロシアになった際、彼のコタン住人多く北海道に移住し、彼は出自ポーランド人の父を持つこと)を理由樺太に残らざるをえなかったが、故郷コタン解体された。若い頃キロランケらの少数民族と共に帝政ロシアからの解放運動をしていた。15歳キロランケと共に1881年アレクサンドル2世暗殺実行。顔の裂傷痕はその時爆風よるもので、ロシアから指名手配されるソフィアから思いを寄せられている。その後樺太経由北海道へ渡り小樽辿り着いてインカㇻマッアシㇼパの母に出会い生活を共にし、北海道アイヌ信仰文化を学ぶ。アイヌの金塊強奪事件死亡したとされる。 しかしキロランケは「金塊強奪事件でアイヌを殺戮したのっぺら坊がウイルクである」と語ったため、それを確かめるために杉元一味網走へ向かうこととなる。一方でインカㇻマッ占いにより「のっぺら坊はウイルクではなくキロランケこそが金塊強奪事件犯人であり、ウイルクを殺害した」と信じている。 独房収監されていた「のっぺら坊」は替え玉で、網走監獄典獄童により教誨地下閉じ込められていた「本当のっぺら坊」こそがウイルクであった。娘のために彫ったメノコマキリ(小刀)を持っていた元をアシㇼパ友人だと信用し、「アイヌ殺し自分ではない」「金塊」と伝えている最中尾形頭部狙撃され死亡した。その狙撃合図したのはキロランケである。ロシア極東樺太北海道少数民族中心とした「極東連邦」の成立目指し活動していたが、アシㇼパ生まれてからは、海に囲まれ比較守りやすい北海道のみを独立させよう考え変わった性格軟化した。これがキロランケとの仲違いを生み、射殺される要因となった。 ウイルクという名前はポーランド語で「」を意味する。これは幼少期群れからはぐれたが、弱った自分殺してもらうために仲間呼び群れ不要という理由仲間殺されるのを見てそのように合理的気高くなりたい毛皮かぶって遊んでいたため、ポーランド人の父により名付けられたものである。後にこの話を聞いたアシㇼパの母・リラッテから「ホㇿケウオㇱコニ」(アイヌ語: Horkew oskoni、アイヌ語で「追いつく」の意)というアイヌ名もらった。この名前はウイルク、リラッテ、アシㇼパの3人しか知らないアシㇼパ祖母アイヌ語: Huci) 声 - 一城みゆ希 アシㇼパ母方祖母でアイヌの老女19歳の頃からイコインカㇻマッ取り上げ女、産婆の意)をしている。アシㇼパからはフチおばあちゃん)と呼ばれ本名不明口の周囲彫った刺青大きくコタン一番の実力者で、親族でない谷垣チカパシからもフチ呼ばれ慕われるアイヌ語話者日本語判らないため、孫たち通訳を介して和人会話する孫娘アシㇼパ自分の宝と思っている一方で、アイヌの女としての嗜みを身につけようとせず、狩猟精を出している様を嘆き将来を心配している。 孫娘初め客人連れて来たことを喜び快く和人迎え入れ矢毒息も絶え絶え谷垣手厚く看病するなど、人情に厚い性格アイヌ人としての伝統因習重んじているため、大事な孫娘凶事振りかかるという占い信じ込み、床に伏してしまうが、アシㇼパ無事に連れて帰ってくると約束告げた谷垣涙しカムイ加護捧げ見送る。その後に、鶴見によって捨て子の形で坂本お銀の子託され大切に育てている。 北海道各地コタン多く兄弟姉妹親族がおり、杉元一味の旅の助けとなっている。 オソマ(アイヌ語: Osoma) 声 - 朝井彩加 アシㇼパ従妹。父であるマカナックル似の少女。アイヌ独特の風習に沿い、病魔除け幼名として「オソマ(糞)」という汚い言葉命名されている。和人の耳に興味津々日がな一日遊戯明け暮れ谷垣懐き常に付き添い、幼い身ながら窮地助力谷垣出立時には未完成ながらも自作のテクンペ(手甲)を手渡し涙ぐんで見送った。 マカナックル(アイヌ語: Makanakkuru) 声 - 斧アツシ アシㇼパ母方叔父でオソマの父。アシㇼパからはアチャポ(叔父さん)と呼ばれている。和人相手商売をしているため、日本語読み書きができる。元のことは賢い姪のアシㇼパ懐いていることから一応の信頼寄せている。先祖のアイヌらが集めた砂金存在知っており、川からの恵み尊んで川を汚さないようにしてきたアイヌの生き方から外れていたものであることから「呪われたもの」と評している。 