聖レギーナ教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:26 UTC 版)
「ハム (ヴェストファーレン)」の記事における「聖レギーナ教区教会」の解説
カトリックの教区教会である聖レギーナ教会はリーネルンに位置しており、ハムで最も興味深い教会建築の1つと見なされている。リッペタールとヘルヴェーク盆地と分かつ高地を通るいくつかの街道筋の近くにあるこの宗教建築の歴史は9世紀または10世紀にまで遡る。こうしたことから、この教会は1985年から保護文化財に指定されている。地元の砂岩で造られた建物の身廊は、10 m の高さがある。塔は高さ 56 m で、ゴシック時代に造られたピラミッド型の屋根を戴いている。屋根には1963年に銅が貼られた。内陣室は壁のアーチが印象的である。これらは窓の縁を形成している。内陣の北壁にはヴェストファーレンの伝統に則って白い砂岩で造られた告解室がある。現在、ここには聖餐が保管されている。この建物は、アントウェルペンの聖ルカ=ギルドによるフランドル風の彫刻祭壇(開扉時は 2.6 × 5.4 m、中央部分は 2.6 × 2.7 m)と卓越した石工の仕事で飾られている。最も古い作品は、黄色い砂岩で造られた13世紀初めのロマネスク様式の洗礼盤である。この建物は19世紀にかなりの建築上の変更が行われた。翼廊、正方形の内陣、堂々たるヴェストハウスを持つロマネスク様式のヴォールト・バシリカという元々の特徴は、この過程で損なわれた。
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