聖ヴァーツラフ礼拝堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:57 UTC 版)
「聖ヴィート大聖堂」の記事における「聖ヴァーツラフ礼拝堂」の解説
おそらく大聖堂で最も有名な場所は、聖遺物が保管された聖ヴァーツラフ礼拝堂である。1344年から1364年にかけてペトル・パルレーシュにより建設され、リブ・ヴォールトを有する。壁の下半分は、1300以上もの半貴石とキリストの受難が描かれた絵で美しく飾られ、その装飾のオリジナルは1372年から1373年に遡る。 壁の上半分は聖ヴァーツラフの生涯を描いた絵で、1506年から1509年にかけて作製された。壁の中央部分には、ペトルの甥のインドリヒ・パルレーシュによって1373年に作製された、聖ヴァーツラフのゴシック像がある。一般見学者は礼拝堂に近づくことはできないが、入り口から覗くことは可能である。鍵が7つ付いた小さなドアが礼拝堂の南西の隅にあり、ボヘミアの戴冠式用クラウン・ジュエルの保管庫へとつながっている。
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