聖火の納火と「ふるさと」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 03:56 UTC 版)
「1998年長野オリンピックの閉会式」の記事における「聖火の納火と「ふるさと」」の解説
司会の萩本が観客に、宇宙飛行士のスルタン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サウードのエピソードを紹介し、長野県出身の作詞家である高野辰之が作詞した唱歌「ふるさと」を一緒に歌うことを促すと、萩本が「聖火が、消えます」と言ったのを合図に、雅楽を思わせる音楽が流れ始め、だんだん火が弱まっていき、午後7時13分、ステージ周囲の4つの篝火と共に完全に消火された。 納火の直後、歌手の杏里が登場し、「ふるさと」を歌唱。観客は事前に配られた手提げの提灯を灯し、観客席が提灯の灯りで染まった。曲が2番に差し掛かるとボーカルは合唱団に変わり、杏里の立つステージ中央が上昇、地元の住民らも提灯を持って会場を歩き、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。3番に差し掛かると杏里と合唱団のツインボーカルとなり、そのままもう一度1番を歌った。 歌唱が終わると、萩本が「歌を歌ってくれてありがとう。外国の方も一生懸命口動かして歌おうとしてくれてありがとう。今日は世界からたくさんのお客様が来ております。みんなそれぞれふるさとがあります。でも、私たちのふるさとは、地球です。」と語りかけ、「私たちのふるさとは?」と何度か問いかけると、その度に会場中の観客が「地球!!」と叫んだ。途中、「The Earth Is?」と英語で問いかけ、「Our Home!」と返ってきたり、フランス語で問いかけようとするも分からずに懐からカンペを取り出すなどの一幕もあった。
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