わ‐じん【×倭人/和人】
わ‐ひと【我人/和人】
和人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/02 05:52 UTC 版)
和人(わじん)は、アイヌ以外の日本人または大和民族が自分たちをアイヌと区別するために用いた自称である[1][2]。和人は、アイヌの側からは「シサム」「シャモ」「シサムウタラ」(「隣人」の意)と呼ばれた[3]。類義語は、倭人。
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- ^ 「和人」表現は、近代以降主として北海道内で歴史用語として使用され、満州事変以降の戦時期には「大和民族」と表現されるようになり、敗戦後は「和人」表現に戻っている(海保嶺夫『エゾの歴史』講談社学術文庫 p143)
- ^ さて「和人」とは「アイヌ以外の日本人」のことをさすといわれます。ですが、在日の人たちや、沖縄の人、帰化した外国人の二世などのことを「和人」とは言わないような気がするので、やはり「民族としての日本人(大和民族?)」のことを指すのではないか、と思われます。(『アイヌ』にまつわるQ&A)
- ^ 百科事典マイペディア,コトバンク
- ^ こうした和人の用例は1790年代以降にみられはじめ、1799年(寛政11年)蝦夷地幕領化以降、幕府文書にも登場。アイヌ内国民化のもとで、民族としての日本人とアイヌを区別するのに都合がよいため通用したものと思われる。(『岩波日本史辞典』「和人」項)
「和人」の例文・使い方・用例・文例
- 私は岩本和人です。
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