マハーバーラタ【(梵)Mahābhārata】
マハーバーラタ
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『マハーバーラタ』(サンスクリット: महाभारतम् Mahābhāratam) バラタ族にまつわる大叙事詩。バラタ族とは物語の中心となるクル族の別称である。『ラーマーヤナ』とともにインドの二大叙事詩と称され、ギリシャの叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』としばしば比較される。第6巻にヒンドゥー教の聖典である『バガヴァッド・ギーター』を含む。インドの古典語であるサンスクリットで著され、その94%がシュローカ(8音節×4韻脚)と呼ばれる韻律によって構成されている[1]。
- ^ John Brockington, The Sanskrit Epics, Leiden: Brill, 1998, p.120.
- ^ James L. Fitzgerald, The Mahabharata. Vol. 7, The University Chicago Press, 2003, p.xvi.
- ^ 第1巻56章13偈。
- ^ 上村勝彦『原典訳 マハーバーラタ』ちくま学芸文庫、2003年、9頁。
- ^ 100巻区分の内容は第1巻2章34-70偈に収録。こちらの区分では『ハリ・ヴァンシャ』も含む。
- ^ 第1巻56章33偈。
- ^ 戦闘には加わらないが、アルジュナの御者として参戦。
- ^ 盲目のため不参戦。
- ^ The Mahābhārata. For the first time critically edited by Vishnu S. Sukthankar. 19 vols. Poona. Bhandarkar Oriental Research Institute. 1933-66.
- ^ John Brockington, The Sanskrit Epics, Leiden: Brill, 1998, p.42.
- ^ Sukthankar, p. lxxxvi
- ^ 『古代インド核戦争の謎と大魔神シヴァ』(学習研究社ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)など
- ^ 遺著『始まりはインドから』(筑摩書房、2004年)にも、原典訳にまつわる随想を収録。
- ^ 『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』特設サイト
- ^ [1]
マハーバーラタ
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複数の言及が見られるが例えばアスラであるマヤが12キュビットの周囲と4つの車輪を持つヴィマナを所有している。
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マハーバーラタ
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「ヴィシュヴァカルマン」の記事における「マハーバーラタ」の解説
『マハーバーラタ』においては、ティローッタマーはヴィシュヴァカルマンが創造した特別な天女とされる。
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マハーバーラタ
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『マハーバーラタ』にはヴァシシュタに関する多数の神話を載せる。さまざまな異なる時代にヴァシシュタが出現するため、ヴァシシュタは本来ゴートラであって複数の人物を区別すべきだとする学者もあるが、区別することは難しい。 『マハーバーラタ』でも『ラーマーヤナ』と同様に、ヴァシシュタはブラフマーの心から生まれ:1.234、アルンダティーを妻とした:1.291とする。
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マハーバーラタ
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『マハーバーラタ』の主要な登場人物の属するカウラヴァ(クル族)とパーンダヴァ(パーンドゥ族)はいずれもバラタの子孫にあたる。 『マハーバーラタ』巻1によると、プール族のドゥフシャンタ(ドゥシヤンタ、ドゥシュマンタとも)王はカンヴァ仙の庵でシャクンタラーに出会った。彼女はヴィシュヴァーミトラとアプサラスのメーナカーから生まれたが、その後メーナカーはインドラの元に帰ってしまい、子供が禿鷹に育てられているのを見たカンヴァ仙が発見して引きとって育てていたのだった。ドゥフシャンタとシャクンタラーはガンダルヴァ婚(当事者だけの恋愛結婚)を行った。ドゥフシャンタが庵を去った後にシャクンタラーは子供を生んだが、少年時代からすでにライオンを殺すことができるほど力が強く、動物達で彼にかなうものがなかったためにサルヴァダマナ(すべてを征服するもの)と呼ばれた。シャクンタラーは息子とともに王のもとへ行ったが、王は彼女が嘘をついていると主張して我が子と認知しなかった。しかしシャクンタラーが真実を語っていることを天からの声が支持したため、王は子供を認知してバラタ(支持された)と名付け、王位継承者に指定した:1.96-105。 バラタは王として全世界の王を支配し、チャクラヴァルティンまたはサールヴァバウマ(地上すべての支配者)と呼ばれた。彼はカンヴァを祭官として盛大な祭儀を行った。 バラタはバラタ族の始祖となった。彼は3人の妃と9人の子があったが、バラタが子供達を王位継承者とするに十分でないと考えたため、妃たちは怒って子供達を殺してしまった。バラタはバラドヴァージャを祭官として大規模な祭儀を行い、そのおかげでブーマニユという子供が得られ、バラタはかれを継承者に定めた。ブーマニユの母はカーシー国王サルヴァセーナの娘のスナンダーだった。 巻2によると、地上のすべての王を支配する皇帝(サムラート)は歴史上に5人いたが、バラタはそのひとりであった:1.309。巻7によるとバラタは武勇に優れ、サルヴァダマナ(すべての征服者)と呼ばれた。また多くの盛大な供犠を行った:4.88-89。
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マハーバーラタ
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『マハーバーラタ』巻1でバラドヴァージャはドローナ誕生の逸話に登場する。それによると、水浴中のアプサラスのグリターチーの裸を見てバラドヴァージャは精を漏らした。それを木の器(ドローナ)に入れておいたところ、そこから子供が生まれたため、ドローナと名付けられたと伝える。 巻3の逸話によると、バラドヴァージャにはヤヴァクリータという子があったが、ライビヤというバラモンに殺された。バラドヴァージャはライビヤを呪い、彼もその息子に殺されるだろうと言って、自らを火に投じて死んだ。ライビヤには2人の子があったが、兄のパラーヴァスは苦行中の父を鹿とまちがって殺してしまい、弟のアルヴァーヴァスに罪をなすりつけようとした。アルヴァーヴァスは神々に祈って父、バラドヴァージャ、ヤヴァクリータを生きかえらせた。 巻13ではバラドヴァージャはカーシー国王ディヴォーダーサ (Divodasa) づき祭官(プローヒタ)であり、その子のプラタルダナが王位を継承するのを助けている(なお『リグ・ヴェーダ』7.18ではスダース王をディヴォーダーサの子としている)。
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