キロランケアイヌ語: Kiroranke) 声 - てらそままさき キャッチフレーズ - 謎の多き北の工兵 アシㇼパの父・ウイルクの古い友人で、ロシア系少数民族出身のアイヌ。ロシア語アイヌ語日本語ウイルタ語、ニヴフ語などを喋れる。日本語ロシア語読み書きも可能。樺太アイヌ独特の髪型(額からつむじ、耳付近にかけて短髪後頭部長髪)と蓄えられ顎髭特徴色男名前の意味は「力強い(キロ下半身ランケ)」。 元大日本帝国陸軍第七師団工兵部隊隊員で、工兵として日露戦争に出征した。アシㇼパ元・白石と出会った時点では既に第七師団除隊しており、コタン)で生活している。なお、出征必要な和名は明らかでない若い頃、ウイルクと共に北海道へ渡り小樽近くアシㇼパコタンから少し離れた別のコタン居住。妻と2人の幼い子供がいる。 子供のころから馬に慣れ親しんでおり、その体調感情通じ、どんな馬でも無下に扱うのは忍びない考えている。そのため日露戦争出征時には軍馬管理一任された。知らず食べた肉が馬の腸と知って吹き出す場面もあった。工兵だったことから爆薬扱いにも長け手製の手投げ弾を所持している。 女は抱き心地だとして肥満女性好み、妻もふくよか体型である。若い頃樺太逃亡中に長谷川から日本語を教わる際に「ワタシデブ女…スキデース」と発言したり、その後亜港監獄以前スリムな体型から著しく肥大化したソフィア再会した際にも開口一番「めちゃくちいい女になったな」と真顔伝え周り唖然とさせた。 「のっぺら坊正体はウイルクである」「金塊北海道アイヌ返すべき」と言い、その行く末見届けるため、網走監獄へ向かう元らと行動共にするアシㇼパとはアシㇼパ赤ん坊時に会っており、ウイルクの葬式再会アシㇼパからは「キロランケニㇱパ」と呼ばれているが、元はあまりキロランケ信用していない。土方からはロシアアムール川流域から来た極東ロシアパルチザンで「のっぺら坊」の仲間一人考えられている。また、インカㇻマッからは金塊強奪事件犯人であり、その際、ウイルクを殺した人物推測されている。 ウイルクは網走監獄の中で生きていたが、アシㇼパによりウイルク本人である確認取れると、キロランケひそかに尾形合図出しウイルクを射殺させた。かつてキロランケ合理的なウイルクのことを「心から信頼して愛していた」が、ウイルクが北海道に移住し娘を得て変わってしまったことに失望して判断だった。その後ウイルク殺害主導したことを隠したままアシㇼパ連れて樺太向かいソフィアとの再会目的亜港監獄目指す亜港監獄襲撃し脱獄させたソフィアとともに流氷通ってロシア大陸側渡ろうとしたが、アシㇼパ追ってきた谷垣に見つかり、網走監獄インカㇻマッ刺した自身マキリ刺され深手負い逃走その後月島登とも戦闘になり得意の手投げ弾で奮戦するも、登にトドメ刺されるところ、止め入ったアシㇼパ金塊の鍵を思い出したことを伝えられると、安心したかのように息を引き取った故郷アムール川)が凍ってできた流氷の上氷葬され、ソフィアもそっと一人別れ告げた。 昔の名前はユルバルス(ロシア語: Юлбарс, ラテン文字転写: Yulbars)。タタール語で「虎」を意味するキロランケ出身民族かどうか語られていないが、アムール川流域に住む少数民族のひとつ・ナーナイ族では虎は神様であり、虎を殺した者は不幸になるとされる樺太アイヌ曾祖母 を持つタタール人人民の意志党員として1881年アレクサンドル2世暗殺関与した実行犯一人で、ロシア指名手配犯暗殺から20年以上経ってロシア側から命を狙われている。暗殺実行時には15歳皇帝殺害後、ウイルクやソフィアとともに10年上の逃亡続けた末、樺太経由でウイルクと日本へ渡る。樺太ではウラジオストク写真館を営む日本人長谷川一から日本語学んだ。実は長谷川日本軍スパイとしてロシア潜伏していた鶴見中尉仮の姿だが、キロランケ気付いていない様子である。 携帯している小刀マキリ)のモデル平取町二風谷在住のアイヌ工芸家貝澤徹 に作ってもらっている。 インカㇻマッアイヌ語: Inkarmat) 声 - 能登麻美子 キャッチフレーズ - 神出鬼没の見る女 苫小牧勇払コタン現れ居ついた、良く当たると評判謎の占い師の女。