じょじ‐し【叙事詩】
叙事詩
叙事詩
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「セルビア叙事詩」を参照 叙事詩を歌うことは、何世紀にもわたってセルビアやバルカン地域の音楽の特徴であった。モンテネグロでは、典型的にはグスレと呼ばれる1弦の楽器の演奏を伴って、長編の小説の弾き語りが行われてきた。その内容は、オスマン帝国の支配などによる彼ら自身の立場を憂うものや、コソボの戦いなどの戦いに関するものなどがある。クロアチア(主にクライナ地域)では、オーストリア=ハンガリー帝国の支配下に置かれた当地のセルビア人の気持ちを表現したものがある。
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叙事詩
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『マハーバーラタ』巻1ではプラジャーパティのひとりであるブリグの子孫で、ラーマ(パラシュラーマ)の父とする。その系譜は以下のようである。 ブラフマー - ブリグ - チヤヴァナ - アウルヴァ(Aurva) - リチーカ(Ṛcīka) - ジャマダグニ - パラシュラーマ 巻3にはジャマダクニの誕生に関して風変わりな逸話を載せる。それによると、リチーカはバラタ族のガーディの娘サティヤヴァティーを妻とした。ある日サティヤヴァティーが自分とその母の両方に子を授かるように望んだため、リチーカは供犠を行い、母からは燃えるような無敵のクシャトリヤの子が、サティヤヴァティーからは深い知恵を持つバラモンの子が生まれるようにした。しかしサティヤヴァティーとその母が供犠の食物を交換して食べたため、サティヤヴァティーからはクシャトリヤの性質を持つジャマダグニが、母(ガーディの妻)からはバラモンの性格を持つヴィシュヴァーミトラが生まれた。同じ話は巻12と巻13にも見える。 巻3によると、パラシュラーマはジャマダグニとレーヌカーから生まれた子供たちのひとりである。その後レーヌカーが浮気心を起こしたためにジャマダグニは怒って自分の子供たちに母親を殺すよう命令したが、子供たちが命令に従おうとしなかったために呪って正気を失わせた。最後にパラシュラーマがやってきて、斧で母親を殺した。喜んだジャマダグニがパラシュラーマの言うことを何でも聞くといったので、パラシュラーマは願いによって母親を生き返らせ、兄たちを正気に戻した。その後カールタヴィーリヤ・アルジュナ(巻12によるとハイハヤ族の支配者)がジャマダグニの庵の神聖な牝牛を略奪する事件が発生し、パラシュラーマは怒ってカールタヴィーリヤ・アルジュナの千本の腕を矢で切り落とした。これに対してアルジュナの手の者はジャマダグニの庵に押し入って彼を殺した。パラシュラーマは大いに嘆いてカールタヴィーリヤ・アルジュナの一族を滅ぼし、さらにクシャトリヤをこの世から抹殺しようとして血が湖になるほどの虐殺を7回(巻12では21回)にわたって行った。パラシュラーマの話も少し異なる形で巻12でも述べられている。 巻13には、暑すぎるので太陽を矢で射ようとしたジャマダグニに対してスーリヤが止めにはいり、彼に傘をサンダルを与えたという逸話がある。
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叙事詩
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詳細は「叙事詩」を参照 叙事詩は詩のジャンルの1つであり、また物語文学の主要な形式の1つでもある。叙事詩は持続的な語りにより英雄的もしくは神話的な人物(たち)の生涯と業績を物語る。 叙事詩の例として、ホメロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』、ウェルギリウス『アエネーイス』、『ローランの歌』、『ニーベルンゲンの歌』、ルイス・デ・カモンイス『ウズ・ルジアダス』、『わがシッドの歌』、『ギルガメシュ叙事詩』、『マハーバーラタ』、ヴァルミキ (en:Valmiki)『ラーマーヤナ』、フェルドウスィー『シャー・ナーメ』、ニザーミー『ハムセ』(「五部作」)、チベットの叙事詩『リン・ケサル大王伝』、アイヌのユーカラなどがある。 西洋では20世紀初頭以降は叙事詩や長詩全般があまり書かれなくなったが、それでも若干の重要な叙事詩は書かれ続けている。デレック・ウォルコットはその叙事詩『オメロス』に主によりノーベル文学賞を受賞した。
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叙事詩
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「ダルマ (インド発祥の宗教)」の記事における「叙事詩」の解説
ヒンドゥーの宗教と哲学は、個人の実践的な道徳を主に重視しているとダニエル・インガルス(英語版)は主張する。サンスクリットの叙事詩ではこの心配はどこにでもあるものである。 例えばラーマーヤナ第2巻では農民は王にダルマが道徳的に要求することを行うよう求め、王は同意し、たとえダルマの法に従うことが非常に高いものについても行っている。同様にダルマはラーマーヤナのラーマやシーター、ラクシュマンの生活における主要な事件全ての中心にあるとダニエル・インガルスは主張する。ラーマーヤナのそれぞれの話は、象徴的な関係における生活条件や倫理的な問題を齎している。問題は登場人物により議論され、最終的に正義は悪に勝ち善は悪魔に勝っている。その為ヒンドゥーの叙事詩では善で道徳的に高潔で遵法的な王は、「ダルマラジャ」とみなされている。 別の主要なインド叙事詩マハーバーラタでは同様にダルマは中心であり象徴と隠喩と共に現れている。叙事詩の終わり頃に文献でダルマとして引用されているヤマの神は、動物のように天国に入るのが難しいと言われるユディシュティラの深い同情を試す犬の姿をして描かれているが、そこでダルマにより賞賛される決定の為に仲間を見捨てることを拒否している。マハーバーラタの価値と呼び掛けは、インドの形而上学が雄弁にサンスクリットの経典に現れている為に、さほど複雑ではなく、第12巻で形而上学の表出を急かされてはいないとインガルスは主張し、ラーマーヤナのようにマハーバーラタの主張は、インガルスによると通常与えられた3つの答えがある一連の道徳上の問題や生活状態の表出にある。答えの一つは、唯物論や利己主義、自己を表出する独自の角度である暴力の答えであるビーマであり、二番目の答えは、常に社会的な徳や伝統の敬神や神への訴えであるユディシュティラであり、三番目の答えは、二つの両極端に陥り象徴的に人の最も美しい道徳的質を表すとインガルスが主張する内省的なアルジュナである。ヒンドゥー教の叙事詩は、ダルマの生命や徳、習慣、道徳、倫理、法などの面についての象徴的な専門書である。ヒンドゥー教の叙事詩には個人の段階における広大なダルマに関する討論があるとダニエル・インガルス(英語版)は述べていて、例えば悲嘆や挫折感が自然と運命に傾く一方で、強さや繁栄が自然と自由意志を支持することを最終的に断定しながら、いつ、何故人類がいずれか一方を信じるかという自由意志と運命に基づくものである。
