現・毎日新聞とは? わかりやすく解説

現・毎日新聞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:18 UTC 版)

東京日日新聞」の記事における「現・毎日新聞」の解説

東京日日新聞1872年3月29日明治5年2月21日)、条野伝平西田伝助落合幾次郎創刊し東京最初日刊紙当初浅草茅町現在の浅草橋駅近辺)の条野の居宅から発刊したが、2年後銀座社屋建てて進出雑報入りの「新聞錦絵」が東京土産として話題呼んだ1873年明治6年)、岸田吟香入社し平易な口語体雑報が受け大衆紙として定着するも、1874年明治7年入社と共に主筆就任した福地源一郎社説創設してから、紙面一新政府擁護論陣を張る御用新聞となり、自由民権派政論新聞対抗した。この時に校正主任として招かれたのは、語学者で福地とともに遣欧使節団に加わった経験のある市川清流である。 1877年太政官正院文書局と官報前身の「太政官日誌」が廃止されたことから、同新聞の「太政官記事」、「広報」の官報機能代行する態となった。1880年明治13年)頃から政府批判高まりとともに御用新聞」との批判強まったが、その後1883年太政官新たに文書局を設置し官報刊行開始している。 1888年明治21年)、社長交代契機論調中立路線転換し大幅に部数伸ばすが、1891年明治24年)に長州藩閥の機関紙化し、再び政府寄りとなる。その後伊藤博文井上馨三井財閥支援を受け、1904年明治37年)には三菱財閥により買収加藤高明社長に就任する経営不振打開されず、1911年明治44年)に『大阪毎日新聞』(おおさかまいにちしんぶん)の社長本山彦一が『東京日日新聞』を買収して東京へ進出した。 『大阪毎日新聞』は明治初期には政治色強かったため経営上振るわなかったが、1889年明治22年)から穏和な論調転換広告収入増加もあって『朝日新聞』と並ぶ近畿有力紙となっていた。 第一次世界大戦の勃発他紙先駆けて報道ロシア革命報道レーニン会見でも注目を集めるシベリア出兵には慎重論をとり、国内問題では米騒動などの社会問題取り上げ普通選挙運動にも賛成立場をとったが、同様の論調をとる東西朝日新聞』と覇権争い全国的に繰り広げたこうした動き結果的に両社発展つながったと言える業績回復した東京日日新聞』は、大正期には東京五大新聞東京日日新聞報知新聞時事新報國民新聞東京朝日新聞)の一角数えられ1923年大正13年9月1日発生した関東大震災大毎バックでこれを乗り切った震災報道では朝日陣営後手回ったが、報道そのもの東京日日の方が評価高かったとされる1926年大正15年12月25日には光文事件失態犯すこの後東京新聞界は大阪資本朝日東日二強体制となり、1929年昭和4年)には『國民新聞主筆徳富蘇峰移籍1936年昭和11年)には『時事新報』を合同した1939年昭和14年)、東京有楽町完成した新社屋には当時東京でも珍しいプラネタリウム東日天文館」が設置され壁面には電光ニュースがまたたいた太平洋戦争大東亜戦争)が始まった1941年12月8日朝刊では、「東亜攪乱英米敵性極まる」「断固駆逐一途のみ」の見出しで、主要紙では唯一開戦スクープした戦争中他紙と同様、戦争翼賛報道行った1943年昭和18年1月1日東京日日新聞大阪毎日新聞新聞統制により題字を『毎日新聞』(まいにちしんぶん)に統一編集機能東京集約した明治初期から長年続いた伝統ある「東京日日新聞」の題字は一旦消滅した。(以降毎日新聞参照。)

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東京日日新聞」の記事における「現・毎日新聞」の解説

1872年3月29日明治5年2月21日) 『東京日日新聞』、東京浅草日報社から創刊1875年東京日日新聞』、新聞個別配達実施1876年 日報社、『中外物価新報』の印刷発行三井物産から請け負う1911年 大阪毎日新聞社日報社を合併(『東京日日新聞』と『大阪毎日新聞』の題号それぞれ変更せず)。大毎発行の『毎日電報』を『東京日日新聞』に吸収させる東京日日地紋模様や「余録等を継承)。 1926年12月25日 大正次の元号を「光文」と誤報光文事件)。 1936年12月25日時事新報」を合同1943年1月1日 東西異なっていた題号を『毎日新聞』とする。編集機能東京集約統合した

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