アイヌ女性慣習として口周囲刺青彫っている。名前の意味は「見る女」。細面美女で、アシㇼパからは「イカッカㇻ・チロンヌㇷ゚誑かすキツネ)」と呼ばれている。「顔に傷がある男性が好き」と元に気がある素振り見せ、彼女をやきもきさせる描写がある。アシㇼパの父と面識があるとしているが、アシㇼパは父から彼女のことを聞かされておらず、またキロランケとの面識無かった占いには「シラッキカムイ」と呼ばれる先祖伝来白狐頭骨を使うほか、手のひらを上に向けて第六感働かせる千里眼」を使ったり、ある状況が「頭にふと浮かんだ」りするが、事前に関係者接触した場面もあるため、その能力本物偽物かは曖昧な描写となっている。 孤児子供の頃から占いしながら放浪しており、アシㇼパ同じくらいの齢の時、小樽でウイルクと出会い、共に放浪していた。ウイルクに想い寄せていたが、彼がアシㇼパの母と出会った後に彼の元を離れた。その別れの際に、ウイルクより再会する際に判るようにと彼の母の形見の衣装を渡された。受け取る際に「二度と会うことはないと占い出ている」と伝えたが、今もその衣装着用している。その後、アイヌの金塊強奪事件知ってウイルクの死を調べる中、遺留品を持つ鶴見に「ウイルクは金塊強奪の際にキロランケ殺されのっぺら坊金塊在処を知るキロランケ仲間」と告げられ、それを信じている。 白石苫小牧競馬場に連れ出されキロランケ参加したレース以外馬券占い的中させている。これは金塊強奪事件犯人突き止めるため、馬券からキロランケ指紋手に入れるためであった。 アイヌの女として金塊取り戻すため、そしてウイルクの娘であるアシㇼパ助けるために行動していると言いアシㇼパコタン赴く前、鶴見から谷垣利用するよう助言を受け、谷垣と共に彼女を探す旅に出る。その過程谷垣何度助けられるうちに惹かれてゆき、後に相思相愛となったアシㇼパからは、ウイルクから彼女のことを聞かされてないこと、「元・白石・キロランケの中から裏切り者が出る」と忠告しフチ不安にさせたこと、谷垣利用し追ってきたことなどから怪しまれている。また尾形には鶴見との内通見抜かれるが、鶴見利用しているだけだと答えている。 網走監獄襲撃時の発言から、本心ではアイヌの金塊興味なく、アシㇼパとウイルクの身を何より案じ元や土方より鶴見信頼置いていたことが伺える。また本物のっぺら坊であるウイルクは、双眼鏡越し自身渡した母の形見の衣装を着た彼女を見て少女の頃に別れたきりのインカㇻマッ認識したインカㇻマッキロランケ何処か合図送ったのを目撃した直後にウイルクが狙撃されたことから、脱出時にキロランケ口論になり揉み合った際、キロランケマキリ腹部刺さったのを証拠にするため抜かずに重傷負った第七師団の下で治療中谷垣の子供を宿していることがわかり、小樽病院移される駆けつけ谷垣と共に脱出後、フチコタンにて出産する携帯している小刀(メノコマキリ)のモデル北海道網走郡在住彫刻家藤戸幸夫作ったもの。 チカパシアイヌ語: Cikapasi) 声 - 渡辺明乃 疱瘡流行により家族亡くなったため、アシㇼパコタン老人たちによって育てられ少年。名前は「(チカプ、陰茎隠喩)を立てる(アシ)=勃起」という意味で、亡くなる前の親から正式な名として付けられた。の子供たちとあまり交流せず、狩り興味持っていた。谷垣チカパシ狩り盗み見る姿を自身少年期の姿と重ねた。猟を見せてくれた事を切っ掛け谷垣らを慕うようになり、旅立った彼らを追い掛け以後同行することになる。性に興味があり、少々ませている部分がある。が、オチウを目撃した時には生々しさ怖気づいてしまった。谷垣インカㇻマッ恋仲になった後は、二人結婚して本当家族になるよう提案している。 周囲大人安全なコタンへ戻るよう促されても「待って人がいない」「居場所がない」と語り結果的に谷垣身柄を預かる形となっている。釧路以降リュウ行動を共にし、谷垣追って樺太渡り杉元一味アシㇼパ追跡行にも同行する樺太出会った同じ年のエノノカと家族になるためにリュウとともに残留谷垣から二瓶の銃を受け継いだキラウㇱアイヌ語: Kirawus) 声 - 前野智昭 釧路付近コタンに住むアイヌ。