従軍記者・吉川英治とは? わかりやすく解説

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従軍記者・吉川英治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 20:36 UTC 版)

三国志 (吉川英治)」の記事における「従軍記者・吉川英治」の解説

幼少時から三国志好きであった吉川英治にとって、自ら三国志ものを執筆する契機となったのは昭和12年1937年7月勃発した日中戦争支那事変)である。開戦翌月吉川東京日日新聞現毎日新聞)の特派員として天津北京などを歴訪した。帰国離婚再婚挟み翌年には再び「ペン部隊」として中支那派遣軍従軍し長江を溯り、漢口作戦に従うなど、再度中国各地を旅歩いた。このときに大陸巨大な風土悠久歴史の流れ胸を打たれ吉川は、三国志執筆への意欲をかき立てられていく。これらの体験は、本文冒頭黄河流れ描写などにも生かされている。 なお、吉川英治原典である『三国志演義』のみを原作として執筆したではなく湖南文山の『通俗三国志』を元に執筆していると思われる。なお、『通俗三国志』は今日知られている原典『三国志演義』ではなく、それよりも古い形態である所謂"李卓吾本系"を底本としたと考えられており、原典にはないエピソード中には現在の原典では削除された古い形態流れを汲むもの(吉川創作ではない)部分存在している。 「三国志演義の成立史」も参照

※この「従軍記者・吉川英治」の解説は、「三国志 (吉川英治)」の解説の一部です。
「従軍記者・吉川英治」を含む「三国志 (吉川英治)」の記事については、「三国志 (吉川英治)」の概要を参照ください。

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