三省堂 大辞林 |
おおおか-しょうへい おほをか― 【大岡昇平】
江戸人物事典 |
大岡 昇平 (おおおか しょうへい)
| 1909〜1988 (明治42年〜昭和63年) |
|
【小説家】 「俘慮記」「野火」で戦後派作家の旗手に。芸術院会員を拒否した気骨の人。 |
| 昭和後期の小説家。東京都出身。京大卒。成城高校時代に家庭教師として小林秀雄と出会い、後に中原中也・河上徹太郎・今日出海(こんひでみ)らとも知り合う。太平洋戦争の従軍体験をもとに「俘虜記(ふりよき)」を書き、以後「野火(のび)」「レイテ戦記」と戦争文学の傑作を発表。「武蔵野夫人」「花影(かえい)」など風俗小説も執筆した。1981年(昭和46)芸術院会員に選出されたが、辞退。 |
年(和暦) |
||
| ●1910年 (明治43年) | ■韓国併合 | 1才 |
| ●1918年 (大正7年) | ■米騒動 | 9才 |
| ●1923年 (大正12年) | ■関東大震災 | 14才 |
| ●1928年 (昭和3年) | ■初の普通選挙実施 | 19才 |
| ●1932年 (昭和7年) | ■五・一五事件 | 23才 |
| ●1936年 (昭和11年) | ■二・二六事件 | 27才 |
| ●1941年 (昭和16年) | ■対英米宣戦布告 | 32才 |
| ●1945年 (昭和20年) | ■ポツダム宣言受諾 | 36才 |
| ●1946年 (昭和21年) | ■日本国憲法公布 | 37才 |
| ●1951年 (昭和26年) | ■サンフランシスコ講和条約 | 42才 |
| ●1953年 (昭和28年) | ■テレビ放送開始 | 44才 |
| ●1956年 (昭和31年) | ■国際連合加盟 | 47才 |
| ●1960年 (昭和35年) | ■東京タワー完成 | 51才 |
| ●1960年 (昭和35年) | ■日米新安保条約調印 | 51才 |
| ●1964年 (昭和39年) | ■東京オリンピック | 55才 |
| ●1968年 (昭和43年) | ■GNP世界第2位に | 59才 |
| ●1970年 (昭和45年) | ■大阪で万国博覧会 | 61才 |
| ●1971年 (昭和46年) | ■環境庁設置 | 62才 |
| ●1973年 (昭和48年) | ■第1次オイルショック | 64才 |
| ●1976年 (昭和51年) | ■ロッキード事件 | 67才 |
| ●1978年 (昭和53年) | ■日中平和友好条約 | 69才 |
| ●1978年 (昭和53年) | ■成田空港開港 | 69才 |
| ●1979年 (昭和54年) | ■第2次オイルショック | 70才 |
| ●1982年 (昭和57年) | ■東北・上越新幹線開通 | 73才 |
| ●1983年 (昭和58年) | ■大韓航空機撃墜事件 | 74才 |
| ●1985年 (昭和60年) | ■日航ジャンボ機墜落事件 | 76才 |
| ●1986年 (昭和61年) | ■国鉄分割・民営化 | 77才 |
人物名 |
年齢差 |
|
| ・近藤 真柄 | 1903年〜1983年 (明治36年〜昭和58年) | +6 |
| ・古川 縁波 | 1903年〜1961年 (明治36年〜昭和36年) | +6 |
| ・美濃部 亮吉 | 1904年〜1984年 (明治37年〜昭和59年) | +5 |
| ・堀 辰雄 | 1904年〜1953年 (明治37年〜昭和28年) | +5 |
| ・榎本 健一 | 1904年〜1970年 (明治37年〜昭和45年) | +5 |
| ・朝永 振一郎 | 1906年〜1979年 (明治39年〜昭和54年) | +3 |
| ・湯川 秀樹 | 1907年〜1981年 (明治40年〜昭和56年) | +2 |
| ・黒澤 明 | 1910年〜1998年 (明治43年〜平成10年) | -1 |
探偵作家・雑誌・団体・賞名事典 |
大岡昇平(おおおか・しょうへい)
1909年(明42)、東京牛込生まれ。京都大学仏文科卒。小林秀雄の影響で文学研究を行う。日本の代表的文学者。
1948年(昭23)に発表した「俘虜記」で横光利一賞受賞。同時に日本文藝家協会の「創作代表選集 第2巻(昭和23年度版)」に収録される。
探偵小説としては、1950年(昭25)、「オール読物」に「お艶殺し」を発表。
1951年(昭26)に発表した「野火」で1951年(昭26)の第3回読売文学賞受賞。同時に日本文藝家協会の「創作代表選集 第9巻(昭和26年後期)」に収録される。
1956年(昭31)に発表した「沼津」は日本文藝家協会の「創作代表選集 第17巻(昭和30年後期)」に収録される。
1956年(昭31)に発表した「友情」は日本文藝家協会の「創作代表選集 第18巻(昭和31年前期)」に収録される。
1955年(昭30)に「オール読物」に発表した「春の夜の出来事」が1956年(昭31)に第9回日本探偵作家クラブ賞の候補となる。
1959年(昭34)に発表した「水の上」は日本文藝家協会の「創作代表選集 第25巻(昭和34年後期)」に収録される。
1960年(昭35)に発表した「逆杉」は日本文藝家協会の「文学選集 26(昭和36年版)」に収録される。
1961年(昭36)に発表した「花影」で新潮社文芸賞、毎日出版文化賞受賞。
1962年(昭37)に日本文藝家協会の理事就任。
