キャシー・フリーマンとは? わかりやすく解説

キャシー・フリーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 13:53 UTC 版)

キャシー・フリーマン
選手情報
フルネーム キャサリン・アストリッド・サロメ・フリーマン
ラテン文字 Catherine Astrid Salome Freeman
国籍 オーストラリア
大学 メルボルン大学
生年月日 (1973-02-16) 1973年2月16日(51歳)
出身地 マッカイ
引退 2003年7月15日
自己ベスト
400m 48秒63 1996年7月29日
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キャシー・アストリッド・サロメ・フリーマン(Cathy Astrid Salome Freeman 1973年2月16日 - )は、オーストラリアクイーンズランド州出身の女性の元陸上競技選手400mを専門としていた。オーストラリア先住民アボリジニ[1]で、バハイ教を信仰している。

人物

オリンピック
陸上競技
2000 シドニー 400m
1996 アトランタ 400m

フリーマンは400mで1997年1999年の2つの世界選手権を制し、アトランタオリンピックではフランスのM・J・ペレクに次いでフィニッシュし、銀メダルを獲得した。

2000年9月25日、フリーマンはシドニーオリンピックの400mで金メダルを獲得し、そのメダルはオーストラリアで100番目の金メダルとされた。また、フリーマンは開会式では聖火をともしている。同一大会で聖火をともし、金メダルを獲得したのは2024年パリオリンピックテディ・リネールが達成するまではフリーマンが唯一だった。この活躍を評価され、2001年5月に第2回「ローレウス・スポーツ賞」の「最優秀女子選手賞」(Sportswoman of the Year)を受賞した。

金メダルを獲得した後のトラック一周の際にフリーマンはアボリジニの旗オーストラリアの国旗の2つに身を包んだが、これが当時のオーストラリアで議論を呼んだ(通例トラック一周は、自分の所属する国の旗を持つものであるため)。

2003年7月15日、現役引退を発表した。

キャシー・フリーマン(2000年)

主な成績

大会名 場所 順位 種目
1990 世界ジュニア選手権 プロヴディフ 5位 4x100mリレー
1990 世界ジュニア選手権 プロヴディフ 5位 200m
1992 バルセロナオリンピック バルセロナ 7位 4x400mリレー
1992 世界ジュニア選手権 ソウル 6位 4x400mリレー
1992 世界ジュニア選手権 ソウル 2位 200m
1995 世界陸上 イェーテボリ 4位 400m
1995 世界陸上 イェーテボリ 3位 4x400mリレー
1996 アトランタオリンピック アトランタ 2位 400m
1997 世界陸上 アテネ 1位 400 m
1999 世界陸上 セビリア 1st 400m
1999 世界陸上 セビリア 6th 4x100mリレー
1999 世界室内陸上 前橋 2位 400m
2000 シドニーオリンピック シドニー 1位 400m
2000 シドニーオリンピック シドニー 7位 200m
2000 シドニーオリンピック シドニー 5位 4x400mリレー

脚注

  1. ^ フリーマンは白人とアボリジニの混血で、父は単に強姦した白人で、当時の隔離政策によって母親から引き離され、フリーマンも実母が誰かも知らないという(高山正之『白い人が仕掛けた黒い罠』)。

外部リンク


キャシー・フリーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:17 UTC 版)

アボリジニ」の記事における「キャシー・フリーマン」の解説

キャシー・フリーマンはオーストラリア・クイーンズランド州生まれ女子陸上競技選手で、主に400メートル競走専門とした。 2000年9月25日に、シドニー五輪金メダル獲得した後のトラック一周の際に、アボリジニの旗オーストラリアの国旗2つで身を包んだが、これが当時オーストラリア議論呼んだ。 彼女をめぐる逸話は、2004年度から日本の高校の英語の教科書にも取り上げられている。

※この「キャシー・フリーマン」の解説は、「アボリジニ」の解説の一部です。
「キャシー・フリーマン」を含む「アボリジニ」の記事については、「アボリジニ」の概要を参照ください。

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