聖ルドルフ学院中学校
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「テニスの王子様の登場人物」の記事における「聖ルドルフ学院中学校」の解説
創立5年の新設校だが、スポーツ特待生として全国から優秀な人材を集めている。主に校外のテニススクールで腕を磨くメンバー(通称・補強組)と元からいたメンバー(通称・生え抜き組)で構成されている猛者揃いの精鋭部隊。しかし、都大会準々決勝で青学、5位決定戦で氷帝という強敵に当たって敗れ、関東大会進出を果たせなかった。 『新-』で催されているU-17日本代表選抜の合宿には観月・不二の2名が参加している。 観月 はじめ(みづき はじめ) 声 - 石田彰 身長 166cm 体重 52kg 誕生日 5月27日 血液型 B型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 2 /パワー - 2 /スタミナ - 3 / メンタル - 4 /テクニック - 4】 選手兼マネージャーを務める聖ルドルフの司令塔。普段は敬語口調で、「んふっ」という笑い方が特徴。 相手の弱点を狙い試合のペースを握る、乾とは趣の異なった「データテニス」を得意とする。データを過信しすぎる傾向があり、自負心が強い。勝利への執着心が強く、部員を駒にすることも厭わず、試合に負けたチームメイトには厳しい対応をする。 青学戦は3連勝で決めるというシナリオで、自身は保険としてS2で登録したが、1勝2敗となって出場することになり、周助と対戦。自身の徹底した調査による弱点コースをついて5-0とリードするが、成長期の身体に負担をかける危険な技だと知りながら、勝つことを第一に考えていたが故に裕太に「ツイストスピンショット」を教えたり、裕太は単純で操り易い等の発言から周助の怒りを買い、そこからは1ポイントも取れないまま敗れた。周助のデータを正確に取れていない乾曰く、周助は弱点を他人に悟られるような真似はしない人であり、観月が勝手に弱点を分かった気でいただけであった。5位決定戦では跡部に完敗。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは乾が乾汁による腹痛で棄権したため不戦勝となる。 不二 裕太(ふじ ゆうた) 声 - 冨田真、並木のり子(幼少時) 身長 170cm→172cm 体重 56kg 誕生日 2月18日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:左 プレイスタイル:アグレッシブ・ベースライナー 【スピード - 3 /パワー - 3 /スタミナ - 2 / メンタル - 2 /テクニック - 3】 不二周助の弟で、聖ルドルフのエース。元々青学に在学していたが、入学当初から「天才・不二周助の弟」としてしか見られないことに耐えられず、スカウトを受けた聖ルドルフに転校。家を出て学校の寮に入るなど、兄弟仲は険悪だったが、都大会後に和解。 左利きプレイヤーとの練習を積んでいるため左利きプレイヤーに強く、「超ライジング」で相手を崩し、「ツイストスピンショット」で抉るという攻撃的なプレイスタイルから「左殺しの裕太」と呼ばれる。その実績は伊達ではなく、都大会準々決勝・青学戦前までの対左利きとの戦績は16戦全勝だった。 それもあって青学戦は観月の采配により、地区予選からまだ左利きの選手とは公式戦で未対戦だったリョーマとS3で対戦することに。「超ライジング」は早々に返されるも、「ツイストスピンショット」で序盤は優勢。しかし、徐々に対応され、ついには「ドライブB」でこれも返されてしまった。その後、観月にリョーマの左眼を狙うよう指示されるが、試合をしていく中でリョーマとは真正面からぶつかりたいと思うようになり、その指示を聞かずに臨む。結果は敗北したが、もう一度自分を鍛え直すことを決意し、この試合を機に周助とは和解するようになっていく。 リョーマ戦では指示通りに動かなかったとはいえ、「不二の弟」としてではない自分自身の才能を見てくれた観月のことは慕っており、青学戦敗退後には感謝の気持ちを述べている。同時に勝ちにこだわることは悪いとは思わないが、これからは自分の力で戦ってみたいとも訴え、観月からも了解を得た。5位決定戦は芥川に15分で敗戦。三年生の引退後は赤澤の後を継ぎ、部長に就任する。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは兄・周助と対戦。「Wツイストスピン」で攻めるも完敗。 技一覧 超ライジング 跳ね上がり切る前に打つ通常のライジングショットとは異なり、跳ね上がった瞬間を打つライジングショット。打球が変化する前に打つためにあらゆる変化を無効化することができる。 ツイストスピンショット ボールが急角度でバウンドするショット。通常のツイストよりも高い位置に跳ねるため相手は取りにくい。一方で、成長期の身体に負担をかけてしまう危険な技でもある。 W(ダブル)ツイストスピン 『新-』で登場。両手打ちにすることで手首への負担を無くしたツイストスピンショット。 