架空の動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:45 UTC 版)
実在しない動物の剥製もある。たとえば人魚の剥製とか、鼻行類の剥製などが実際に存在する。これらは、古くから伝えられた由緒正しいものもあるが、普通は他の動物の部分を継ぎ合わせて作られたものである。人魚の剥製は日本でも例があるが、サルの上半身に魚を継ぎ合わせたものである。アフリカで野生動物を狩ることが普通に行われた頃には、獲物を大きく見せるために複数個体を継ぎ合わせたりすることがあったらしい。 このような事実があったために、カモノハシの発見の際には、もたらされた標本が信用されなかったという。例えばカワウソのような動物にアヒルの様な鳥類の嘴を継ぎ合わせたと疑われたらしい。当時はDNA鑑定などの技術も存在しておらずこの様な方面から真偽を調べる事もできなかった為、剥製標本を見ただけでその真偽について簡単に判断する事はできなかったのである。 架空では無いが、極楽鳥(オオフウチョウ)においては、飾り羽を他の極楽鳥から移植し、3羽分程度の飾り羽で派手に見せるのが普通である。
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