劇詩
劇詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:34 UTC 版)
詳細は「劇詩」、「ギリシア悲劇」、「戯曲 (中国)」、および「能」を参照 劇詩は語りもしくは歌われるよう書かれた韻文の演劇である。多くの文化にさまざまな、また場合によっては類似した形式で存在する。韻文劇はサンスクリットやギリシアの叙事詩のような初期の口誦叙事詩から発達したものであるかもしれない。 韻文によるギリシア悲劇は紀元前6世紀に遡り、サンスクリット劇の発達に影響を与えた可能性がある。同様にインドの演劇は中国の戯曲の先触れとなった「変文」(zh:變文)の韻文劇の発達に影響を与えた可能性がある。東アジアの韻文劇には日本の能(謡曲)もある。 ペルシア文学の劇詩には、ニザーミーの著名な劇作品『ライラとマジュヌーン』『ホスローとシーリーン』、フェルドウスィーの『ロスタムとソラブ』などの悲劇、ジャラール・ウッディーン・ルーミーの『マスナヴィー』、アサド・グルガニーの悲劇『ヴィスとラミン』、Vahshi Bafqiの悲劇『Farhad』などがある。 西洋では伝統的に悲劇と喜劇を二大分野としてきた。韻文による悲劇ではギリシア悲劇の三大悲劇詩人(アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデス)、後世のシェイクスピア、ジャン・ラシーヌなどがいる。喜劇ではアリストパネスやモリエールなどが代表的であるが、「喜劇」は必ずしも滑稽さを前提とはせず、ダンテの『神曲』(La Divina Commedia) なども分類上は喜劇となる。ゲーテ『ファウスト』のようにどちらにも分類されない劇詩も多い。今日では戯曲が韻文で書かれることは稀である。
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劇詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 02:10 UTC 版)
登場人物ごとに配役を整えた戯曲形式で書かれた詩の総称。代表的なものとしてゲーテの『ファウスト』、北村透谷の『蓬莱曲』等がある。
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