ゴールデンカムイ
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『ゴールデンカムイ』(GOLDEN KAMUY)は、野田サトルによる日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2014年38号から2022年22・23合併号まで連載された[8][9]。略称は「金カム」[10]。単行本(全31巻)の累計発行部数は、2024年1月時点で2700万部を突破している[11]。
注釈
- ^ 公式が「冒険(バトル)」と「歴史(ロマン)」と「狩猟(グルメ)」と銘打つ[要出典]。
- ^ 名義はチーフディレクター。
- ^ 第288話表紙より。
- ^ 単行本の人物紹介において「杉元"一味"」「土方"一味"」との記載がある。アニメ版では「杉元"陣営"」「土方"陣営"」という表記に変更されている。また、「ゴールデンカムイ北海道オールスターズ総選挙」(2018年8月23日〜10月8日開催)においては「杉元"一行"」「土方"一派"」「鶴見"一党"」という表記がされている。
- ^ 顔の傷が付いたのは戦争の早い時期。kamuy_officialの2017年5月19日のツイート、2019年4月8日閲覧。
- ^ 杉元自身が金鵄勲章について言及しており(1話)、兵卒の場合は功七級〜功五級が与えられた。
- ^ 作中で彼の年齢については明言されていないが、満期除隊の場合は通常23〜24歳である。(満20歳時の徴兵検査後、日露戦争当時の大日本帝国陸軍の場合は現役3年、予備役4年)
- ^ kamuy_officialの2017年11月29日のツイート、2019年4月8日閲覧。,「キャラクターの年齢」に関して 「オソマ < チカパシ < アシ(リ)パ < 夏太郎 < 鯉登少尉≒江渡貝くん < 杉元≒谷垣≒二階堂 < 尾形 < インカ(ラ)マッ≒白石 < 月島軍曹 < キロランケ≒鶴見 < 辺見 < 牛山 < 二瓶 < 家永≒永倉 < 土方≒フチ」ゴールデンカムイ質問箱Q&A保管箱 Q.40
- ^ a b 当時ポーランドという国はなく、樺太はロシア帝国の罪人流刑地となっていた。
- ^ 三十年式歩兵銃は500メートルほどが有効射程と言われているが表尺自体は2000メートル。
- ^ (公式ファンブック人物総覧 尾形百之助 『野田先生からひとこと』)
- ^ アイヌ語「メ エコッ」(寒さで 死ぬるもの)
- ^ a b 尾形の第七師団出奔時にはまだ師団に導入されていなかった。気球強奪時(99話)に杉元が師団員から奪った銃を尾形が使っていた(114話)。三八式歩兵銃では三十年式歩兵銃の銃弾(三十年式実包)も使うことが可能。
- ^ ウイルタのアンマーと、一時的に交換した単発銃。
- ^ a b どの聯隊だったのかは不明。
- ^ 旧日本軍では兵役該当者の名簿を各市町村の役所の兵事係に作らせており、その中には家族や職業、宗教や趣味嗜好などを記載した「身上明細書」(昭和刊行「陸軍現役志願兵 : 一兵士より下士・将校への立身案内」参考)があるため、ある程度の地位にある将校には家族関係は明らかになる。ただし、190話時点で尾形が花沢中将に息子として認知されている描写は見られない。
- ^ アイヌ語「メコオヤシ」。アイヌには猫の化け物としてのオオヤマネコ伝承がある。
- ^ 明治35年(1902年)開発
- ^ a b 史実の旅順攻囲戦では臨時気球隊が導入され、戦況偵察に活躍していた。
- ^ 屯田兵としての入隊の場合、史実での屯田兵最終募集は明治32年(1899年)。
- ^ a b 史実の第七師団は明治29年(1896年)創設。
- ^ フミは疱瘡に罹患し、家族に感染することを恐れて夫・賢吉に自分を殺すよう頼んだ。
- ^ この頃から単行本化する際に「ムチムチ」と呼ばれる肉付きが良い体型に修正されるようになった。
- ^ 以降、鶴見とも普通に会話しており、言及はされていないが第七師団へ復帰したと推測される。[独自研究?]
