ギルガメシュ叙事詩とは?

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ギルガメシュ叙事詩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/06 00:31 UTC 版)

ギルガメシュ叙事詩』(ギルガメシュじょじし)は、古代メソポタミアの文学作品。実在していた可能性のある古代メソポタミアの伝説的な王ギルガメシュを巡る物語。人間の知られている歴史の中で、最も古い作品の1つ[1]




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注釈

  1. ^ ルガルバンダのような祖先神としての意味合いが強い守護神とは別に、個人を守護する「個人神」。古代メソポタミアでは、男児には誕生と同時に個人神があてがわれた。 月本(1996)pp.194,197,注p.18)
  2. ^ 王の務めである神殿の建設などによい資材は欠かせなかったが、古代の南部メソポタミアでは森が枯渇していた。
  3. ^ 当時のシュメール・アッカド地方の言葉で「護符」に当たる単語はなく、「アミュレット」と呼ばれていた。アミュレットは幸運をもたらしたり厄を払うとされる、守護力を持ったいわゆる"魔除け"のことである。自然素材や加工品などを用い、置物にしたり身に付けたりするが、アミュレットとは別に権力者であることを示す色石や貴金属なども護身に繋がると信じられ、身を飾ることは身を守ることと同義であった。 月本(2011)pp.16,104
  4. ^ 目的地は西方となっているが、一説には東方に位置するザグロス山脈にあたる地域でもあるとされている。 岡田・小林(2008)p.239
  5. ^ または13の風。 月本(1996) p.59
  6. ^ イシュタルの悪癖が明らかにされる貴重なシーンだが、このときギルガメシュが発した雑言の数々は、ほとんどが推定的な訳となっている。 矢島(1998)p.244
  7. ^ 讃えられるのはギルガメシュのみであり、それを本人が望んだ、という解釈もあり、そういったことから「友と平等に扱われなかった」としてエンキドゥが嘆く例もあるが(月本 p.p80,86 / pp.332-336)、2人が共に讃えられエンキドゥがギルガメシュに嫉妬するような描写も特に見当たらない書版も多い。
  8. ^ 普通、シュメールにおける地上の7大神は天神アヌ・風神エンリル・水神エアを筆頭に、月神シン・太陽神シャマシュ・金星神イシュタル・大地母神ニンフルサグを指すが、本件で集まったと確認できるのはアヌ・エンリル・エア・シャマシュの4名のみ。
  9. ^ 蜜(蜂蜜)はその特性から、古代文明の重要な儀礼で頻繁に使用されたことが知られている。
  10. ^ これは、大層な埋葬儀礼を施すことで死者が迷わず冥界へ赴けるように、の意。 月本(1996)p.101
  11. ^ アッカド語の「医術文書」に皮膚変色を患った者が快復した際の儀礼として、これと似たような叙述がある。曰く「患者は包帯を焼却し、太陽神シャマシュに蜜とバターの入った菓子らを供え、シャマシュの前に立ち、そして感謝する」。 月本(2011)p.35
  12. ^ マシュ(またはマーシュ)はアッカド語で双生児の意。ここではシャマシュが出入りする日の出の山のこと。 矢島(1998)p.192,月本(1996)p.328。
  13. ^ 2つの山の間は太陽(冥界を巡り日の出と共に現れるシャマシュ)が昇ってくる場所、つまり、マシュ山の麓が冥界に達していることを示している。 月本(1996)p.107
  14. ^ この、楽器(太鼓)或いは遊具(フープ・ローリング)とされる(アッシリア学者ベンノ・ランズベルガーによる仮説)、エキドマ(プック)とエルラグ(ミック)は、ギルガメシュが作ったとも言われる。 岡田・小林(2008)p.244
  15. ^ ギルガメシュは「(ウルクの守護神であり軍神でもある)イシュタルを信頼し、キシュに立ち向かう」ことを決心した。 杉(1978)p.40
  16. ^ ギルガメシュはかつて庇護を求めてアッガの元へ亡命し、アッガはそれを受け入れたという。 杉(1978)p.42
  17. ^ 歌の部分は矢島文夫の訳詩(筑摩世界文学大系Ⅰ 古代オリエント集)に、語りの部分は山室静の著書(児童世界文学全集 世界神話物語集)に基づいた作品。
  18. ^ 1982年に「出発の巻」が、1983年に「帰郷の巻」が、それぞれ関西学院グリークラブにより初演されたが、当時はそれぞれ「前編」「後編」と題されていた。
  19. ^ 1992年に、合唱/関西学院グリークラブ 指揮/北村協一 ナレーション/青島広志にて、東芝EMIよりCDが発売されている。

出典

  1. ^ a b c d 矢島(1998)p.10
  2. ^ 月本(1996)p.285
  3. ^ 矢島(1998)pp.152,202
  4. ^ a b 月本(1996)p.283
  5. ^ 矢島(1998)p.145
  6. ^ 矢島(1998)pp.138-144
  7. ^ a b c d e f g 岡田・小林(2008)p.224
  8. ^ 矢島(1998)p.63
  9. ^ 矢島(1998)p.188
  10. ^ 松村(2015)p.232
  11. ^ a b c d e f g 岡田・小林(2008)p.16
  12. ^ 岡田・小林(2008)p.248
  13. ^ 三笠宮(2000)p.251
  14. ^ 月本(1996)pp.21,84
  15. ^ 矢島(1998)p.117
  16. ^ 矢島(1998)p.128
  17. ^ 矢島(1998)p.238
  18. ^ 矢島(1998)pp.194-195
  19. ^ 矢島(1998) pp.156,189
  20. ^ 月本(1996)p.115-116
  21. ^ 松村(2015)p.233
  22. ^ 三笠宮(2000)p.248
  23. ^ 松村(2015)p.217
  24. ^ 月本(1996)p.35
  25. ^ 月本(1996)pp.37-40
  26. ^ 矢島(1998)p.65
  27. ^ 岡田・小林(2008)p.239
  28. ^ 月本(1996)p.195/注p.17
  29. ^ a b 矢島(1998)p.161
  30. ^ 岡田・小林(2008)p.240
  31. ^ 月本(1996)p.334
  32. ^ 月本(1996)p.85
  33. ^ 矢島(1998)p.135
  34. ^ 月本(1996)p.156
  35. ^ 月本(1996)p.4
  36. ^ a b c 岡田・小林(2008)pp.243-247
  37. ^ 岡田・小林(2008)p.252
  38. ^ 岡田・小林(2008)p.255
  39. ^ 前田(2003)pp.138-144
  40. ^ 岡田・小林(2008)pp.iii,259
  41. ^ 岡田・小林(2008)p.250
  42. ^ 月本(1996)pp.307-313
  43. ^ 矢島(1998)p.199
  44. ^ 金子(1990)p.39
  45. ^ 前田(2003)p.141
  46. ^ 月本(1996)p.313
  47. ^ 矢島(1998)p.198
  48. ^ 月本(1996)p.324
  49. ^ 月本(1996)p.332
  50. ^ a b 月本(1996)pp.338-339
  51. ^ 月本(2011)p.63
  52. ^ 岡田・小林(2008)p.iii


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