社会福祉公社以外のイタリア政府関係者
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「GUNSLINGER GIRL」の記事における「社会福祉公社以外のイタリア政府関係者」の解説
レナート・ピサノ (Renato Pisano) イタリア共和国首相。対五共和国派テロに対して社会福祉公社を設立。ジャコモとの対話でもジョークを飛ばすなど腹が座っている描写が多い。公社の存在が明らかになり自身が投獄されるであろうことを予想している。非公然組織としての公社を実質解体し純粋な義体研究組織として改編。希望者には軍や警察など元職への便宜を図るとしていた。 サレス少佐 (Maggiore Sales) 声 - なし / 乃村健次 軍警察(カラビニエリ)の特殊部隊GIS(Gruppo di Intervento Speciale、特殊介入部隊)の部隊長。指揮するだけでなく実戦にも秀でている。ピノッキオに対し完敗したトリエラの格闘の訓練を引き受けた。公社には格闘に秀でた人材がいないこと、条件付けで公社の人間に対して義体のトリエラは対抗的な行動が出来ないこと、GISも婦人や子供との格闘の経験を欲していたことから、双方の利益になるとしていた。隊員を軽くあしらうトリエラの欠点を見抜き、義体の中でトップクラスの能力を持つトリエラを完膚なきまでに負かして「ウサギ」と言ってのけたほどの格闘技能を誇る。サレスの指導の下でトリエラは更に格闘能力を高め、ピノッキオとの雪辱戦に繋がっていく。 サンマルコ広場での作戦に招集されており、トリエラと再び会い、サイボーグ(義体)と自分の部下には立場境遇など色々な違いはあるが、死地に赴く使命は同じであると説く。 ガニエ大佐 (Colonnello Gagné) イタリア陸軍大佐。軍の武器や密輸品を活動家に横流しをし、大金を得ていた。軍もそれを把握していたが、高官であることと、利害が複雑に絡むことから手を出せず、軍から公社にガニエ大佐の始末を依頼してきた。劇場で観劇していたところ、リコに首を折られて暗殺される。病死として発表される予定。 マルカントニオ・アバド(Marc'Antonio [Marcantonio] Abbado) 声:なし / 小野坂昌也 軍警察第一パラシュート連隊『トスカニア』所属の憲兵中尉。軍警察ではジョゼと同期で、親友。政治集会に参加した母親が鎮圧に出動した警察の催涙弾を頭に受けて死亡し、正規軍人でありながら復讐として反政府活動に加担していた。マフィアの密輸を監視する任務を帯びていたが、逆にモリーゼ州のマフィアからアルバニアからの密輸品を受け取り軍を利用してラツィオ州に運び入れていたことが判明。顔見知りのジョゼがマルカントニオをカフェに呼び出し、配置していた公社により逮捕された。アニメ版では、社会福祉公社が銃撃した密輸現場で使用されていた軍車両から死体として発見された。この事件により、社会福祉公社を襲撃する作戦で解かれるまで連隊は共同責任を取らされ謹慎させられていた。 ジュリア・アプレア (Giulia Aprea) 新トリノ原発で警備にあたっていた軍警察の女性憲兵。階級は一等兵。エンリカの中学時代の親友。五共和国派が原発を占拠した際、異音について照会の電話をした際に応答したのがジャコモ=ダンテであると気付き、異変を察知したことからただ一人脱出に成功し、テロがジャコモによるものだとの情報を政府に提供した。子供の頃は女子サッカー選手になることを夢見ていたが、チームメイトのエンリカの多彩な才能を見せ付けられて腐ってしまい、エンリカについ当たってしまう。そのことをエンリカに謝ろうとしていた翌日、クローチェ事件が起こり、それがエンリカとの最後の別れとなってしまった。その後、クローチェ事件でエンリカが死亡したことを受け、彼女が将来の目標としていた軍警察に入る。エンリカの仇であるジャコモには強い憎しみを抱いており、最終決戦に加えて欲しいとジャンに願い出るが、「若者が死にに行く必要はない」と止められた。その後単身原発に戻り、重傷を負ったジャコモを発見して銃を向けるが、結局殺すことはできなかった。 なお、ジャンは彼女がエンリカの友人であることに当初は気づいていなかったが、後にジュリアと共に身内の墓参りに行った際、彼女がエンリカのサッカークラブのチームメイトであることを思い出している。 イラーリオ・メロイ中佐 (Tenente Colonello Ilario Meroi) 軍警察第一パラシュート連隊所属の中佐。軍警察時代のクローチェ兄弟の上官であり、ラバロとも共に戦った経験がある。マルカントニオの一件以来、連帯責任によって謹慎処分を受けていた連隊の存続と名誉回復のため、公社を掌握しようとするアラゴンの命を受けてローマ郊外にある公社本部に進撃した。その場で徹底抗戦の意志を示すクラエスと対峙し、アラゴンから射殺を命じられたものの、現場の指揮権を盾にこれを拒否。クラエスの説得を試み、彼女にラバロの名を聞かせたことによって、結果として公社との流血の事態を防ぐ決定的な役割を果たした。なお、過去編(第12巻)のバルカンPKO時代の場面において、彼と彼の副官によく似た人物(ジョゼの上官)がジョゼに帰国命令を申し渡しているが、同一人物かどうかは不明。 アニータ・アラゴン (Anita Aragon) イタリア国家安全保障会議参事官。アラゴン内務大臣を叔父に持つ。かつては公社作戦部長のモニカ・マリア=ペトリスの部下であった時代もあったらしく、「昔はそういう苛烈さを評価して目をかけた」と彼女に評されるほどの女性。政府の非公然組織『社会福祉公社』に幕引きさせるとして、謹慎中の第一パラシュート連隊を率いて公社本部に乗り込む。叔父の力を使い公社職員の名誉回復を行うとしてモニカ・マリアに降伏を勧めるも、それは名誉を著しく傷つけられたことがない人の考えだとして彼女に退けられた。公社正門前で、命令に背いて攻撃しない連隊に業を煮やし、戦闘不能となったクラエスを射撃しようとしたが、泣き崩れたクラエスと戦意を喪失した連隊員たちの姿を前にしては、撃つことはできなかった。
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