架空の兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 05:32 UTC 版)
「エリア88の登場兵器一覧」の記事における「架空の兵器」の解説
地上空母 ジュゼッペ・ファリーナが使用。ロケットを発射台まで移動させるクロウラーと呼ばれる大型輸送車を改造し、飛行甲板を設置したもの。動力は原子力。作中でのサイズ描写や後述する搭載機の具体的な数字、そして艦載機を運用する上での必要な設備と滑走路を考えると、かなりの数のクロウラーを繋ぎ合わせて建造したことが伺える。砂漠に潜ってカムフラージュを施すこともできる。カムフラージュ時には移動できなくなるが、射出したレーダーの子機で上空監視を行い、ミサイル攻撃も可能。水上艦と違い冷却性能に劣るのでコンピュータと原子炉冷却のため、カモフラージュ中は大型冷却ダクトを砂の上に出して強制廃熱を行っている。 搭載機は下記の無人戦闘機など。搭載可能な機数の上限は不明だが、88との最終決戦時に地上空母の副長と乗組員との会話で「30機以上上がっている」との発言があることと、それ以前の戦闘でもかなりの数の艦載機を失っていることから、相当な機数を搭載可能なことが推測できる。 発艦は水上空母同様カタパルト利用、着艦もアレスティング・フックとワイヤを使用する。潜砂する関係上か甲板上に駐機機体を置いていないのでアングルド・デッキは装備しておらず、発艦位置と着艦位置は第二次大戦時の空母のような直線的なレイアウトとなっている。少なくとも飛行甲板軸後部にインボード式エレベーター1基を装備、艦体後端中軸に装軌装甲車両2台横並びで出入り可能な規模の出入口がある。 エリア88との最終決戦時、甚大な人的被害を与え、原子炉を使っていたが故の偶発的な悪足掻きで基地を使用不能にできたが、結局エリア88の傭兵たちの猛攻を正面から耐え抜くだけの力はなく、大破した末に潜航機能が仇となって砂漠の地下深くに沈んだ末の地圧で艦体がひしゃげて原子炉が誘爆し、跡形もなく吹き飛んだ。 カプコンのアーケードおよびスーパーファミコン版ゲームでも「ファリーナ地上空母」という名称で砂漠のステージボスとして登場し、4基のミサイルポッドからの攻撃と2箇所のカタパルトから無人戦闘機を多数発進させてプレーヤーを攻撃してくるが、ミサイルポッドとカタパルトは破壊できる。 無人戦闘機(UCAV) F/A-18などを改造し、専用無線アンテナと自動操縦装置を装備したもの。操縦席に搭載されたそれは、映画『ショート・サーキット』のロボに似ていた。地上空母の搭載機でIFFによる識別で空母内の大型コンピュータからの完全自動制御で戦闘を行う。エリア85のヘリ部隊に大きな損害を与えるが、しょせんプログラム以上の空戦行動はできず、歴戦のエリア88の傭兵達にも抗しえず、決戦時にはほぼ全滅に近い被害を受けた。シンとミッキーは地上空母からの脱出時にF/A-18を2機鹵獲し、自動操縦装置を外して自機として使用するが、整備中にエンジンに仕掛けられた自爆装置を整備員がエアソーでカットしてしまい爆発、ハンガー1つ全壊の上マッコイに重傷を負わせる惨事となった。 現実のF/A-18は当然無人戦闘機ではないが、かなり自動化が進んでおり「操縦時間よりコンピューターの操作時間の方が長い」と言われる。離陸時は完全自動制御、着艦も風向きによるが自動操縦で可能である。 グランド・スラム 巨大なドリルを装備し、300tの高性能爆薬を積んで地中を掘り進み、目標の直下で爆発する超大型ミサイルというより、むしろ一種の「地底戦車」といえる。速度は遅く射程距離も長くないが、地中を進む間は迎撃が非常に困難。地上空母から発射され、エリア88の主滑走路を使用不能にした。タイマーと各種感知センサーを搭載しているらしく、搭載炸薬とサイズを考えると総重量1,000トンを超える化け物と見られる。 第二次世界大戦時、イギリス空軍によって用いられた航空機搭載用大型爆弾として同名の兵器が使用されており、名前はこれに由来するとみられる。ガイナックスのCD-ROM「新谷かおる Art collection」での作者インタビューによれば、『宇宙戦艦ヤマト』のドリルミサイルが元ネタ。 エリア88のほかにアスラン首都へ向けても発射されたが、この第2弾は事前の調査不足から武器商人オライリーの所有する鉱山を通過し、そこに廃棄されていた違法な産業廃棄物にさらされて、恐らくは信管系統が腐食したことにより機能不全に陥り、不発に終わった。 対空地雷T10 使い捨ての対空ミサイル発射筒を地中に埋設しておき、飛行機が上空を通過するとミサイルを発射して撃墜する。スティンガーのような携帯型ミサイルランチャーを改造したものと思われる。発射筒ユニットには埋設のためのドリルが装備されている。地表には発射機も戦闘車両も見えないため、不意討ちに最適である。 マッコイいわく、数年前に武器業者の間で話題に上ったが、敵味方無差別に攻撃するうえ有効射程はわずか500メートル程度と性能が限られており、実用にならないとされていた。しかしプロジェクト4によって実戦投入されたものは、エレクトロニクス技術の発達によって十分な実用性を獲得しており、味方識別信号を発信している飛行機には反応しないようになっており、ミッキーが対空地雷の攻撃を避けるために「思い切って10,000(フィート:約3,000メートル)まで上がるぞ!」と発言しているため射程も向上していることが判る。 設置も簡易で、運用性にも長けた兵器としてシンやミッキーを苦しめた。 表 話 編 歴 エリア88登場人物風間真 その他エリア88の登場兵器一覧 - エリア88 (架空の基地) - 新谷かおる - 小学館 - 少年ビッグコミック - ぴえろ - グループ・タック
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