コレット・ベッソンとは? わかりやすく解説

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コレット・ベッソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 02:18 UTC 版)

獲得メダル

コレット・ベッソン
フランス
陸上競技
オリンピック
1968 メキシコ 女子 400 m
ヨーロッパ選手権
1969 アテネ 女子 400 m
1969 アテネ 女子 4×400 mリレー

コレット・ベッソン(Colette Besson、1946年4月7日 - 2005年8月9日)は、フランスの陸上競技選手。シャラント=マリティーム県サン=ジョルジュ=ド=ディドンヌ生まれ。1968年メキシコシティーオリンピックの金メダリストである。

経歴

ベッソンは16歳で陸上をはじめ、18歳の時の200mの記録は25秒03というものであった。1968年にはメキシコオリンピックに出場。女子400mにエントリーした。この種目はイギリスリリアン・ボードが優勝候補の最右翼であった。一方ベッソンは無名であった。予選を突破し決勝に進出したのも意外と思われていた。決勝では、第4コーナーを回り直線に入ったところでボードがリード、ベッソンは5位であった。ここからベッソンは驚異的な伸びを見せ、最後はボードを0秒1かわして大番狂わせの金メダルを獲得。52秒03の優勝タイムは自己ベストを1秒8も更新するものであった。

翌1969年のヨーロッパ選手権では、400mの決勝で51秒7の世界記録を出す。しかし、同じフランスのニコル・デュクロと同タイムとなり、写真判定の結果銀メダルに終わった。さらに4×400mリレーには、世界記録を出したデュクロとともに出場。アンカーのベッソンはイギリスのアンカーのボードとの激戦の末3分30秒8の同タイムとなり、この種目も写真判定の結果銀メダルに終わり、ベッソンはボードにオリンピックの雪辱を果たされた。

ベッソンは、その後主だった成績を残すことなく1977年に現役を引退。引退後は夫とともに、トーゴにおいて陸上のコーチ、その後、国内でマルティニークタヒチレユニオンパリにおいて指導に当たった。

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 400m 1位 52秒0
1969 ヨーロッパ室内陸上選手権 ベオグラード(ユーゴスラビア) 400m 1位 54秒0
1969 ヨーロッパ陸上選手権 アテネ(ギリシャ) 400m 2位 51秒7
1969 ヨーロッパ陸上選手権 アテネ(ギリシャ) 4×400mリレー 2位 3分30秒8
1970 ヨーロッパ室内陸上選手権 ウィーン(オーストリア) 400m 3位 53秒63
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 400m 7位 53秒7
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) 4×400mリレー 4位 3分27秒5

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