闇の魔法使い(ファンタスティック・ビースト)
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「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「闇の魔法使い(ファンタスティック・ビースト)」の解説
ゲラート・グリンデルバルド マグル支配をもくろむ闇の魔法使い。 詳細は「#ゲラート・グリンデルバルド」を参照 ヴィンダ・ロジエール 演 - ポピー・コービー=チューチ(英語版) 日本語吹き替え - 喜多村英梨 グリンデルバルドに仕える魔女。『黒い魔法使いの誕生』の中盤で、クイニーをグリンデルバルドに引き合わせる。 『ハリー・ポッター』シリーズでアラスター・ムーディに討たれた死喰い人のエバン・ロジエールとの関係は、明かされていない。
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闇の魔法使い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:27 UTC 版)
「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「闇の魔法使い」の解説
ヴォルデモート卿 / トム・マールヴォロ・リドル 魔法界の歴史上において最強と言われる魔法使いのひとり。あまたの闇の魔法使い、闇の生物を従え、魔法界に暗黒時代を招いた。その名を口に出すことさえ恐れられ、「例のあの人」、「名前を言ってはいけないあの人」、「闇の帝王」などと呼ばれる。その強さと邪悪さは、一世代前に史上最強の闇の魔法使いと評されたゲラート・グリンデルバルドの所業を人々の記憶から完全に拭い去ったほどである。 詳細は「ヴォルデモート」を参照 死喰い人 ヴォルデモートに仕える闇の魔法使いや魔女のなかでも、とくに上位の者たちを指す。総じて戦闘に長けている。 詳細は「死喰い人」を参照 ルシウス・マルフォイ ドラコ・マルフォイの父。マルフォイ家の当主で、ホグワーツの理事のひとりでもある。妻はブラック家出身のナルシッサ・マルフォイ。 詳細は「死喰い人#ルシウス・マルフォイ」を参照 ピーター・ペティグリュー 小心者の死喰い人。通称ワームテール。グリフィンドール寮出身で、ジェームズやシリウス、ルーピンとは親友であったが、裏切ってヴォルデモートに仕える身となった。 詳細は「死喰い人#ピーター・ペティグリュー」を参照 ベラトリックス・レストレンジ 残忍でとりわけ戦闘に長け、「最強の副官」とも称される死喰い人。ブラック家の出身で、シリウスの従姉にあたる。 詳細は「死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ」を参照 ゲラート・グリンデルバルド 演 - マイケル・バーン(映画版・老年時代)、ジェイミー・キャンベル・バウアー(映画版・青年時代)、ジョニー・デップ(映画『ファンタスティック・ビースト』第1作 - 第2作・中年時代)、マッツ・ミケルセン(映画『ファンタスティック・ビースト』第3作) 日本語吹き替え - 大木民夫(映画版・老年時代)、平田広明(映画『ファンタスティック・ビースト』第1作 - 第2作・中年時代)、井上和彦(映画『ファンタスティック・ビースト』第3作・中年時代) 闇の魔法使いのなかでもヴォルデモートに次いで強力と言われている人物。ヴォルデモートの出現までは「歴史上最も危険な闇の魔法使いのリスト」で王座に君臨しており、ヨーロッパやアメリカなどで活動を広げていた。容姿は美形で金髪の巻き毛が特徴。ダンブルドアも認める秀才であり、自由自在に姿を消せたといわれている。戦闘に関しても並の魔法使いよりはるかに秀でていたといわれるが、決闘の腕前という意味あいにおいては、ダンブルドアが恐れるほどの存在ではなかったとされている。また、未来を予知する能力を有する。 標語は「より大きな善のために(英:For the Greater Good)」であり、抵抗者を投獄するために作った監獄「ヌルメンガード」にはその標語が刻まれている。これはダンブルドアの着想によるものであり、若き日のダンブルドアが考えたマグル支配の正当性がその言葉であり、グリンデルバルドは後年もそれを利用しつづけ、多くの悪事を正当化してきた。 