虫人同盟軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 20:54 UTC 版)
21世紀の東京で昆虫の能力を持った超常の悪人たち。 B・ロード(ビートル・ロード) 超常怪人の黒幕。2匹のカブトムシを横に並べたような影をしている老人。 Jの成長を楽しんでいる。 ゴキブ・リーダー 本編でJとマコトが最初に戦ったゴキブリの能力を持つ怪人。警察は「謎の麻薬密売の黒幕」として追っていた。その麻薬の正体は自分の身体から滴る油、通称・「俺アブラ」だった。それを飲まされた人はゴキブリ化してゴキブ・リーダーの子分となってしまう。 昔から脂っぽく他人から笑いものにされた過去を持ち、あるときゴキブリが溺れ死んだ胡麻油を飲んでしまい力を得た。そして自分を馬鹿にした者たちをパシリにしてこき使うことを誓って悪事を働いていた。 金属をも腐らせて溶かしてしまう「アシッドオイル」を口から吐き出す。 アメンボンバー アメンボの能力を持つ連続船舶爆破魔。スイマーのようなコスチュームに身を包み、全身には手榴弾を着け、両腕の袖からは小型の爆弾を出し、背中に酸素ボンベに似せた2本のミサイルを備えている。 仕事をクビになってボートの上で昼寝していたところを、大きな船に乗っていた人に追い出され、そのときにアメンボに噛まれて力を得た。以来、船が大嫌いになりすべての船を爆破することを誓う。 アリーガー 蟻をモデルにした虫人同盟軍の工作兵。 B・ロードの命令でスパイダーマンJの正体をサイズから子供と推理して各地の小学校を探っていた。兵隊のように言葉に「~でアリます」と付ける。 個々は弱いが膨大な数を誇る。左手に着いているドリルが武器。 瞬断せしマンティス(しゅんだんせしマンティス) B・ロードの命令でJに決闘を挑んだ、カマキリをモデルにした四天王の一人。 両手から「空刃波」と呼ぶ真空の刃を作り出す。事前にJが感じていたより強大な力で圧倒するが、駆けつけたマコトの援助で力をつけたJの起点で敗北。その後、エレクトラが狙っていた忍術の極意書を奪おうとしたが、Jとエレクトラ二人の連携攻撃の前にまたも敗北。斬技・空刃波(ざんぎ・くうじんは) 両手のカマから生み出した強力な真空の刃を振り回したり、投げ飛ばして敵を攻撃する。 絶・空刃波(ぜつ・くうじんは) 巨大な真空の刃を生み出す。その威力は高速道路をも切断する。 謀略のワスプルギス(ぼうりゃくのワスプルギス) 蜂をモデルにした虫人同盟軍の参謀にしてナルシストな四天王の一人。自分の最高傑作であるハチロボット・「ステルスビー」とバトルコンピューター・「ギガントビー」を扱う。 マコトを操ってJと戦わせ、次に東京の市民を下僕にしてJを倒そうとしたが、Jの怒りを買って倒される。ステルスビー 迷彩機能を持ち、標的に捕り付いてワスプルギスの思うがままに操れる改造人間にする。捕り付かれた人は右手に強力な三連装の銃、左手に鋭い爪が武装され、無理に剥がそうとすると自爆する。 ギガントビー 全てのステルスビーを操作するコンピューターの巨大戦闘ロボット。右手には楕円型の弾丸を放つ銃が武装されており、外殻はステルスビーの集合体で出来ている。どんなに傷ついても、ステルスビーを呼び出せば何度でも復活できる。 強靭なるゴライアス(きょうじんなるゴライアス) カブトムシのような姿の四天王の一人。鋼鉄よりも硬い身体に怪力を持つが頭は悪い。 マコトを人質にJを誘き出して倒そうとしたが、間違って麻実をさらってしまう。だが結局、麻美を助けにやってきたJにより倒される。 ドラゴン無頼(ドラゴンぶらい) トンボをモデルにしたハイジャック犯。全方位を見渡すことができる視力と、鋼鉄をも断ち切る「ウイングセイバー」が武器。 航空自衛隊を追い出された過去を持ち、B・ロードに力を与えられた。 最後はJの、マコトのヘリコプターのプロペラを利用したトンボ取りの要領で倒される。 モスキラー ヴァンパイア(正確には『ブレイド2』に登場したリーパー)から生まれた蚊の超常怪人。 Jの血を吸い尽くすように言われ、複数いたが、作戦を決行する前にブレイドに見つかって最初から著しく数が減り、Jをブレイドと戦わせてブレイドを倒させ、Jが疲労したところを狙った最後の一匹も倒された。 闇棲まうシャドウ・モス(やみすまうシャドウ・モス) 蛾のような仮面を着けた四天王の一人。異空間に自由に出入りできる能力を持つ。正体、過去はB・ロードも知らないらしい。 超高温肉食アメーバ・マグマローパ シャドウ・モスが、日本公演に来ていたロウランの劇団にけしかけた生物兵器。 その身体はJのウェブをも焼き切るほどの高温で、切り刻んでもその身体の一部が相手に火傷を負わせ、弱った獲物を喰うためにどこまでも追ってくる。 最期はJと斑猫の連携プレイで海に落とされ、息絶える。 スカラベーダ 東京に出てきて良いことが何も無かった一般の男がB・ロードのDNAアンプルによって力を得た即席の超常怪人。スカラベにまつわる言伝えに因んだ身形をしている。 両手から強力な重力を発生させてあらゆる物を吸い込み、「重力球」を生み出す。その力を使って東京を砂漠にしてやろうと考えていたが、力不足で限界よりも大きく重いものを扱うことはできず、最後は自分の限界の重力球にJによってマコトの車を取り込まされ、その重さに耐え切れず背骨と両足の骨を折ってしまい、自らの重力球に押し潰された。 ドクター・ドゥーム ファンタスティック・フォーの宿敵。「電流の支配者」の異名を持つ。B・ロードとは同志。 実験でファンタスティック・フォーよりも強い力を得て、アメリカ中を破壊と恐怖に包むが、ファンタスティック・フォーに追い詰められて日本に逃亡。 最後はJを加えたファンタスティック・フォーと、リードの「プリズンビーム砲」によってバリアの中に閉じ込められた。
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