羅門衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 05:32 UTC 版)
「忍ペンまん丸の登場人物」の記事における「羅門衆」の解説
ギオや粘心が粘土から作り出した忍者集団。粘土で不老不死。彼らの命令でまん丸たちの前に立ちはだかるが、世界観上ボケた者が多い。 ギオ 声 - 堀之紀 羅門衆の頭領。ネンガの弟にして同じく念雅流の後継者。普段は羅門城で暮らす。城自体のほとんども粘土で出来ている。 後継者になった時にはネンガと戦い勝利したが、その時ネンガが本気を出していなかったことでプライドを傷つけられ、山を離れる。アニメでは禁忌の力を駆使した術を使ってネンガに挑んだが、ネンガの術によって封印される。 原作では、天容の笛から長い間離れた際に老化が始まって、これを解決するために天容の笛を奪おうとする。アニメでは、禁忌の力「暗黒意念」に手を出した報い(副作用)によるものとなっている。また、アニメと原作では目的が多少異なっている。 最終的には、ネンガが使用した大念星の術に笛ごと吸い込まれそうになって、最後の手段で天容の笛を吹いて大念星の術ごと全てを天に落とそうと試みるも、天容の笛に後継者としての印を消されて、ネンガに助けを求めながら自らが天に落ちて行くという悲劇的な最期を迎えた。アニメ最終回では天容の笛に見限られて、粘心や羅門城と共に崩れ堕ちていった。 粘心(ねんしん) 声 - 中嶋聡彦 粘土に命を吹き込む能力をギオによって与えられた羅門衆の参謀。全身が粘土で出来ていて、自在に姿を変える事が出来る。天容の笛を奪う際、紫狼沙に身体の一部を切り落とされて、それが自我を持ってネンネンとなった。原作では、まん丸の現神の術で空気を固めた岩に閉じ込められ動けなくされ、まん丸達によって誰も近寄らない所に安置された。割とユーモアがある性格なのでまん丸とは結構ウマが合う時もある。 ピエーロ 声 - 小野健一 アニメオリジナルキャラクター。英語交じりの大阪弁を喋る。本名は「ミスター・マリオネット・オスカール13世・ロバート・デ・ピエーロ」。変郎を操り、天容の笛を手に入れるという作戦に出たが、紫郎沙により阻止される。巨大化したときの性格は巨大化する前よりも少し荒々しくなっている。テレビ絵本にも登場した。 コマル アニメオリジナルキャラクター。粘心の命により念雅流を滅ぼし、天容の笛を奪い取るという目的で念雅山に現れた。だが、ひょんな事からガン吉と出会い、ガン吉のペットとなる。歯ぎしりでおとなしくなる。 白老の怒る事ばかりしその中で粘心の術で成長し、暴れ回った事からガン吉はまん丸たちに預けるが、コマルは粘心の術でまた成長し、まん丸たちを襲うがガン吉が駆けつけ、その衝動は止まった、と思いきや粘心の術で育ての親であるガン吉とまん丸たちを襲い抹殺しようとするが、ガン吉とまん丸たちの歯ぎしりでその衝動は止まり、再びガン吉のペットになった。だが、二度目に登場したのは最終回のみであった。 ポン太郎 声 - 郷里大輔 アニメオリジナルキャラクター。羅門衆の刺客である鳩で、相手に豆鉄砲を当てて洗脳して鳩にさせるという方法で仲間を増やし、伊賀流の本拠地を乗っ取った。同様にまん丸らも追い詰めようとした。まん丸らに倒された後は、伊賀流の本拠地の鳩時計にされた。 手下第一号(てしただいいちごう) 原作で最初に出てきた羅門衆のザコ。その名の通り粘心の手下で、「羅門衆の中で一番かわいい」と自称する通り見た目は相当メルヘンだが、一人称は「わし」。手から巨大な火の玉を放つ。わざと、落ちたふりをしてケガしたと思わせて、殺そうとしたがツネ次郎の気療によってケガしていないことが露見した。 アップルン 声 - 渕崎ゆり子 巨大なリンゴの姿をした羅門衆の一人。女の子だが、本名は血煙林五郎(ちけむり りんごろう)。リンゴらしく食べられたいと思っているが、粘土なので非常に不味い。 アニメ版ではギオの支配から解放されたが、どちらでもまん丸は腹を壊したようである。 ブルース・ラ"ー 声 - 中村大樹 アニメオリジナルキャラクター。