2020・第2シリーズのみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 18:14 UTC 版)
「ハケンの品格」の記事における「2020・第2シリーズのみ」の解説
福岡亜紀(ふくおか あき)〈29〉 演 - 吉谷彩子 ハケンライフ 派遣社員 → 惣菜店「Aji」正社員 → 「S&F」 営業事業部 営業企画課(第2シリーズ第1話)(年収:277万円) → 惣菜店「Aji」 店舗スタッフ(第2シリーズ最終話)中堅派遣社員。過去の辛い体験がトラウマとなり、派遣契約が切られることを恐れ正社員の顔色を伺う毎日で、人事部主任の墨田からセクハラ被害を受けても周囲にそのことを打ち明けられないでいた。しかし、偶然セクハラ行為の一部始終をみていた小夏が人事部に通報、相談した為、身内の不祥事を隠蔽しようとする人事部に会社の研修施設に監禁され、墨田の虚偽の報告で逆に亜紀が墨田を派遣契約延長のために誘惑していたのではないのかと嫌疑をかけられるパワハラを受ける。人事部に丸め込まれ派遣契約を解除されそうになるが、春子の活躍で墨田の発言が虚偽で、人事部が不祥事をもみ消そうとしていた状況が明らかとなり、セクハラ被害から解放される。 中堅派遣社員として、今後の身の振り方をどうすべきか悩んでいたが、最終的には雇用が不安な派遣社員から正社員になることを目標に定め、里中がS&Fから独立して1年後に立ち上げた惣菜店「Aji」で正社員に採用されている。 千葉小夏(ちば こなつ)〈22〉 演 - 山本舞香 ハケンライフ 派遣社員 → 惣菜店「Aji」正社員 → 「S&F」 営業事業部 営業企画課(第2シリーズ第1話)(年収:258万円)(時給1,400円、月給21万5千円) → 惣菜店「Aji」 店舗スタッフ(第2シリーズ最終話)新卒の派遣社員。大手企業20社の新卒採用に全て失敗した後ハケンライフに人材登録し、不採用となったうちの1社であったS&Fに派遣される。気が強い性格で、携帯電話を切り忘れる癖がある。 派遣社員の先輩である亜紀が人事部主任の墨田からセクハラを受けている場面を目撃し人事部に通報、相談するが、身内の不祥事を隠蔽しようとする人事部に会社の研修施設に監禁されてしまう。しかし、里中に助けを求めた携帯電話を切り忘れていたことで春子たちに状況が伝わり、春子の監禁現場への突入で救出される。老舗の人気そば店「京橋庵」とのコラボ商品の企画を、亜紀から「それは派遣の仕事ではないから」とやんわり忠告されたものの、張り切って企画を立案し、浅野に猛プッシュして数合わせという口実で社内採用してもらう。だが、部長の宇野に商品企画は派遣社員の仕事ではないと企画を没にされてしまい、「派遣社員は仕事にやりがいを持ってはいけないのか」とショックを受ける。しかし先方が小夏の企画を気に入り、春子と浅野の尽力もあり最終的にその企画がコラボ商品として採用されている。 様々な資格を取得し仕事をこなす春子に憧れ、自身も派遣社員として生き残るため資格取得に励んでいたが、憧れの春子ですらS&Fから派遣契約を打ち切られたことに考えが変わり、里中がS&Fから独立して1年後に立ち上げた惣菜店「Aji」で正社員に採用されている。 井手裕太郎(いで ゆうたろう)〈23〉 演 - 杉野遥亮 「S&F」正社員 → 派遣社員 → 営業事業部 営業企画課(第2シリーズ第1話)(年収:340万円) → 惣菜店「Aji」 店舗スタッフ(第2シリーズ最終話)新人社員。母親の強力なコネでS&Fに入社している。社長の宮部や部長の宇野が発言中でも話に耳を傾けず食事を続けたり、正社員になれなかった小夏を目の前にして、コネで入社しただけなので仕事に対してやる気がないなどと平然と発言するなど、周りの空気を読まない(読めない)行動が目立ち、家庭ごみを会社に何度も持ち込み廃棄するなど、社会人としてのモラルに欠ける非常識な行動も目立つ。また、不用意な行動から度々騒動を引き起こすトラブルメーカーの一面も持つ。 会社に縛られたくないので退職したいと愚痴をこぼすなど、会社組織に馴染む気持ちがなかったが、自身が任されていた配布禁止の食品サンプルの回収作業を怠ったため、何も知らない派遣社員の亜紀と小夏が宇野から叱責される原因を作った際は、自分のせいだと二人を擁護して宇野に謝罪し、少しではあるが社会人としての自覚を見せ始める。 小夏とはS&Fの新卒採用試験の際、同じグループで面接を受けており面識があり、亜紀に対しては恋心を抱いているようで、彼女に対してだけは節々で普段とは異なり気遣いのある接し方をしている。 