第十三柔道部
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「コータローまかりとおる!の登場人物」の記事における「第十三柔道部」の解説
通称「第十三"ケンカ"柔道部」または「第十三"ぶっこわし"柔道部」。顧問の鮫島が提唱する「武道としての柔道」を実行し、当て身等を利用した裏技(ばれれば反則だがばれないように行う)を利用しながら、対戦相手は全て病院送りとする。その信念通り準決勝まで全ての対戦相手を病院送りにして勝ち進む。極端流との準決勝において2勝3敗で敗退。 醍醐 大悟(だいご ひろさと) 鶴ヶ峰学園新入生。海老中学3年の時に78kg超級でオール一本勝ちで優勝。体重160kg。美杉の裏工作によって伊賀、多古に続く第3の実力者として第一柔道部に入部する。しかし中学時代の実績により慢心しており、ろくに練習もしないでタバコを吸い、柔道よりも不良として学内制覇を目指しているような状態であった。しかし彼の最も誇るべきは、骨折しようと何度叩きのめされようと屈しない、勝負に対する執念であり、それは慢心の中でも失われておらず、それに対しては三四郎も尊敬の意を表していた。当初は三四郎をパシリとして馬鹿にし、功太郎との衝突にあたってリンチにかけたが、結果として彼の「無敵」状態を目覚めさせてしまい山嵐により投げられて気絶。更に功太郎にも裏当ての一撃で敗れ、侮っていた伊賀にも何度も投げられ、完膚なきまでに敗北する。その雪辱を誓って第十三柔道部に移籍。三四郎の「柔よく剛を制す」に対して自らの信念「剛よく柔を断つ」(「柔よく剛を制す」の逆)を突き通すためひたすら修練を続け、その気概を認めた鮫島から幻の技「天狗投げ」を伝授された。準々決勝ではその天狗投げにより対戦相手を下し、その存在を三四郎に見せつける。準決勝で三四郎と対戦し山嵐によって敗れた。単なる「柔よく剛を制す」「剛よく柔を断つ」ではなく武道の理想である「剛柔一体」をある程度体現した三四郎をパシリでもなく復讐の相手でもなく「努力して倒すべき良きライバル」として認め、更なる精進を誓う。 鮫島 敏樹(さめじま としき) 第十三柔道部の顧問教師兼コーチ。鮫島亜希と春樹の父。かつてオリンピック代表選手候補だったが選考会の決勝で反則負けをした。 また、春樹が乳児だったころ偶然に出会った包丁を持った危険人物を取り押さえた。しかし取り押さえたあとで油断してしまい、相手から目を切ったことで妻が自分をかばって殺害されてしまった。このことがあってから本当の意味での武道としての柔道を追求する道を歩むことになる。ルールすら無視して相手を倒すことを追求した、良く言えば実戦的、悪く言えばケンカ的な「ぶっこわし柔道」を提唱し、部員達を非常に厳しく指導する。竜野を除く部員達には影で鬼鮫(おにざめ)と呼ばれている。長年の研究から天神真楊流の二つの天狗勝を組み合わせ、天狗投げを復活させ(あくまで作者が考えた天狗投げであって実際の天狗投げは不明)、醍醐に伝授。かつて春樹がまだ赤ん坊だったころ、 竜野 真悟(たつの しんご) 第十三柔道部主将で3年。中学1年のときの全中柔道大会初戦で春樹に腕を折られ、その柔道に感銘を受け鶴ヶ峰に転校。鮫島敏樹を師範と呼び、心酔しその技を最も忠実に踏襲している。そのため、鮫島の息子で長年指導を受けて来ながら反発して部を辞めた春樹に激しい対抗意識を持っている。準決勝において判定で試合に負けた後の裏技によって勝負に勝とうとするも、「最悪の場合でも生き残る手段としての武道」という鮫島敏樹の言葉を実践し残心を実行した春樹に勝負も負ける。試合結果は技あり二本の合わせ一本。 野村(のむら) 練習試合で三四郎の相手。中量級。功太郎に顔にいたずら書きをされ、恐怖を感じなくなった三四郎に破れる。 阿津見(あづみ) 校内予選初日は(恐らく先鋒で)レギュラーとして出場。試合終了後、功太郎に絡まれケンカを売るが負け、竜野にボコボコにされる。部内での代表戦を醍醐と戦い天狗投げを受けて負け、レギュラーを離脱。 丸山 貫一(まるやま かんいち) 次鋒。3年。パワーで相手を後方に追い込んで倒すのが得意。同時に肘であばらを砕く。チヨ & アキのゴシップ解説に久三が固まったところを顔面から叩き付けようとして、助けに入った春樹に顔を蹴られ久三に反則がとられ勝利。ただし病院送りとなった。 来間 周作(くるま しゅうさく) 中堅。3年。フルコンタクト空手出身。そのため裏技の威力が違う。しかし対戦相手が空手のエキスパート百太郎だったために、完全反則の打撃攻撃も効かずに終わる(百太郎の要請により反則は取られず)。百太郎第6の必殺技巴投げ(ただし、百太郎が参考にしていた入門書のさし絵が校正ミスで横向きになっていたため、寝転がらず立ったまま、前蹴りで相手を跳ね上げて、無理矢理後ろに投げる形となった)に破れ病院送りとなる。救急車に運び込まれる際に指を伊達に折られる。 伊達 治(だて おさむ) 副将。3年。元々はサンボの選手で関節技を得意とする(入部したての頃、既に先輩の脚を破壊)。そして関節の壊れる音と相手の悲鳴を聞くのが大好きな変態サディストで竜野以上の危険人物。一見、友人想いに見えて、師範からの説教が増えるからと負けて救急車に運び込まれる来間の指を折っている。阿津見とは中学の頃からの友人で、彼なりに仇討ちで功太郎と対戦することになるが、得意の足関節技を破られ、逆にスピニング・トー・ホールドを決められる。ただし試合は功太郎の反則によって勝利。試合終了後狸寝入りを見破られ顔面攻撃を受け病院送りに。
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