面白スポット・人物発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:47 UTC 版)
「探偵!ナイトスクープ」の記事における「面白スポット・人物発見」の解説
パラダイス 定番企画。秘宝館や零細経営の遊園地や手作りのレクリエーション・パークなど、集客のなさそうなアミューズメントスポット(B級スポット)を調査し面白く紹介するもので、記念すべき第1回は「淡路島ナゾのパラダイス」(当時の名称は『立川水仙郷』)。番組では、高齢の男性が一人で築き上げたり収集した建造物や物品を無秩序に陳列しているケースが多いが、それらは多くの場合、他者から見たらガラクタか粗大ゴミにしか見えないのに比して本人の思い入れは深く、その視点のギャップがユーモアを誘うといった趣向となっている。「パラダイスを発見しました」という参加者のフリもお約束となっている。 同番組では長く続く人気シリーズとなっており、原則として桂小枝が担当し、パラダイスを面白おかしく紹介する。「あんなつまらなそうなところでどうして小枝さんはあんなに楽しそうにできるのか」と言われることもあるほど微妙なスポットばかりが紹介されるが、「城山オレンヂ園」の場合には、小枝が取材したときには客はがらがらだったのに某在京キー局の特番が二番煎じで取材したときには人でいっぱいだったということもある。最初にパラダイスとして紹介された「立川水仙郷」のように現在ではナイトスクープで紹介されたことを入り口に大書しているところもある。定着してからは、パラダイスの依頼の場合、はがきに「パラダイスを見つけました。小枝探偵行ってらっしゃい」とまで書かれるに至っていたが、小枝が探偵を引退して以降は別の探偵が依頼を引き受けている。 奇跡のお母さん「能勢の昔の恋愛」 1996年8月19日放送。探偵は間寛平。そもそもは「戦前・戦中の女性のキスに対する感覚」を街角でインタビューして放送する、という単純なものであった。ところが、とある田舎の婦人にインタビューしたところ、「そんなこと、したことありません」「できるわけがありません」と大まじめで否定。これが寛平探偵の琴線に触れ、いろいろなパターンを引き出し、大爆笑のVTRに仕上がってしまう。しばらくして、別件(人探し)で、捜索地の近所の女性に声をかけたところ、偶然にもその婦人が登場、またしても大爆笑を取ってしまう(実は取材地がいずれも大阪府能勢町だった)。 この様子が、ナイトスクープアカデミー大賞に選ばれ、その婦人が助演女優賞を受賞。「生まれて初めて人にほめられました」と涕泣した。DVD Vol.3に収録。 マネキンと結婚したい!? 1997年1月31日放送。探偵は間寛平。以前訪れた亀岡市の造り酒屋(大石酒造)で出会ったイケメンのマネキン人形に「フォーマルハウト」と勝手に名付けて恋をしてしまった女性が「彼と結婚したい」と依頼。そのマネキンが保管されているという倉庫で何千体もあるマネキンのなかから見事に対面を果たし、茨木市内のホテルのチャペルで両家(?)の親族が集まり式が挙げられた。DVD Vol.2に収録。その後、2005年のアカデミー大賞(後述)で依頼者がプレゼンターとして登場し、フォーマルハウトと半年で破局したこと、その後人間の男性と再婚(無論戸籍上は初婚である)し子供もいるということが明らかとなった。2018年の30周年記念(後述)では寛平が久々に依頼者の自宅を訪問、当のマネキン人形が未だ大石酒造で現役であることを伝えたところ「是非とも会いたい!」と言い出したので、大石酒造に向かい20年ぶりに再会を果たした。 爆笑!のど自慢!? 2006年4月28日放送。探偵は北野誠。「依頼者がたまたま見ていた同年1月8日放送の『NHKのど自慢』(岐阜県大垣市)に出ていた、シャ乱Qの『いいわけ』を特徴的に歌うも途中で鐘二つで失格した男性に曲の最後まで歌わせてあげてほしい」との依頼を元に、北野、依頼者共々養老町まで赴いた。観客席で応援していた人が掲げていた「養老町の星・幸ちゃん」という横断幕を手がかりに本人を探すが、その過程で町民達にビデオを見せたところ皆大ウケであり、町長に至っては「特別賞モノだ」と絶賛。無事に発見された「幸ちゃん」は町民数十名が観客席に入った養老町のホールでのど自慢で演奏していたバックバンドの演奏で最後まで熱唱した。その後幸ちゃんは7月14日放送のナイトスクープアカデミー大賞2006(後述)に於いて最優秀音楽賞を受賞し、大勢の観客のいるスタジオにて再び熱唱を披露した。DVD Vol.5に収録となり、BOXの名前も「養老の星 幸ちゃん篇」とされた。 ナイトスクープでの出演をきっかけにネットを中心に話題となった幸ちゃんは、同年9月9日にゴールデンタイムの全国ネット番組『めちゃ2イケてるッ!』(フジテレビ)にも登場し、つんく♂をはじめとするシャ乱Qとの共演を果たした。また、12月26日放送のNHKのど自慢の総集編で、幸ちゃんのコーナーが設けられフジテレビ出演時の映像が紹介されるなど、ただの素人の域を超えて反応が広がった。 詳細は「養老の星☆幸ちゃん」を参照 新・センサーライトに勝ちたい! 2015年5月1日放送。探偵は竹山隆範。玄関のセンサーライトを反応させずに家を出たいという依頼であったが、この依頼で反響をよんだのが、趣味の質問で明らかとなった、中学生の依頼者の空想である。彼の空想はプロ野球の架空の試合や結果、学習塾やテレビ局、空想の中のタレント、ショッピングモールまで多彩なジャンルに及ぶ。本来の依頼以上にネットでは驚きの声が上がった。また同依頼者は空想の中のタレントを大阪出身であることからナイトスクープの探偵として出演させるつもりであったが敷居が高いことと探偵が入れ替わった時期にまた一人増やすのはややこしいとして入れることができず「銀シャリにとられた」と悔やんでいた。
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