第一柔道部
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「コータローまかりとおる!の登場人物」の記事における「第一柔道部」の解説
元々は校内有数の強豪部であったが、多古の入部時にそれまでの部員が全員やめてしまった。校内予選が団体戦のみのため、伊賀・多古の2名は全勝ながらももう一人のポイントゲッターがおらず、対外的には無名という悲運の柔道部。3人目のポイントゲッターとして美杉が参戦。正規の柔道部なのでシードで第2試合から。準決勝は顔文字軍団(クラブ名不明)に井伊を除き全勝の4勝1敗で決勝に進出。 伊賀 稔彦(いが としひこ) 鶴ヶ峰学園3年で、第一柔道部主将を1年から務める。7月7日生まれ。知る人ぞ知る全国レベルの実力者だが、校内予選は団体戦のみという対功太郎用いやがらせ規則のため常に予選で敗退し、全国大会に出場したことがない。「竜巻背負い」と呼ばれる超高速の一本背負いを得意とする。かつては三四郎と同様の弱気な性格だったが、功太郎と百太郎の決戦を契機にして弱気を克服。「このまま多古の悪行を見過ごすことは、多古を見捨てることである」と覚悟を決め、多古に対して決戦を挑み、多古とは親友となる。そのため、かつての自分に酷似している三四郎に目を掛けている。とても真面目で律儀な性格で、柔道を喧嘩に使うことを極端に嫌い、(異種格闘技戦も断っている)柔道技を柔道以外の目的に使うことを決して許さない。 鼻が悪いのか、その嗅覚は異常に鈍感。その鈍感な嗅覚が留美子に惚れられる最大の要因となる。 多古 清海(たこ きよみ) 鶴ヶ峰学園3年で、第一柔道部副将を1年から務める。伊賀の親友。かつてはかなりの不良で、当初は喧嘩の隠れ蓑として第一柔道部を利用し、伊賀をいじめており、学園内の不良をほぼ制圧した。しかし功太郎と百太郎との伝説の戦いを見て覚悟を決めた伊賀に、完膚なきまでにたたきのめされ、更生して伊賀の親友となる。また伊賀にやられた傷が治った際、不良の延長でなく力試しとして百太郎に「ケンカで」挑んだ際に軽くあしらわれ、毛根が死滅するほど頭を撫でられハゲとなり、以後ケンカは止めて柔道一筋となった。伊賀のような必殺技はないが、重量級らしいパワーと技術を基にして校内でも(伊賀を含めて)屈指の実力者であり、作中では三四郎との対戦で引き分けた以外はすべて勝ちを収めている。 美杉 留美子(みすぎ るみこ) 鶴ヶ峰学園3年で、第一女子柔道部主将。財閥の令嬢。高校女子柔道では不敗を誇り、試合時間が1分を超えたことがないことから「秒殺の女王」と呼ばれる。実は人間のものとは思えぬ凄まじい体臭の持ち主で、試合時間にして1分を過ぎると起こる発汗によって、屋外で周囲の人間数百人を悶絶させるという凄まじい威力となって発揮される。美女であることに反した、その凄まじい体臭は功太郎と典善のパンティ収集を二人揃って断念させたほど。このため、かつては実力で倒した相手からは「臭いが凄くて負けた」などと負けた言い訳をされた。美杉はそれを悔しく思い、そんな言い訳が通用しないように汗をかかずに一分以内で相手を倒す技と実力を身につけて「秒殺の女王」となった。そんな自分の体質を気にしない伊賀の鈍感極まりない臭覚と自分をはるかに上回る柔道の実力により伊賀を運命の相手と見定め、伊賀を全国大会に出場させるために色々と策謀を巡らせている。伊賀の方も美杉の柔道に対する真摯な態度に強い好意を抱いているのだが美杉自身は気づいていない。普段は令嬢らしく、語尾に「〜ですわ」を付けるお嬢様言葉を使うが、感情が高ぶると、俗に言うヤンキー言葉になる。猫アレルギー。 太刀根 コユリ(たちね こゆり) 第一女子柔道部3年。元第三女子レスリング部だったが美杉の金銭トレードで移籍。同性愛者であり、男装している。元はアマレス出身の「変態レズラー」。その変態振りはすさまじく、ありとあらゆる変態性欲をカバーする。人間離れした舌技などさまざまな変態的技巧を持ち、自分も女性なため女性の性感帯を知り尽くしており、相手を執拗に責めた揚句、レズの世界へ引きずり込む。その女性を感じさせる変態的技巧はレスリングおよび柔道の試合の中でも、審判にすら見破られない裏技として有効活用されている。だが、それを抜きにしたまともな勝負でも超人的なパワーと卓越した寝技技術を誇り、おおよそ作中において寝技ではフネを除けば右に出る者はいない。口癖は「きみの人生観を変えてあげる♥」。美杉はこの特技に着目して、麻由美に恥をかかせるための刺客とした(自分に対して尊大な態度を取ったことへの仕返しのため)。結局真由美も寝技では勝つことは出来なかったが、奇襲攻撃十字背負いで一本を取られる。かなり不意打ち気味の技ではあったものの十字背負いが紛れもなく高専柔道の技であると分ると潔く負けを認めて変態行為を中断するという男前な一面を見せた(これはあくまでも真由美に対しての言葉であり、その後は居合わせた別の女子が代わりに犠牲となった)。 井伊 カガリ(いい かがり) 第7女子柔道部主将で、自称・美杉留美子のライバル(別名・クレームの達人)。全中女子48kg級準優勝者。美杉に言い掛かりをつけ、再戦を果たそうとした所を太刀根の餌食となり、愛人1号にされ第一柔道部の軍門に下る。名前の通り言い掛りが(つけるのもつけられるのも)多い。試合出場時は常に、太刀根の愛撫によりヘロヘロで決勝までは全ての試合に負けているが、決勝のみ偶然ではあるが百太郎相手に一本勝ちを収める。
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