急須を擬人化したようなキャラクターで、拳法着を着て「お茶ーっ!」と叫びながら襲い掛かる。「ラ"ー」は本人曰く「ラに点々(濁点)」だが、タヌ太郎に「存在しない文字を作るな」と突っ込まれる。一度はあっさりまん丸達に退けられたため、暗黒意念を受けパワーアップした結果、「抹茶」「ほうじ茶」「麦茶」「ウーロン茶」「煎茶」の五人に分裂し、「茶坊主戦隊チャーレンジャー」となった。 ヌーマ 粘心の直々の手下。ネンネンを大きくしたような外見である。1度目は沼に、2度目は地面になってまん丸達を呑みこんだ。内側からのまん丸達の「合体手印念・意念トルネードマキシマムスペシャル(がったいしゅいんねん・いねんトルネードマキシマムスペシャル)」を食らい、空けられた穴に木の枝を刺されてその場に固定され、敗退。 喜怒哀楽(きどあいらく) 声 - 喜・置鮎龍太郎、怒・宇垣秀成、楽・一条和矢 火の玉のような四人組の羅門衆。合体することで巨大な火の玉になる。アニメ版では「現神の術」と暗黒意念で作られた鬼火という設定で、憑いた相手を「喜・怒・哀・楽」の感情に取り憑かせるという「忍法・鬼火操りの術」を使用した。 ビリ助(ビリすけ) 羅門城の番兵。高圧電流を帯びた丸い生物で、城を取り囲む草むらにばら撒かれている。 ザリガニアン 声 - 梁田清之 モジー 声 - 茶風林 文字に書いたことが本当におきるモジモジの術を使う羅門衆。まん丸が何でも拾う癖を利用して象の人形に文字を書いて術を使っていた。ガラス瓶に石を入れてカチャカチャする音が苦手。 レッドブル 声 - 立木文彦 アニメオリジナルキャラクター。羅門衆の刺客である赤い牛。じいやさんに名前の意味を教えてもらったまん丸に赤べこさんと呼ばれると、赤べこのように振る舞ってしまう。 首にかけた鈴を鳴らすと狭くなる鼻輪を武器とする。天容の笛確保のため乱子を人質にとるも、ネンガと紫狼沙の活躍により撃退された。 センタク丸(センタクまる) 声 - 島香裕 洗濯機を模した羅門衆。普段は水中に潜んでおり、渦に取り込む事んだ者の心を入れ替える。実際は本当にただの洗濯機らしい。 モザイ 声 - 小野坂昌也 アニメオリジナルキャラクター。モウラのライバルで、「モザイク隠れの術」で自身にモザイクをかけ隠密行動をする。 土喰いのモウラ 声 - 広瀬裕 羅門衆が念雅山に直接送り込んだ刺客。土を食べて尖った岩を吐き出す力を持つ。モグラのように土の中を移動する。 滝の傍の地中に潜んでネンガを待ち伏せしたが、同じくネンガを狙って仕掛けられたガン吉の爆弾を踏んでしまい、自滅。 剣鳥 粘心の部下。体は大きく鳥のように羽があって、尻尾を鋭い剣に変えることができる。性格は基本的に大胆で、冷酷だがどこか抜けている。感染したあらゆる者が24時間以内に死滅する病原菌のサルモネル菌をばら撒いて、ネンガたちを殺そうとしたが、まん丸のおりがみの術によって生まれた「かわいいちゃん」に念雅山の病原菌を全て食われ失敗。そのまま帰還し以後登場していない。なおサルモネル菌はサルに限り一生眠り続けるという効果がある。 足丸 粘心が作った拘束用の足だけの生き物。ズボンを履く感覚で対象にはまって目的地へ運ぶ。 四面モアイ(しめんモアイ) 粘心が作った羅門城の牢屋代わりの生物。顔が4つあって、4人を口にくわえて捕らえられる。下手にもがくと逆に吸い込まれていくという質の悪い機能を持つ。実は口の中をくすぐることで脱出可能だが、逃げると「くおおおおおん」という鳴き声のような警報を発生させる。 見張り 羅門城の四面モアイの見張り。半透明で見難くアヒルのような姿をしているのでまん丸に「みにくいアヒルの子」と言われた。 つねられて泣くなど異様なほど弱い。 ゴムオ 粘心が一年かけて作り上げた羅門衆最強にして最後の刺客。普段はまん丸よりも小さい体だが、風船のように空気を取り入れて自在に巨大化する効果を持つ。しかしその反面、巨大化すればするほど、皮が薄くなるという弱点がある。
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