1965年(昭40)に発表した「叔母」は日本文藝家協会の「文学選集 31(昭和41年版])」に収録される。
1971年(昭46)に発表した「焚火」は日本文藝家協会の「文学選集 37(昭和47年版)」に収録される。
1971年(昭46)、芸術院会員に選ばれたが、「私は捕虜になったから、国民的栄誉を受ける資格がない」と辞退。
1972年(昭47)に発表した「ナポレオンの眼」は日本文藝家協会の「文学 1973」に収録される。
1973年(昭48)に発表した「『恥の歌』その他」は日本文藝家協会の「文学 1974」に収録される。
「レイテ戦記」で毎日芸術大賞受賞。
1974年(昭49年)、「中原中也」にて第27回野間文芸賞受賞。
1977年(昭52)に刊行した「事件」が、1978年(昭53)第31回日本推理作家協会賞長編部門受賞。芸術院会員は辞退したが、このときは「今までいただいたどの賞よりも嬉しい」と喜んだという。また、この作品は「週刊文春」の77年「傑作ミステリーベスト10」の8位に選ばれる。もともとは1961年(昭36)から朝日新聞に連載された「若草物語」が元になっている。
1979年(昭54)に「小説新潮春号」に発表した「盗作の証明」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1980年版」に収録される。
1984年(昭59)に発表した「純文学」は日本文藝家協会の「文学 1985」に収録される。
1988年(昭63)、脳梗塞発作により死去。
映画監督・出演者情報 |
ウィキペディア |
大岡昇平
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/16 04:00 UTC 版)
大岡 昇平(おおおか しょうへい、1909年(明治42年)3月6日 - 1988年(昭和63年)12月25日)は、日本の小説家・評論家・フランス文学の翻訳家・研究者。
- ^ a b 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、3頁)
- ^ a b c d e f 『新潮日本文学アルバム 大岡昇平』104頁
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、4頁)
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、98頁)
- ^ 沢木耕太郎『テロルの決算』より
- ^ a b c d e f g h i j k 『新潮日本文学アルバム 大岡昇平』105頁
- ^ a b c 『新潮日本文学アルバム 大岡昇平』106頁
- ^ a b c d e f g h 『新潮日本文学アルバム 大岡昇平』107頁
- ^ a b c 『新潮日本文学アルバム 大岡昇平』108頁
- ^ a b c d 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、58頁)
- ^ a b 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、59頁)
- ^ a b 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、60頁)
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、62頁)
- ^ 【日本城蔵元 吉村秀雄商店】
- ^ a b c d e f g h i 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、109頁)
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、109-110頁)
- ^ 母が“姉さんのようにしていた”女性である
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、103頁)
- ^ 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、110頁)
- ^ a b 大岡昇平著『少年─ある自伝の試み』(1975年、筑摩書房、111頁)
固有名詞の分類
| 日本の小説家 |
清水紫琴 喜多みどり 大岡昇平 クライン・ユーベルシュタイン 藤田宜永 |
| 時代小説・歴史小説作家 |
井上祐美子 山本周五郎 大岡昇平 磐紀一郎 原田康子 |
| 推理作家 |
篠田節子 森下雨村 大岡昇平 藤田宜永 太田忠司 |
| 日本の推理作家 |
吉原忠男 山本周五郎 大岡昇平 藤田宜永 太田忠司 |
| 日本推理作家協会賞受賞者 |
香山滋 鶴見俊輔 大岡昇平 藤田宜永 梅原克文 |
| 戦記作家 |
吉田俊雄 大岡昇平 児島襄 御田重宝 井伏鱒二 |
| 日本の文学研究者 |
加藤典洋 河内清 大岡昇平 宮崎雄行 三谷邦明 |
| 日本の翻訳家 |
河内清 白石朗 大岡昇平 藤田宜永 若月紫蘭 |
| 太平洋戦争の人物 |
有泉龍之介 重光葵 大岡昇平 小栗一雄 保科善四郎 |
| フランス文学者 |
高橋安光 河内清 大岡昇平 小林竜雄 岡谷公二 |
| 明治大学の教員 |
岡正雄 兼清弘之 大岡昇平 諸富祥彦 杉山利恵子 |
- 大岡昇平氏の翻訳原稿発見 仏映画「美女と野獣」山陰中央新報
大岡昇平に関係した商品