聖火の点火を行った人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:15 UTC 版)
「オリンピック聖火点火者の一覧」の記事における「聖火の点火を行った人物」の解説
開催年開催地点火者競技備考出典1936夏 ベルリン フリッツ・シルゲン陸上競技 オリンピックの出場者ではなかったが、その優美な走法により選出された。 1948夏 ロンドン ジョン・マーク陸上競技 ケンブリッジ大学の医学生であったこと以外はあまり知られていない。 1952冬 オスロ エイイル・ナンセン非アスリート 探検家フリチョフ・ナンセンの孫。初めてアスリート以外で点火を行った。 1952夏 ヘルシンキ パーヴォ・ヌルミ陸上競技 ヌルミは1920年代に9つの金メダルを獲得した。コーレマイネンは4つの金メダルを獲得した。ヌルミがフィールドの高さにある聖火台に点火し、その後塔の頂上に中継する4人のサッカー選手にトーチを渡した。コーレマイネンは最後のより高いところにある聖火台に点火を行った。 ハンネス・コーレマイネン1956冬 コルティーナ・ダンペッツォ Guido Caroliスピードスケート 1948,52,56年の冬季五輪出場者。トーチを持ったまま滑りテレビのケーブルでつまずいたが火は消えずにすんだ。 1956夏 メルボルン ロン・クラーク (メルボルン)陸上競技 クラークは後の1964年に銅メダルを獲得した。Wikneは1964年のオリンピックに出場した。Wikneが内野にある台に点火した後、火がKarin LindbergとHenry Erickssonに渡され、2人が別々にストックホルムオリンピックスタジアムの2つの塔を駆け上がった。 Hans Wikne (ストックホルム)馬術 1960冬 スコーバレー Ken Henryスピードスケート 1952年冬季五輪500m男子スピードスケート金メダリスト 1960夏 ローマ ジャンカルロ・ペリス陸上競技 ギリシャ系のトラック選手。イタリアオリンピック委員会は最終聖火ランナーはジュニアクロスカントリーランニングレースの勝者とすることを決めた。Perisが勝利し最終聖火ランナーに選出された。 1964冬 インスブルック Josef Riederアルペンスキー 1956年冬季五輪の出場者 1964夏 東京 坂井義則陸上競技 坂井は地元広島に原爆が投下されたその日に生まれた。オリンピックに出場したことはない。 1968冬 グルノーブル アラン・カルマフィギュアスケート 1964年冬季五輪銀メダリスト 1968夏 メキシコシティ エンリケッタ・バシリオ陸上競技 このオリンピックに出場した短距離走選手。点火を行った最初の女性。 1972冬 札幌 高田英基非アスリート バレーボールのファンであったが、冬季スポーツについては何も知らなかった。 1972夏 ミュンヘン Günther Zahn陸上競技 中距離選手。西ドイツジュニア陸上競技選手権で優勝。 1976冬 インスブルック クリストゥル・ハースアルペンスキー ハースは1964年冬季五輪滑降金メダリスト。Feistmantlは同大会のリュージュ男子2人乗り金メダリストである。 ヨゼフ・フェイストマントルリュージュ 1976夏 モントリオール サンドラ・ヘンダーソン体操競技 英語とフランス語のカナダを表す2人のティーンエイジャー。2人ともオリンピックには出場していない。 Stéphane Préfontaine陸上競技 1980冬 レークプラシッド チャールズ・グギノ非アスリート 52人の聖火ランナー全員から選出されたアリゾナの医師 1980夏 モスクワ セルゲイ・ベロフバスケットボール 1972年ミュンヘンオリンピックバスケットボールで金メダルを獲得したソ連バスケットボールチームの1人 1984冬 サラエヴォ サンダ・ドゥブラヴチッチフィギュアスケート 1980,84年の冬季五輪出場者 1984夏 ロサンゼルス レイファー・ジョンソン陸上競技 1960年夏季五輪の十種競技金メダリスト 1988冬 カルガリー Robyn Perryフィギュアスケート フィギュアスケートをしている12歳の女子学生 1988夏 ソウル 鄭善萬(チュン・スンマン)非アスリート 鄭善萬は学校の先生、孫美廷は若い韓国のダンサー、金元卓はこのオリンピックのマラソンに出場した若いトラック選手。 孫美廷(ソン・ミチュン)金元卓(キム・ウォンタク)陸上競技 1992冬 アルベールヴィル ミシェル・プラティニサッカー プラティニは1976年のモントリオールオリンピックにサッカーフランス代表として出場した。グランジは未来のアルペンスキーヤー(かつ未来のマルチプルタイムアルペンスキー回転世界チャンピオンのジャン・バプティスト・グランジの兄)であった。当時9歳のグランジは最年少聖火点火者となった。 フランソワ・シリル・グランジアルペンスキー 1992夏 バルセロナ アントニオ・レボロアーチェリー 1984,1988,1992年の夏季パラリンピックに出場し2つの銀メダルと1つの銅メダルを獲得している。聖火の点火を行った唯一のパラリンピック選手であり、燃えている矢を天然ガスの入った聖火台へ放ち点火した。 1994冬 リレハンメル ホーコン王太子非アスリート ノルウェー王の法定推定相続人。オリンピック選手ではないが、父と祖父がともにオリンピックに出場しており、彼らに代わり点火を行った。父が大会の開催を宣言した。 