会社に縛られない生き方をする春子にあこがれていたことから、自身もS&Fを退社し派遣社員となり、里中がS&Fから独立して1年後に立ち上げた惣菜店「Aji」に派遣されている。 三田貴士(みた たかし)〈22〉 演 - 中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.) 「S&F」正社員 → 営業事業部 営業企画課(第2シリーズ第1話)(年収:340万円)新人社員。起業家セミナーに通うなど意識高い系。趣味はSNSと株式投資。 宇野一平(うの いっぺい)〈44〉 演 - 塚地武雅 「S&F」正社員 → 営業事業部 ・部長(第2シリーズ第1話)(年収:1110万円)里中や浅野の直属の上司。とにかく調子が良い男で、上には優しいが下には厳しい。懐疑的なところがあり、かつて春子がS&Fで残した伝説的な働きぶりを疑っている。学生時代は応援団に所属しており、応援で培われた大声が自慢。 派遣社員と正社員の役割を明確に意識しており、派遣社員が派遣先を「弊社」と称したり、会社の責任を受け持つ発言をすることを否定する考えを持つことから、小夏が商品企画をしたものの、派遣の仕事の領分ではないと企画を没にしたり、商品管理で落ち度があったことや「黒豆ビスコッティ」の成分データ改ざん騒動では責任を派遣に擦り付けようとするなど、派遣に対して不条理で厳しい言動が目立つ。データ改ざん騒動の際は余りにも露骨で酷い虚偽報告で派遣に責任を擦り付けようとしたので、ハケンライフの近から強めの抗議を受け、謝罪している。 飲みニケーションと称して連日、断れない新人の井手と三田を飲み連れて自身の営業武勇伝を語るため、うんざりされているが本人は気づいていない。 自分は関係ないと思っていたAIがはじき出したリストラ候補に自分が含まれていたことを後になって教えられ、ショックを受けていた。 里中が退社した1年後もリストラされることなく、S&Fにとどまり営業事業部・部長として勤務している。 宮部蓮三(みやべ れんぞう)〈72〉 演 - 伊東四朗 「S&F」社長(第2シリーズ第1話) → 退職(第2シリーズ最終話)10年前に一度社長を退任しており、今回再び社長の座に返り咲いている。若い頃はモーレツ社員として働いており、S&F創業者・宮部会長の娘婿(婿養子)となったことも影響してS&Fで出世街道を突き進んだ。一見人当たりが良いが、それは正社員に対してだけであり、実はハケン差別主義者の「社員ファースト」派で春子のことを評価していない。派遣に仕事を任せすぎるあまり、正社員の能力が落ちていると考えており、S&Fに春子の様な能力の高い派遣社員は不要であるとすら考えている。社長に復帰する前に清掃員に変装して密かに社内の様子を調査していた。派遣社員の亜紀が人事部の墨田からセクハラ被害を受けていた案件の匿名調査を人事部が隠蔽しようとしていた件を里中から報告書で報告されるが、不問にしている。社員食堂を一般の人にも開放することを契機に、メニューの価格改定をおこない、正社員は福利厚生で価格据え置きだが、派遣は一般の人と同じ部外者ということで価格アップを断行する。カレー通でカレーの味にうるさく、牟田が抜けた後に味が変わってしまった社員食堂のカレーを一口食べただけで不味いと激怒する。 東海林を旭川支社からS&F本社に呼び戻しているが、その理由は東海林は13年間本社を離れており、関連業者とのしがらみがないために、AIが判断した採算性の悪い下請け業者をコストカットのため彼に契約を切る役目を負わすためであった。 AIがはじき出した人材スリム化リスト(リストラ候補)を流石にまずいと考え、一晩熟考して里中がかつて提出したS&Fの直営コンビニ運営の企画をAIのはじき出す顧客の分析データと組み合わせれば勝算がある起死回生の一手が打て、利益が出ればリストラを回避できると考え、里中に直営コンビニ店のプロジェクトの成功を厳命する。 春子の活躍で働く女性向けのコンビニ内覧会が成功したことから、里中や東海林たちから春子の契約解除の取り消しを懇願されるが、「いくらでも取り換えが利く派遣じゃないか!」と彼らの願いを一蹴するなど、最後まで派遣社員に対する冷酷な一面を見せた。 自ら推進したAIによる人材スリム化リストであったが、S&Fへの貢献度の高い里中が退社すると、AIは里中が退社する遠因を作り出した宮部をリストラ候補としてはじき出し、自分だけ例外にすることもできず宮部はAIの指示に従い、潔くS&Fの社長を退任する。
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