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叙事詩
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「神話・伝説に関する文献の一覧」の記事における「叙事詩」の解説
叙事詩環 - 【希】『イーリアス』、『オデュッセイア』を含む、トロイア戦争に関する一連の叙事詩。 テーバイ圏 - 【希】『テーバイド』、『エピゴノイ』を含む、テーバイに関する一連の叙事詩。 『ティーターノマキアー(英語版)』 - 【希】コリントスのエウメロスによる叙事詩。 『神統記』、『仕事と日』、『ヘラクレスの盾(英語版)』、『名婦列伝(英語版)』 - 【希】ヘーシオドスの叙事詩。 『アルゴナウティカ』 - 【希】ロドスのアポローニオスの叙事詩。 『ディオニュソス譚』 - 【希】ノンノスの叙事詩。 『変身物語』 - 【羅】オウィディウスの叙事詩。 『アエネーイス』 - 【羅】ウェルギリウスの叙事詩。 『テーバイド』 - 【羅】スタティウスによる叙事詩。
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叙事詩
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ラグ・ヴァンシャ(ラグ族の王統) クマーラ・サンバヴァ(軍神クマーラの誕生) 女神パールヴァティーの誕生、思春期からシヴァとの結婚までを描く。
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叙事詩
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歴史上の英雄や事件等を韻文を用いて客観的に吟誦(吟唱)した詩の総称。代表的なものとしてホメロスの『オデュッセイアー』・『イーリアス』、『ローランの歌』、英雄ジークフリートを扱った『ニーベルンゲンの歌』等がある。
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叙事詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 08:33 UTC 版)
「ミトラ (インド神話)」の記事における「叙事詩」の解説
ヴェーダ以降の時代にはミトラとヴァルナはあまり重要な神ではなくなる。 『ラーマーヤナ』巻7ではミトラとヴァルナがアプサラスのウルヴァシーの姿を見て興奮して放った精からリシのアガスティヤとヴァシシュタが生まれたという話を載せている:495。この話の祖型はすでに『リグ・ヴェーダ』7.33に見えている:923-924。
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叙事詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 02:15 UTC 版)
13-14世紀イタリアの詩人、ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』地獄篇第3歌に登場する地獄への入口の門である。 「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」の銘文でよく知られており、深い絶望をあらわす表現としても用いられる。
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叙事詩
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「オリンピックの芸術競技・メダリスト一覧」の記事における「叙事詩」の解説
各年度において、メダリスト名の下にあるのは作品名(英語表記)である。 大会名金銀銅1928 アムステルダム F・メゾーHistory of the Olympic Games アーンスト・ヴァイスBoetius von Orlamunde Carel SchartenMargot Scharten-AntinkThe clown from the Maremmen 1936 ベルリン U・カールマキAvoveteen ウィルヘルム・エーメルFor the top of the world ヤン・パランドウスキーThe Olympic disk 1948 ロンドン G・スッパリッチThe cave ヨセフ・ペーターセンThe Olympic champion Eva FoldesThe well of youth
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「叙事詩」の例文・使い方・用例・文例
- 叙事詩
- 私は叙事詩よりも叙情詩の方が好きだ。
- やがてジェラシーは叙事詩の1ページを飾り。
- 叙事詩.
- 古典叙事詩『ルナールフォックス』で使用されたことに続く物語で使用されるキツネの伝統的な名前
- 文学的な叙事詩のの構成要素となること、に関係があること、あるいはを連想させるさま
- 叙事詩の伝統
- ウェルギリウスによるラテン語の叙事詩
- ダンテによって書かれた物語の叙事詩
- トロイの包囲について記載したギリシアの叙事詩(ホメーロスの作とされた)
- トロイ陥落後のオデュッセウスの旅を描いた(ホメーロス作とされる)ギリシアの叙事詩
- 中期高地ドイツ語で書かれ、ジークフリートおよびチュートン族の王の伝説に基づいた叙事詩
- 古いフランスの叙事詩
- 朗読用に作られた叙事詩
- ある叙事詩のテーマを扱うことにより社会の伝統を伝える詩の主文
- 紀元前約200年に作られ、マハーバーラタ(サンスクリットの叙事詩)に組み込まれた神聖な「神の歌」
- 多くのエピソードで2つのライバル家族間の闘争を扱うインドの神聖なサンスクリットの叙事詩
- 2つの古典的なヒンズー教徒叙事詩の1つ
叙事詩と同じ種類の言葉
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