1996夏 アトランタ モハメド・アリボクシング 1960年ローマオリンピックのボクシング競技金メダリスト 1998冬 長野 伊藤みどりフィギュアスケート 1992年アルベールビル五輪銀メダリスト. 2000夏 シドニー キャシー・フリーマン陸上競技 1996年のオリンピックで銀メダルを獲得し、このオリンピックで金メダルを獲得する(ともに400m走)。聖火の点火を行いかつその大会で金メダルを獲得した唯一の人物である。 2002冬 ソルトレイクシティ 1980年アイスホッケーアメリカ代表アイスホッケー 「氷上の奇跡」で有名。 2004夏 アテネ ニコラオス・カクラマナキスセーリング 1996年のオリンピック金メダリストで、この大会では銀メダルを獲得した。 2006冬 トリノ ステファーニア・ベルモンドクロスカントリースキー オリンピックで2個の金メダル含む10個のメダルを獲得した。イタリアで最も獲得メダルが多い人物。 2008夏 北京 李寧体操競技 1984年に3つの金メダル含む6つのメダルを獲得した。1952年の最初のオリンピック出場以来中国で最も成功した選手である。 2010冬 バンクーバー スティーブ・ナッシュ (屋内)バスケットボール ルメイ・ドーンは1998年、2002年の500mで金メダル、1998年の1000mで銅メダルを獲得している。ナッシュはフェニックス・サンズで2度のNBA MVPに輝き、バスケットボールカナダ代表として2000年のオリンピックに出場した。グリーンは1968年の冬のオリンピックの大回転で金メダル、回転で銀メダルを獲得した。グレツキーはアイスホッケーカナダ代表の一員であり、エドモントン・オイラーズのキャプテンとして4度スタンレーカップを獲得している(1984, 1985, 1987, 1988)。2002年のカナダの男子ホッケーチームのエグゼクティブディレクターを務め、金メダルを獲得した。開会式のときナッシュ、グリーン、グレツキーがBCプレイス屋内競技場の中の聖火台へ点火した。その後、グレツキーが2番目のバンクーバーコンベンションセンター近くの屋外にある聖火台へ点火した。開催中は屋外の聖火台のみついたままであった。 ルメイ・ドーンは屋内の聖火台の点火に参加することになっていたが、機械的な問題により4つのアームのうち1つが上がらなかったため除外されてしまった。これは機械的故障についての笑い話とともに閉会式の初めに修理され、新たに出現した4つのアームを点灯し屋内の聖火台を再点灯させることで閉会式を始めることができた。 ナンシー・グリーン (屋内)アルペンスキー ウェイン・グレツキー (屋内・屋外)アイスホッケー カトリオナ・ルメイ・ドーン (閉会式)スピードスケート 2012夏 ロンドン Desiree Henry(デジリー・ヘンリー)陸上競技 イギリスの元オリンピック選手により選出された7人のティーンエイジャーにより点火された。シャーリー・ロバートソンによりエアリー、ダンカン・グッドビューによりダキット、デイリー・トンプソンによりヘンリー、デイム・メアリー・ピーターズによりカーク、スティーヴ・レッドグレーヴによりマクリッチー、リン・デイビスによりレイノルズ、ケリー・ホームズによりトレイシーが選ばれた。オースティン・プレイフットが後にオリンピックスタジアムの新たな場所に再点火を行った。唯一ダキットはアスリートではなかった。Henryは後に2016年の4×100mリレーで銅メダルを獲得している。 Katie Kirk(ケイティー・カーク)Aidan Reynolds(エイダン・レイノルズ)Adelle Tracey(アデル・トレイシー)Callum Airlie(カラム・エアリー)セーリング Jordan Duckitt(ジョーダン・ダキット)非アスリート(Young Ambassadors Group) Cameron MacRitchie(キャメロン・マクリッチー)ボート競技 2014冬 ソチ イリーナ・ロドニナフィギュアスケート ロドニナは3度連続でオリンピック金メダルを獲得した。トレチャクは3つの金メダル含む4つのメダルを獲得した。 ウラディスラフ・トレチャクアイスホッケー 2016夏 リオデジャネイロ バンデルレイ・デ・リマ(スタジアム)陸上競技 2004年夏季オリンピックマラソンで、乱入した暴漢に走行を妨害されながらも走りきり銅メダルを獲得し、その後の人格者的な振る舞いも評価されラテンアメリカ人として初めてピエール・ド・クーベルタン・メダルを受賞した。 Jorge Gomes (屋外)第2の、屋外の聖火台はリオデジャネイロのスポーツプロジェクトの1つとして14歳の子によりカンデラリア教会の前で点火された。 2018冬 平昌 金妍兒(キム・ヨナ)フィギュアスケート 2010年に金メダル、2014年に銀メダルを獲得している。 2020夏 東京 大坂なおみ (スタジアム)テニス 日本選手初のテニス四大大会シングルス優勝者。 高橋礼華 (屋外)バドミントン 2016年ダブルス金メダル。 2022冬 北京 趙嘉文ノルディック複合 2000年代生まれの選手。漢民族とウイグル族のペア 衣拉木江迪妮格爾(ジニゲル・イラムジャン)クロスカントリースキー
※この「聖火の点火を行った人物」の解説は、「オリンピック聖火点火者の一覧」の解説の一部です。
「聖火の点火を行った人物」を含む「オリンピック聖火点火者の一覧」の記事については、「オリンピック聖火点火者の一覧」の概要を参照ください。
- 聖火の点火を行った人物のページへのリンク