赤澤 吉朗(あかざわ よしろう) 声 - 岩崎征実 身長 178cm→179cm 誕生日 8月3日 血液型 O型 学年:3年(部長) 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 「生え抜き組」の選手。観月に対しては司令塔として信頼し、部の全権を任せているが、彼の執念深さを恐れてもいる。 シングルスでは全国区の選手だが、都大会の青学戦では「黄金ペア」に勝つため、特に菊丸対策という観月のシナリオで、金田とのペアでダブルスで出場し、D1で大石・菊丸ペアと対戦。大石に主体が切り替わる前に菊丸を潰すという観月のシナリオから、菊丸に対して集中狙いをして苦手コースばかりを打ち、その上「ブレ球」で動体視力の良い菊丸の体力と集中力を奪うが、その後盛り返されて「オーストラリアン・フォーメーション」に苦戦し、逆上する。しかし、先輩である自分を堂々と戒める金田の根性を買い、冷静さを取り戻してダブルスの信頼関係を得る。菊丸に体力を回復されて劣勢になり、タイブレークに持ち込まれるが、最終的には菊丸の体力が無くなり、0-3から7ポイント連取して勝利した。5位決定戦の氷帝戦でも金田とダブルスで出場し、唯一の白星を挙げている。ブレ球 バックハンドストロークの際、ボールをラケットの先端に当てて打つ癖があり、それにより微妙なブレを生み出すショット。普通の選手には効力はないが、動体視力の良い選手の場合はボールが何個にも分裂して見えるため、スタミナが奪われてしまう。 木更津 淳(きさらづ あつし) 声 - 鶴岡聡 身長 168cm→169cm 体重 55kg 誕生日 11月20日 血液型 O型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー 六角中・木更津亮の双子の弟。元々は観月に亮と間違えられてスカウトされてしまい、以後区別がつくように観月に強制的に髪を切られ、赤ハチマキとグローブを装着する義務を課せられた。「クスクス」という笑い方が特徴。試合では常に沈着冷静で、勝利より魅せる試合に執着を持つ。 都大会の青学戦では柳沢とのペアでD2で出場。この試合に備えて柳沢と共に事前に海堂の「スネイク」対策をして臨んだ上、観月のデータに基づいた海堂・桃城ペアの苦手コースばかりを打ち、2人の得意技を封じて序盤はリードしていた。しかし、データに無かった「ブーメランスネイク」を海堂に打たれ、それに意識が行ったことで今度は桃城の「ダンクスマッシュ」も誘発させてしまい、試合の中でパワーアップしていく相手に盛り返される。その後、ボールをセンターに集めればポール回しはできないと分かっていながらも、そんな勝ち方ではつまらない、という思いから敢えて「ブーメランスネイク」を誘い出して打ち返すが、その打球によって再び桃城の「ダンクスマッシュ」を誘発させてしまった。それを頬に喰らった柳沢が気絶し、棄権負け。観月からは指示通りに動かなかったことで不評を買ってしまった。フェイントドロップボレー ジャンピングスマッシュを打つと見せかけ空中で反転しドロップショットを打つ技。5位決定戦では樺地にコピーされ、試合も敗北。 柳沢 慎也(やなぎさわ しんや) 声 - 森訓久 身長 169cm 体重 57kg 誕生日 12月9日 血液型 O型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 語尾に「だーね」をつける口癖があるが、本人にその自覚はない。いわゆるアヒル口であるため、海堂と桃城から「アヒル」と呼ばれる。独特のペースで相手を撹乱させる。赤澤曰く、淳ともどもピンチの時こそ実力を発揮する選手。 都大会の青学戦では淳と組んでD2で出場し、桃城・海堂ペアと対戦。桃城の「ダンクスマッシュ」を頬に喰らって気絶し、棄権した。 なお、このダンクスマッシュにより気絶させられた逸話は桃城の伝説となり、後に「得意のダンクスマッシュで死人を出した」とねじ曲がって伝わっていることが銀華中の生徒の口から明らかとなった。 金田 一郎(かねだ いちろう) 声 - 川原慶久 身長 163cm 誕生日 12月31日 血液型 AB型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 赤澤と同じく「生え抜き組」。大石のように広い視野でサポートすることが上手いダブルスの名手。原作では一人称は不明。 一見地味で大人しい性格だが、都大会の大石・菊丸戦では「オーストラリアン・フォーメーション」に苦戦して逆上し、ダブルスにもかかわらず一人で戦おうとする赤澤を、周囲も驚くほどの勢いで諌めて冷静さを取り戻させた。その後、「オーストラリアン・フォーメーション」の弱点を見つける等活躍し、タイブレークの末勝利を収め、青学からも高い評価を得た。裕太の事は「不二」と名字で呼んでいる。3年生の引退後は、副部長に就任する。 野村 拓也(のむら たくや) 声 - 近藤孝行 身長 158cm 誕生日 2月28日 血液型 B型 学年:3年(副部長) 利き腕:右 通称「ノムタク」。裕太のことを「弟君」という禁句で呼び、その都度仕返しをされる。青学戦では観月に捨て駒扱いにされ、S1となり出番はなかった。
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