常にマタンプㇱ(アイヌ伝統鉢巻)を巻いている。名前の意味は「角がついている」で、子供の頃鹿の角をつけて遊んでいたことに由来する当時のアイヌ同様、払い下げ軍用銃を猟に使っている。二瓶とは知り合いで、10年上前一緒に狩りしたことがある。エゾシカ惨殺犯が二瓶の銃を持っていたことから、持ち主谷垣犯人勘違いし追っていた。後に姉畑の行為仲間のアイヌと共に目撃したため誤解解け村長説明し谷垣とは和解する杉元一味コタン去った後、コタン蝗害遭ってしまう。そのため食い扶持を稼ぐべく鰊漁場働いていたところ、土井新一件土方一味知り合い、共に行動することになる。 エノノカ(アイヌ語: Enonoka) 声 - 市ノ瀬加那 樺太アイヌ少女名前の意味は「フレップコケモモ)」、フレップをたくさん食べてすべて吐いたことに由来するチカパシと同じ齢だが、しっかり者物怖じしない性格日本語達者な上、そろばん使える祖父と共に犬橇大泊現在のコルサコフ)へ行商来ていたが、帰り道犬橇から落ちるも祖父に気づかれず置いて行かれてしまい、一人抜けようとしていたところを見慣れないアイヌの少女」を追う元たちに助けられた。チカパシ仲良くなり、よく行動共にするうになる。 エノノカの祖父アイヌ語: Henke) 声 - 杉崎亮 犬橇所有者孫娘のエノノカからはヘンケおじいちゃん)と呼ばれ本名不明アイヌ語話者日本語が判らず、また耳が遠い行商からの帰路孫娘から落ちたことに気づかなかったものの、エノノカが元たちに助けられた後に合流し元たちをコタン案内した登の意向犬橇の操者として彼に雇われ、エノノカと共に元たちのアシㇼパ追跡行に同行することになる。 イポㇷ゚テ 第七師団の項の有古力松参照キムㇱプ 疱瘡痕のある老人金塊集めたアイヌの一人チカパシ祖父1860年頃、和人対抗しアイヌの金塊ロシア海軍から兵器購入しよう画策する失敗金塊隠し山の中でひっそりと生活をしていたが、1902年シロマクル発見されたのを機にアイヌの埋蔵金捜索巻き込まれるシロマクル アイヌ惨殺事件当事者のひとり。有古力松の父。息子とともに八甲田雪中行軍遭難事件遭難者遺体の捜索参加した過去を持つ。和名不明途中メㇱライレンカなどの気の荒い者に嫌気差し、アイヌの金塊捜索から抜けたメㇱラ アイヌ惨殺事件当事者のひとり。沙流出身。 スクタ アイヌ惨殺事件当事者のひとり。 イレンカ アイヌ惨殺事件当事者のひとり。 ラッチ アイヌ惨殺事件当事者のひとり。 オㇱケポロ アイヌ惨殺事件当事者のひとり。

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:15 UTC 版)

流罪」の記事における「アイヌ」の解説

アイヌにおいてはアキレス腱切断してコタン集落)から所払いする刑があった。追放刑であるが、歩行支障がある状態では野生動物から逃げられず、食料調達難しいため実質的に死刑近かった

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アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:56 UTC 版)

喉歌」の記事における「アイヌ」の解説

詳細は「アイヌ音楽」を参照 北海道のアイヌはレクッカラと呼ばれる喉歌一種たしなんでいたが、現在は行われていない。レクッカラの最後の歌手は1976年亡くなっているが、レコーディング残っている。

※この「アイヌ」の解説は、「喉歌」の解説の一部です。
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アイヌ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:27 UTC 版)

名詞

アイヌ

  1. 北海道樺太などの先住民族

「アイヌ」の例文・使い方・用例・文例

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