- ^ 日露戦争へは63名のアイヌ民族が従軍。(史実と同一人数)
- ^ キロランケが作った手榴弾が、日露戦争で手榴弾が使われるきっかけになった作中描写がある。
- ^ ツングース系の民族に借金のかたとしてアムール川流域に連れ去られた。
- ^ a b c d e アニメでは白石が家永より得る情報が日高ではなく夕張に変更となった。そのため、原作では白石が家永より得た情報で日高へ向かう途中に勇払のコタンおよび苫小牧競馬場へ立ち寄るが、アニメでは長沼のコタンおよび長沼競馬場に立ち寄った後に白石が家永より得た情報で夕張へ向かう流れに変更された。
- ^ 2人の交戦時に白石と尾形が仲間であったことを覚えていたため白石を狙ったが、この時点では尾形は敵対し袂を分かっているため、あては外れている。
- ^ 「この集治監に20年出入りしていた」
- ^ 15巻149話で鶴見中尉の元に集められた刺青人皮の一覧(贋作含む)があるが、そこに家永のものは描かれていない。
- ^ 二瓶の息子が亡くなった後のことなので、日清戦争後。
- ^ 第25聯隊、第26聯隊、第27聯隊、第28聯隊。
- ^ 徴兵検査で甲種合格の場合、下限は152cm。
- ^ 新発田にあるのは第二師団歩兵第16連隊。
- ^ 橇を譲った相手は膝下を失った寅次を抱えた杉元であるが、お互いに気付いた描写はない。(150話)
- ^ 静岡にあるのは静岡連隊区と豊橋大隊区で、通常は第三師団に属する。第七師団は北海道の人口が少ないために日露戦争のとき過半数が関東や東北出身の地方兵士で構成されていた。
- ^ アニメ監督の難波日登志「ネイティブに話せる方を探したのですが イメージに合う方がいなくて」「イメージの合う小西さんに」「薩摩弁は指導を受けながら」[107]
- ^ a b 日露戦争初期に出征したのは陸士15期まで。陸士16期は増員として出征した者もいるが、陸士17期は戦争末期の卒業であるため出征していない。
- ^ 『ジゲン流』を冠する流派は複数あり、鯉登の流派は不明である。「新撰組の近藤勇に「初太刀をはずせ」と言わしめた」(99話ナレーション)のは、野太刀自顕流。
- ^ この時、熊岸は既に亡くなっており、杉元たちは金で雇った偽物を用意して逃走する計画だった。
- ^ 作中で使用されている描写がある。史実では旅順攻囲戦(二◯三高地の戦いを含む)に18門が投入、奉天会戦でも使われた。
- ^ 網走監獄は1909年(明治42年)の山火事の飛び火による火災でほぼ全焼しており、これらの建物は1912年(明治45年)の復旧工事で建てられたもの。
- ^ a b c 第15巻「前回までのおさらい」にて、杉元の集めた刺青人皮はすべて鶴見中尉に渡ったと言及されている。
- ^ 原作中では名前は登場しない。アニメ第2話のEDクレジットでは「囚人」。
- ^ アシㇼパ「父と猟をしていた頃に二瓶の名前を聞いたことがある」(26話)とあるため、アイヌ殺害事件以前のこと。
- ^ 単行本19巻同梱
- ^ a b アニメでは偽アイヌ村事件が描かれていない。そのため、鈴川は合流した土方により芦別に呼ばれた設定、熊岸はアニメ単行本特典第2弾作中では収監されたままの設定となっている。
- ^ 「明治期に実在した凶悪犯」と紹介された(102話)が、名前と活動時期が若干異なる。
- ^ 嵩とノリ子は恋人・もしくは夫婦関係であるが、ノリ子は平太と眉の形が同じであること、「平太」と呼び捨てで呼んでいること、日本では長男の名のみに「太」を付ける慣例があることから、ノリ子が実姉で嵩と次郎は義兄の可能性がある。
- ^ 「明治期の北海道に実在し」とのナレーション(102話)。
- ^ アニメのEDクレジットおよびアニメブルーレイ第2巻封入冊子の登場人物紹介ではいずれも「アシㇼパの叔父」。
- ^ 第一次世界大戦開戦は1914年7月28日で、ヨーロッパ情勢も不安定な時期である。
- ^ 石川が史実で釧路新聞社の遊軍記者をしていたのは1908年(明治41年)1月から4月頃で、その前年は函館や札幌を経て小樽の新聞社にいたが、本作では夏から秋頃(年不明)に釧路新聞社にいることになっている。
- ^ 秋田県出身声優[120]
- ^ 単行本では「チポㇿ」が「チポㇷ゚」と誤植されているので注意。
- ^ NBCユニバーサル・エンターテイメント、サミー、集英社、ジェイアール東日本企画、グッドスマイルカンパニー、ツインエンジン、東京メトロポリタンテレビジョン。第四期からはブレインズ・ベースが加わる。
- ^ 配信時には「カワウソ編」であったが、Blu-ray収録に伴い変更となった。
- ^ 順番はBD/DVDの収録話数を参考したもの。
出典
- ^ “ゴールデンカムイ/1”. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/2”. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/3”. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/4”. 2015年8月9日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/5”. 2015年12月18日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/6”. 2016年3月18日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/7”. 2016年4月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/8”. 2016年8月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/9”. 2016年11月18日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/10”. 2017年3月17日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/11”. 2017年8月18日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/12”. 2017年12月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/13”. 2018年3月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/14”. 2018年6月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/15”. 2018年9月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/15 アニメDVD同梱版”. 2019年3月20日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/16”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/17”. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/17 アニメDVD同梱版”. 2019年3月20日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/18”. 2019年6月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/19”. 2019年9月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/19 アニメDVD同梱版”. 2019年9月19日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ/20”. 2019年12月28日閲覧。
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- ^ “ゴールデンカムイ/22”. 2020年6月19日閲覧。
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- ^ “ゴールデンカムイ カラー版/1”. 2023年8月20日閲覧。
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- ^ “ゴールデンカムイ カラー版/30”. 2023年8月20日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ カラー版/31”. 2023年8月20日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(1) 小樽編①【不死身の男とアイヌの少女】”. 2020年10月11日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(2) 小樽編②【熊撃ちと殺人鬼】”. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(3) 札幌編【拷問ホテル】”. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(4) 夕張編【刺青人皮の贋作】”. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(5) 旭川編【脱獄王救出】”. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ(6) 網走編【監獄戦争】”. 2021年8月7日閲覧。
書誌出典
- ^ “アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」”. 2019年3月15日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化”. 2024年2月15日閲覧。
解説本
- ^ “ゴールデンカムイ公式ファンブック 探究者たちの記録”. 2020年11月26日閲覧。
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