【RQ-4】(あーるきゅうよん)
RQ-4"Global Hawk(グローバルホーク)"
アメリカ空軍等で運用されている無人偵察機(UAV)。
1995年から開発が開始され、1998年2月28日に初飛行した。
機体は全幅とアスペクト比が大きい大型のテーパー翼を持ったグライダーのような形状をしている。
機内には衛星通信用のアンテナと合成開口レーダー(SAR)、電子光学/赤外線(EO/IR)センサーを搭載し、各センサーは広域に渡っての捜索・監視活動が可能で、高解像度のスポット・モードを使用することもできる。
合成開口レーダーはSARストリップ・モードで1m、SARスポット・モードでは30.5cmの解像度を有する。
地上移動目標識別(GMTI)モードでは、20~200kmの範囲内を最低4ktの速度で飛行し、移動目標の識別を行う能力を有している。
EO/IRセンサーは1mの分解能で約4万平方nmに渡っての捜索・監視活動が可能で、0.3mの分解能で最大1,900のスポット画像を取得する能力を備えている。
目標の探知精度は、CEPが20mとされている。
主な運用者はアメリカ空軍であるが、この他にも海軍航空隊やNASAでも運用されている。
スペックデータ
全長 | 13.54m(RQ-4A) 14.5m(RQ-4B) |
全高 | 4.62m(RQ-4A) 4.7m(RQ-4B) |
全幅 | 35.41m(RQ-4A) 39.9m(RQ-4B) |
主翼面積 | 50.1㎡(RQ-4A) |
空虚重量 | 5148kg(RQ-4A) 6781kg(RQ-4B) |
最大離陸重量 | 12,133kg(RQ-4A) 14,628kg(RQ-4B) |
エンジン | ロールス・ロイス社製AE 3007Hターボファン×1基 |
巡航速度 | 650mkm/h(RQ-4A) 575km/h(RQ-4B) |
フェリー航続距離 | 24,985km(RQ-4A) 14,001km(RQ-4B) |
実用上昇限度 | 19,812m(RQ-4A) 18,288m(RQ-4B) |
バリエーション
RQ-4 (航空機)
(RQ-4 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 14:30 UTC 版)
RQ-4 グローバルホーク
- 1 RQ-4 (航空機)とは
- 2 RQ-4 (航空機)の概要
固有名詞の分類
- RQ-4のページへのリンク