学生時代はダームストラング専門学校で過ごし、在学中はハンサムな秀才で通っていたが、人道を軽視する面があり、同級生を攻撃したために16歳で学校を退学させられる。その後、死の秘宝を探すために渡英し、大叔母のバチルダ・バグショットの家に身を寄せる。この時バグショット家の近所に住んでいたアルバス・ダンブルドアと出会い、意気投合するが、アリアナ・ダンブルドアの死に関与したため、イギリスから逃亡する。 逃亡後はグレゴロビッチからニワトコの杖を盗み、勢力拡大の過程でビクトール・クラムの親類を含む大勢の人間を殺戮する。しかし、ダンブルドアを恐れたグリンデルバルドはニワトコの杖を手に入れてからも、イギリスではいっさい事件を起こさなかった。しかしグリンデルバルドの悪行が最盛期を迎えた1945年、ついにダンブルドアとの決闘に際し、これに敗北。ニワトコの杖を没収されたうえで自らが作った監獄「ヌルメンガード」に収容され、ヴォルデモートに殺害されるまでをその監獄で過ごすこととなる。 第7巻『死の秘宝』での登場時は痩せ衰え骸骨のような姿になっており、ヴォルデモートにニワトコの杖の在り処を尋ねられるも、死を受け入れてヴォルデモートに彼の無知と敗北を宣言し、最後まで口を割らなかったため殺害される。この行動に対しダンブルドアは「過去の行いに悔悟の念を示したため」、ハリーは「ヴォルデモートからダンブルドアを守るため」だとそれぞれ推測する。 映画版は、第7作『死の秘宝 PART1』に登場。原作ではニワトコの杖のありかを最後まで明かさなかったために死亡するが、映画版では逆にニワトコの杖のありかを教え、殺される描写はない。 映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、事件の黒幕として登場。無数の闇祓いを相手に手も足も出させない実力を見せるが、ニュート・スキャマンダーの不意打ちには対応できず捕縛される。ニュートには「グリンデルバルドは魔法動物を侮っている」などと評される。 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、冒頭で脱獄する。指名手配を受けるものの純血主義の魔法使いたちを集めた集会を開き支持を広げ、みずからの部下となる信奉者を集める。その過程でクリーデンスやクイニー・ゴールドスタインをも配下に加える。さらに、ニワトコの杖の魔力によってパリを焼き払おうとするが、ニュートやニコラス・フラメルといった手勢に阻止され、さらに魔法動物を侮るという欠点を突かれ、「血の誓い」のペンダントはダンブルドアの手に渡る。 映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、国際魔法使い連盟のトップに立とうと画策する。信奉者たちを使ってドイツ魔法省を抱き込み自身への指名手配を取り消させると、信奉者たちを先導して国際魔法使い連盟の選挙に出馬する。選挙には魔法動物・麒麟を利用した不正によって勝利する企てを立て、一方で公衆の面前で対立候補の暗殺を実行しようとする。部下の失敗に激しく怒り狂い、力と恐怖に傾倒し、クリーデンスとクイニーに見限られて裏切られる。また、クイニーの開心術を鵜呑みにして今まで敵であったユスフ・カーマを味方に引き入れ、痛手を被る。最終的にクリーデンスやクイニーの裏切り、ダンブルドアの作戦を実行したニュートたちの活躍が重なり、グリンデルバルドの計画はすべて頓挫する。国際魔法使い連盟の選挙に敗北し、さらに魔法動物・麒麟を殺害し不正選挙を行った罪まで背負うことになる。追い詰められてダンブルドアと決闘を行うが、それと同時に血の誓いが破壊される。誓いが壊れたことでダンブルドアを殺す気で挑むが、ニワトコの杖を使ってすら劣勢となり、決闘を中断してその場から逃亡する。 『ファンタスティック・ビースト』シリーズの最初の2作ではグリンデルバルド役にジョニー・デップが起用され、脚本を担当したローリングは「今後もデップ演じるグリンデルバルドをたっぷり目にすることができるだろう」と宣言していたが、デップが妻アンバー・ハードとの離婚・DV騒動があったことで一部のファンによる激しい反発を招き、結局3作目以降は降板することが決まった。グリンデルバルド役の後任はマッツ・ミケルセンとなった。
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