第一期陳水扁時代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第一期陳水扁時代の意味・解説 

第一期陳水扁時代 (2000年 - 2004年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:45 UTC 版)

総統民選期の中華民国」の記事における「第一期陳水扁時代 (2000年 - 2004年)」の解説

1990年代前半李登輝総統時代本格化した中華民国民主化結果外省人対す本省人政治的地位向上したこともあり、台湾では自らを「中国人ではなく台湾人」と認識する台湾人意識」(台湾人としてのアイデンティティ持とうとする意識)が高まった台湾人意識とそれに伴う「本土化」(中華民国台湾政権位置づける概念)により、2000年総統選挙では「台湾人意識」を強調した陳水扁台北市長(後に民主進歩党党首兼務)が当選し台湾政治本土化が進んだ。更に李登輝総統らが中心となり推進され台湾正名運動及び台湾独立運動台独運動)の活性化がこの時期認められる。 その一方で台湾独立反対し、中華人民共和国との現状維持主張する中国国民党(以下「国民党」)や親民党野党勢力外省人中心に強く支持されており、国会相当する立法院では与野党勢力均衡し政局運営が不安定となり、中国統一台湾独立かで国論二分化がより深化した混迷する政局中、陳水扁公民投票国民投票)により台湾将来決定する政策発表2003年6月建設中原子力発電所工事中止についての是非などを問う住民投票を行うと宣言した。これを受けた立法院2003年11月27日、『公民投票法案』を審議採択した採決は全38条について逐条形式行われた。最も注目されたのは法の適用範囲に関する条項であったが、この条項に関して民進党案(国名国旗領土変更提議出来るとするもので独立色が強い)ではなく国民党親民党案(これらの問題明言避けるもの)が賛成多数採択された。 このような台湾での政治行動対し、「一つの中国政策堅持する中華人民共和国台湾独立動向牽制することを目的に、「台湾独立には武力行使も辞さず」という態度とっている。 2004年実施され最初公民投票は、中華人民共和国以外にも、中台関係現状維持を望む日本アメリカ合衆国フランス難色示したこともあり、その投票内容は非常に曖昧なものとなった。また投票結果結局法定有効投票率50%未満無効になっている。

※この「第一期陳水扁時代 (2000年 - 2004年)」の解説は、「総統民選期の中華民国」の解説の一部です。
「第一期陳水扁時代 (2000年 - 2004年)」を含む「総統民選期の中華民国」の記事については、「総統民選期の中華民国」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第一期陳水扁時代」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第一期陳水扁時代」の関連用語

第一期陳水扁時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第一期陳水扁時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの総統民選期の中華民国 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS