RQ-11_レイヴンとは? わかりやすく解説

RQ-11 レイヴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 01:32 UTC 版)

RQ-11 レイヴン

RQ-11を組み立てるアメリカ陸軍兵士

RQ-11 レイヴンRaven, 英語でワタリガラスの意)は、アメリカ合衆国のAeroVironment社製の小型無人偵察機であり、アメリカ軍とその同盟国で運用されている。主な用途は市街戦野戦における近距離偵察

概要

RQ-11は翼幅1m、重量2kg程度の小型固定翼機である。手投げ(ハンド・ローンチ)により発進し、飛行中は二次電池の電力で電動モーターを駆動し、プロペラを回して推力を得る。上昇限度は海面高度で15,000フィート、また、対地高度では1,000フィート(約300メートル)まで。飛行速度は45-97km/h(28-60 mph)で、航続距離は10km(6.2マイル)。

飛行方法としては、地上からの無線操縦(ラジコン)による飛行と、GPSを用い、設定したウェイポイントを経由させる完全自律飛行の両方が可能である。管制ステーションには市販のノートパソコンを利用し、ボタン1つで発進した場所に帰還する機能を備える。標準的なペイロードとしては、カラーのCCDビデオカメラ赤外線ナイトビジョンカメラを搭載する。カメラは当初機首に固定式だったが、2015年からはカメラ用ターレットを採用したレイヴン・ジンバルが配備され始めている。

価格は1機あたり35,000ドル、システム全体では250,000ドルである。

現在、アメリカ空軍海兵隊特殊作戦軍で5,000機以上が配備されている。オーストラリアイタリアデンマークスペイン他、19ヶ国で採用されており、生産数は1万9,000機を越え、世界で最も生産されたUAVと言われている。

イギリス空軍イラクで機材と運用のための人員をアメリカ軍から借りて使用している。デンマーク陸軍2007年9月に12セットのレイヴンを購入し運用している。オランダは770万ドルでRQ-11Bを購入(機数不明)すると言われている。

派生型

RQ-11A レイヴンA
生産終了
RQ-11B レイヴンB

採用国

仕様

  • 翼幅:1.0m(4ft 3in
  • 全長:1.1m(3ft 7in)
  • 重量:1.9kg(4.2lb
  • エンジン:Aveox 27/26/7-AV 電動モーター
  • 最大巡航速度:97km/h(60mph
  • 航続距離:10km(6.2マイル
  • 飛行時間:80分

脚注

  1. ^ ISTAR : des drones en exercice dans le désert marocain”. ベルギー国防省 (2024年2月15日). 2025年7月16日閲覧。
  2. ^ Армията се въоръжава с нов модел безпилотни самолети” (ブルガリア語). novini.bg (2015年3月30日). 2025年4月20日閲覧。
  3. ^ Igor Bozinovski (2025年1月28日). “North Macedonia to receive US donation of Raven and Puma UASs”. janes.com. 2025年1月30日閲覧。

登場作品

ネイビーシールズ
Navy SEALsが、CIAの女性スパイを拉致したテロリストが潜む村への偵察に使用する。撮影には実物が使われている。

関連項目





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